死んだおじいちゃんにも孫の顔を見せたかった

「死んだおじいちゃんにも孫の顔を見せたかった」
TVで一般の方がそんなことを言ってました。
おじいさんはなにかの災害で亡くなったようです。
それで思い出したことがあります。

数年前、友人のBさんと二人で食事をしていた時です。
Bさんはご主人を急病で亡くされて
娘さんと母親と暮らしていました。
私は体脱の話から、ご主人に会ってみて良いかBさんに訊くと
半信半疑ではあったけど快諾してくれました。

その頃は私もいろいろ経験したかったので
家に帰ると体勢を整えて、しっかりあの世に行って
ご主人にお会いしてお話をしてきました。
ご主人が語ってくれたBさんとの楽しかった日常のエピソードなどを
30分ほどメモをとりながらお話しを聞いて、身体に帰還しました。

いろいろお話ししてくれた中で
何のことかわからない事が二つありました。
後日Bさんに報告しながら、そのことを訊くと
一つは、ご主人が美しい打掛のような着物に
手を通して広げて私に見せます。
Bさんにはすぐわかったようで
これはお嬢さんが来年成人式なので着物を新調しようか
それとも自分が成人式に着た着物を着てもらおうか迷っていたそうで
自分の着物は打掛のようだったので
ご主人はBさんの着た着物を着てほしかった
という意味なんだとわかりました。

二つ目は、突然かわいい赤ちゃんが出てきてびっくりしましたが
目がぱっちりしたカワイイ赤ちゃんでした。

画像1

Bさんが言うには「これから生まれる赤ちゃんだと思う」と言います。
お嬢さんには恋人がいて「いつかは一緒になると思う」
ということだそうです。
でも、それから本当に結婚して
赤ちゃんが生まれてきたのは何年も後でした。
亡くなったご主人は赤ちゃんが生まれる前から
赤ちゃんをみていたわけですから
TVのニュースの亡くなられたご主人も
あの世で先に会っていたことと思います。


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