![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/115398675/rectangle_large_type_2_69882e616e2bf024abad09ce9a961fbb.png?width=800)
詩:0010 じぶんの意思で動かせるのはこの身体だけ
天ぷら揚げた
あぶら漉して
まだアツアツ
冷えかたまった
あの「ウチら結婚しているようなもんやで」
か
うちわの柄をおりました
ヲタクもおりました
頬と腕のヤケドあとは
盛りつけのとき気づきました
わたしが わたしたちが
人間はもとめてなかったから
嗚呼
人間じゃなきゃ結婚できないよね
心だけでもキミを信仰していた
「このアジフライさ ソースかけていい?」
「うん」
アジフライはただのあぶら
冷凍ポテトフライも追加
じぶんの意思で動かせるのはこの身体だけ
他人のヤケドを負う義理はない
嗚呼
ある男の妻でも
離れていくキミを手放したくない
いや
捨てたい
グッズ以外も見えないなにか
より一層のご活躍はお祈り致しません
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?