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俵山の盆踊り、今年は8月13日と14日

盆踊りが終わると夏が終わった、宿題しなきゃって感じがしませんか。

 盆は遠く離れた家族が実家に集まる。俵山は湯治場で栄えた温泉地なので、昔は長居するお客が多かった。その数日は田舎道を歩く人が増えて、祭り会場に見かけない顔がこぼれ落ちる。拙者の父は兄弟が多く、幼い頃は大阪あたりから親戚が大勢戻り、狭い本家の居間はごった返していた。おじさんは飲みほうけ、おばさんたちがお酌を繰り返す。兄妹従妹は離れた部屋に陣取り、お盆にありがちなホラー(主にドラキュラだった)かブルースリーのカンフー映画をテレビ鑑賞。時おり、宴会場の酔っぱらったおじさんから呼び出しがかかり、歌を披露しておひねりを貰う。楽しかった。酔っぱらいを眺めるのも面白かった。非日常な夜の時間にワクワクしていた。知らないおじさんじゃないしね、親戚だから無茶ぶりはされない。いつまでも宴会が続いて欲しい、明日も宴会やらないのかな。でも、毎年、盆踊りが幕引きだった。だから、個人的に盆踊りは好きじゃない。賑やかな夏の終わりなのだ。

 前振りが長くなりました。感傷的で否定的なお話しのあとに紹介するのが心苦しい。夏祭りをふたつ案内します。

俵山温泉納涼祭 8月13日

 例年15日開催だった。これを13日に移した理由は子どもたちのため。Uターン地区出身者は15日に俵山を離れる。だから納涼祭を見ることができないのだ。里帰り初日から飛ばす。納涼祭が楽しい田舎の一役を買います。

木津盆おどりの夕べ 8月14日

 夏が終わるの嫌だ~。拙者みたいな子どももいるでしょう。湯町納涼祭の翌日は、木津の西念寺でお祭りがあります。古くから木津地区は西念寺で盆踊りを行ってきました。この祭りの特徴は、住職の法話を聴く時間を設けていること。賑やかさと厳かさが重なった夏祭りです。


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