【Shadowverse】底辺マスターの環境レポート

こんにちは。うつせみといいます。
今回は環境レポートという形でのnote投稿になります。
本リリースから1週間が経った今の環境を個人の所感で連ねていこうと思います。

環境最初期

Shadowverse環境最初期と言えばアグロ。
そう相場が決まっていますよね。
今回の環境もその例に漏れず最初期は2種類の早いデッキタイプが流行しました。

プレリリース時点から騒がれていたアグロネクロ。
そしてアミュレットビショップですね。
アグロネクロに関しては多くは語らなくていいと思います。
今回のメインテーマである乗り物を上手く駆使し高速で打点を叩き込み20点を削りきるデッキタイプでした。

もう1つのアミュレットビショップは結晶を上手く使い場にアミュレットを並べ新レジェンドであるセリーナの効果を最大限活用するデッキです。
セリーナのファンファーレで加わるヘイブンファイアは盤面除去とリーダーへのバーンを兼ね備えたカードであり、またアミュレットが割れた数によってダメージを伸ばすパニッシュメントスナイパーも強力で大体7ターン目くらいにはリーサルをもぎ取れるデッキタイプだったと言えます。

守護ビショップ

そんなアグロ環境に待ったをかけたデッキは毎回強化されてはイマイチなカードしか貰えない守護ビショップでした。
しかし今回は違います。
新規追加であるレジェンドのラミエルとアンヴェルトによって圧倒的安定感と盤面処理を実現したのです。
また守護の数だけドローできるホーリーエンチャンターによりハンドの枯渇が無くなったことも大きな要因でした。
本リリース2日目の出来事です。

対守護ビショップ

さてビショップ環境というのは忌み嫌われるものです。
というのもビショップのクラス特性上遅延に優れており、本格スマホeスポーツであるShadowverse、そしてそのプレイヤーからは嫌われても仕方ないのです。
ラストワードを消す消滅効果。
圧倒的守護と回復の多さ。
もう嫌われる要因しかないですね、はい。

さて、話は戻して界隈では対守護ビショップの研究が進んでいました。
そんな中台頭してきたのがプレリリースで少し話題になったコントロールネメシスです。
早くて後攻8ターン目のリーサル。
これは相手に殴らせて勝つ守護ビショップのカウンターとなり得る存在でした。
瞬く間に環境上位に上がってきたコントロールネメシス。

それと時期を同じくして進化ロイヤルも環境に名乗りを上げました。
進化ロイヤルは研究が終わったという理由ですね。
まずはコントロールネメシスについて話していきます。
新カードのカプセルホムンクルスと既存カードのラグナアウェイク。
そしてディメンションドミネーターの3種類で成立するワンショットは多くのプレイヤーを魅了させました。
コンボ要求枚数が少ないということはそれだけ他に割くリソースを厚くしていいということであり、メタクラスでもあるネメシスにはそれが行えるだけのカードプールがありました。
こうして理不尽とも思えるワンショットが環境上位に上がりました。
ミラーマッチで後攻有利になる稀有なデッキです。

進化ロイヤルは新カードのバニー&バロン、カースドクイーンナハト・ナハトの扱いに困っていました。
しかしそこは大人気クラスロイヤル。
世のロイヤル使いが研究を重ねバニー&バロンは採用せずナハト・ナハトを3枚採用する形で落ち着きました。
こうして研究を終えた進化ロイヤルは前環境のパワーを受け継ぎ、更なるパワーアップを得て環境に上がってきました。
個人的にバニー&バロンが不採用の理由について考察するとロイヤルには圧倒的リーサルウェポンであるゼルガネイア猛虎があり、中盤のゲームメイクはあくまでもゼルガネイア猛虎をするための繋ぎでしか無いわけです。
となると採用されるべきは中盤のゲームメイクを支えられるカードであり、デッキ名にもなっている「進化」を稼げるナハト・ナハトであると考えます。
バニー&バロンも確かに中盤のゲームメイクを支えることは出来ますが単体除去であり、縦には強くとも横には対応出来ないカードでありました。
また縦に強いカードはゼルガネイアというリーサルウェポンながら素で出しても強いカードがあったため不採用となったと思うわけです。
こうして対守護ビショップのデッキが環境に出てきた訳ですが、もう1デッキ記述しておきたいデッキが存在します。

それは清浄の領域ビショップ。
正しくビショップ、ビショップとはこうあるべきだを体現したデッキタイプでやることは至極単純。
清浄の領域の効果で盤面を取りながらラーでひたすら耐え最後はゼルガネイアでリーサルにする非常にビショップらしいデッキタイプでした。
清浄の領域の効果はターンごとの制限はありますが盤面除去、4/4出し、+2/+2守護選択不可付与というやりたい放題なもの。
そしてこれを回復というビショップが得意な形で行うデッキタイプは非常に厄介でそして強かったです。
リーサルプランは前述した通り前期の後半に台頭したコントロールビショップのまんまであり、そのコントロールビショップをより遅延性能を高めたデッキタイプと言えます。
これら3デッキは違いはあれどどれもが守護ビショップのカウンターとなり得る存在でした。

対ロイヤル、対ネメシス

さらに環境は進みます。
今期の特徴はそのメタ変わりの速さにあると思います。
インフレパックと言われるパックであり、どのクラスも既存軸のカードパワーを高め、新軸にもかなりのカードパワーを割いているため非常にカードパワーのインフレが進んでいます。
Shadowverseの傾向として強いカードにはより強いカードで対抗するという物があり、それを象徴するようなパックにも感じます。

さて環境は増えすぎたロイヤルとネメシスへの対策に追われていました。
個人的な感想にはなるのですが今のロイヤルはかなり嫌われていると思います。
先攻ゲーを象徴する存在であることもその理由だと思いますがとにかくやることなすこと不愉快なんですね。

そんなロイヤル、ついでにネメシスに対抗すべく練られたデッキが秘術ウィッチ、所謂リンクルキャルウィッチです。
正直何がロイヤルとネメシスに強いのか分かってませんが勝手に語ります。
このデッキの特徴はロングゲームをするデッキのカウンターという点です。
早いデッキには弱いものの秘術の力を使い盤面処理に長け、中盤から終盤にかけてのゲームメイクをキャル1枚で返すその動きは多くのプレイヤーが嫌う動きだと思います。
逃れられない死。
たった2コストスペルで毎ターン最大体力が減らされる恐怖。
グリムバースト!などと叫びながらさらに10点削り取るキャルちゃんはさながら☆6のキャル。(それはもうアビスバーストなのでは?)
まあとにかくやることなすこと全てがクソみたいなデッキです。
実はこのリンクルキャル、環境最初期のアグロデッキには弱いもののその他のデッキに対してはどれも強く出られたこともあり直ぐに環境上位陣に噛みつきました。

そんなリンクルキャルウィッチの裏でこっそり隙間産業をしていたのが異形ロキサスt自然エルフ。
このデッキがどういうデッキかは説明を省きますが(1つ前のnoteで軽く解説済み)とにかくバフして疾走を叩き付けるデッキです。
デッキの性質上守護ビショップが多かった時期には活躍しませんでしたが着実に研究が進み、さて今から環境上位陣の脇腹に噛み付こうかとしている最中でした。

更なるメタの加速

【悲報】異形ロキサスt自然エルフ死亡のお知らせ【3日天下】
まず端的に申し上げるとメタが更に進んだことによりトリニティネクロが増え、エルフちゃんの隙間産業が終わりました。
環境では勝てません、さようなら〜。

まあそんな冗談は置いておき、更にメタが進み前述したトリニティネクロが出現しました。
これは非常に柔軟性の高いデッキでバーンによる勝ちを狙ったデッキでありつつボードを取る力、空中戦にも対応出来る面白いデッキタイプです。

一般的な流れはバトルキョンシーガールによる墓場稼ぎとボード制圧を狙いつつ7ターン目までにグレモリーを直接召喚し、そのグレモリーの効果で新レジェンド、トリニティモンスターズを着地&PP回復させるというデッキです。
またラストワードを持つカードが多いためトートと相性も良くミルティオトートワンショットも狙えるデッキになってます。
前々述したリンクルキャルウィッチは大型ダメージ、大型バーンには強いものの回復リソースは少なく小型ダメージ、小型バーンを重ねられると辛い傾向にあったため再びネクロが環境に舞い戻った形になります。
現在のメタはこのトリニティネクロになり如何にしてこのデッキに対応していくかが肝になります。

そんな中オススメしたいデッキがAFネメシス。
前環境の環境上位デッキでありながら長らくAFネメシスを支えてきたアーティファクトリメイカーとマグナジャイアントがスタン落ちしたデッキでもあります。
そもそも今回のこの記事を書こうと思った理由がこのデッキにありますけどね。

AFネメシスファンボーイの私はAFネメシスが大好きです。(ミュニエは嫌い)
新カードのジャスパーで落ちたカード分を補いつつ更にパワーアップを果たしたのがAFネメシス。
やはり世の中には天才がいるんですね。
ジャスパーの有用性にいち早く気が付きリペアを完成させました。
ジャスパーは現状のローテでコロニーしか生成札のなかったゴーレム2種を1枚で直接場に出すことの出来る札であり、これは2ターン目にコロニーを着地しなくてもいいということにつながります。
AFネメシスは破壊されたAFの種類で打点が上がるクラスであり、コロニーはリーサルウェポンでありながら打点を伸ばすためには非常に重要なカードでした。
今までの黄金ムーブは2ターン目コロニー3ターン目ゴーレム4ターン目ロボティクスユーザーゴーレムでありこれが出来ないと厳しいところはありました。
またコロニーは2ターン目におけないと置くタイミングを見失うカードでもあったので取り扱いに困る札だったわけです。
なんせ結晶で使わないなら9コストですからね。
そりゃハンドで燻るもんです。
そんなコロニーに頼らずゴーレム2種類を場に出すことの出来るジャスパーは革命であり救済でした。
皆さんご存知の通りAFネメシスは盤面勝負が強いタイプでありこれからの環境でAFネメシスが増えるのかなーと思っています。

これからのメタゲーム

さて最後になりますが基本環境は上位クラスと下位クラスに分けられます。
それは今回の環境でも同じで上位クラスはロイヤル、ネメシス、ネクロ、ビショップの4クラスであり残りのクラスは下位クラスだと私は思っています。
じゃあそんな下位クラスはメタゲームに参加できないのか?というとそうではありません。
ウィッチのリンクルキャルがそうであるように環境次第では環境上位に躍り出ます。
そんな下位クラスのお話をしたいと思います。
まずはウィッチから。
ウィッチは前環境でも猛威を奮ったルーニィクオンを抱えるクラスでありながら環境に姿を現しません。
これはおかしな話であり、マナリアの偉大なる研究というパワーカードが落ちましたが環境に姿を見せないのは不思議ですよね?
環境に出てきてない理由はやはり研究が終わっていないということが挙げられると思います。
まだ試行錯誤の段階なのかなと思っています、はい。
最近はマーシャルゴーレムをアクセラレートで使ったりしていますがもっと別にあるんじゃね?って思ってますね。

次にエルフ。
前述しましたが少しだけ環境に噛みつけそうでした。
まあ無理でしたが。
隙間産業と言いましたがエルフは昔からそうなので今期も同じだと思います。
本当にパワーを持つのは来期かなって言うのが予想です。
今回のパック、エルフ的には耐えのパックなのでしばらく目立った話題は聞かないかもしれません。

次にドラゴン。
こちらはドラゴニュートスカラーが落ちたのが痛手でかなり苦戦を強いられていますが、それ以上にキツイ理由は盤面勝負にディスカードが負けることですね。
近頃の環境は盤面で強く戦うデッキが多いためディスカードドラゴン側の盤面勝負が追いついてない、そんな印象を受けます。
しかし新カードの万華の鳳凰によって庭園の力を取り戻したドラゴンは少し環境が変われば化けると思います。期待したいところです。

最後にヴァンパイアですね。
あまり目立った話題を聞きませんが既存軸の背徳バアルには大幅な強化がなされ、他の軸も強くなっていると思います。
また現在の環境はトリニティネクロがトップだと勝手に思ってるのですが、そのトリニティネクロに対して不利を取らないという意味でもバアルヴァンパイアはいつか環境に上がってもおかしくないんじゃないかなと思ってます。
まあただ自分の引きに大きく依存し、引きが強けりゃ勝ち、弱けりゃ負けるので安定はしないでしょうがね。
環境で戦える早いデッキではあるのでこちらのデッキも期待したいところです。

最後に

さて下位クラスのデッキもどれもパワーがあり、正直メタゲームは加速する一方だと思います。
またプレイングがゲームに与える影響も大きく、よりeスポーツらしくなってきたのかなと感じます。
このメタゲーム環境、正しくカードゲームの醍醐味みたいな環境であり、勝てる人は運だけではなく実力が一定数あるのかなと思っています。
実力をつけるには数をこなすこと、限られた時間で最適解を見つけることが大事なのでたまにTwitterで転がっているリーサル問題を90秒で解けるか挑戦してみてはいかがでしょうか?

ここまで読んでいただきありがとうございました、私はまたランクマの海に潜るのでここらで筆を置かせていただきます。

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