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Dublinでケンブリッジ英検FCEの受け方

ケンブリッジ英検とは?

 ケンブリッジ英検とは、英語を母語としない人が英語の能力を測定するための検定の一つで、イギリスのケンブリッジ大学によって実施されています。また世界中の多くの教育機関や企業で認められており、英語を使う場面でのコミュニケーション能力の証明として広く認知されています。

 試験ではリスニング、リーディング、スピーキング、ライティングの4つの技能を測定し、それぞれのスキルについて点数を与え、合否判定の結果を出します。

英検のレベルは、ヨーロッパ共有の言語能力判断基準であるCECR Levelに基づいた以下の5つのレベルがあります。

  1. KET (Key English Test) … A1

  2. PET (Preliminary English Test) … B1

  3. FCE (First Certificate in English) … B2

  4. CAE (Certificate in Advanced English) … C1

  5. CPE (Certificate of Proficiency in English) … C2


受験方法

 今回受験したのはケンブリッジHPで紹介されている下記Dublinのテストセンターでcomputer basedで受験しました。


①テストセンターのBook画面開き、「A. Cambridge main suite」を選択

②受けたいテストを選択。今回はFCEの「computer base」を選択

③試験日を選択。

➃時間を選択。
(実際のテストは8:45からではなかったため、便宜的なものかもしれません)

「Delivery of your Certificate to your home after the exam.€10.00」は何かわからないため、分かったら追記します。

⑤必要情報を入力し、規約を読んでチェックを入れ、「Pay Now」をクリックする。


⑥※この後のは次回登録作業をしたときに追記しようと思います。

 この後登録が完了すると、登録メールアドレスに文面と支払金額の明細が届きます。そして試験日の1週間から10日前くらいに、試験会場と試験のスケジュールが届きます。

詳細が1週間前になっても届かない場合

 急いでテストセンターに連絡しましょう。

 私の場合は1週間前になっても詳細が届かなかったため、急ぎテストセンターに連絡しました。朝メールを送って昼過ぎになっても返信が無かったため、改めて件名に「【urgent】」をつけて送ったらすぐ返ってきたため急いでいる場合はつけた方がいいと思います。

サンプルメール

computer baseはどんな雰囲気

 私が受験したテストセンターでは「paper base」と「computer base」の二つがありました。

 去年の12月にGCIでpaper base版と思われる試験を受験したことがあり、paper base版はReading、Writing、Listening、Speakingの各テスト毎に問題用紙と解答用紙を渡されて解いていくものと思われます。

 今回挑戦した「computer base」は、PCに入力して解いていく形式になります。

 試験会場に行くと会議室に連れていかれます。そこにはたくさんのPCが設置されており、そこに受検者が集められてPC1つに対して1人の受検生が座らされます。PCとPCの間にはシートで遮られており、隣が見えないようになっています。

 Reading、Writing、Listening、Speakingの順番でテストがあり、その内Reading、Writing、Listeningはその割り振られたPCを使って問題を解きます。その後部屋を変えてSpeakingテストを行い終了です。

実際の当日のスケジュール

Reading、Writing、Listeningの様子

 基本的にReading、Writing、Listeningも同じような作業をするので、今回はReadingを例に説明します。

 Readingのテストが始まったら、まず紙が1枚渡されます。そこにテスト名(今回の場合Reading)、自分の名前、ログイン番号、パスワードが記入されています。そしてそれをPCに入力しログインします。

 ログインしたら急にテストが始まるということは無いので安心してください。その後テストには関係ないアンケート画面があり(今回は全部スキップさせられました)、その後きちんとした単語は忘れましたが「START」というボタンがある画面に来ます。

 そして試験官から説明があり、「START」を推して下さい、と言われてテストスタートです。

 スタートを推したら下記Youtubeの様に問題を解いていきます。


 computer baseでは画面上に残り時間が表示されます。数字が0になったらテスト終了で、勝手に画面が切り替わります。そして次のテスト、今回の場合はWritingのテスト名やログインID、パスワードが書かれた紙が渡されてReadingテストと同様にテストを進めていきます。

 因みにこれは私の推測ですが、多分その会場にいる全受験者が同時に始められる様に最初の問題が表示される瞬間はシステム調整されており、テストの終了は全員同じになるようになっています。なので私みたいに動作がトロイ人でも、ちゃんと皆と足並み揃えて終わることができるので変な心配は必要はありません(笑) 

Speakingの様子

 Reading、Writing、Listeningが終わったら部屋を変えてPCの無い会議室でSpeakingテストをしました。

 パスポートと写真を撮られ、下記の様にテストをしました。
Speakingのテスト方法自体はpaper baseとあまり違いが無かったように感じます。

 SpeakingテストはDublin在住とそれ以外の受験者でテスト日が違うようで、Dublin在住は前日にSpeaking行われ、Dublin以外在住の受験者は他テストと同日に行われているようでした。Dublinに泊まったり何回も来なくていいのでありがたいですね。

 しかしDublin以外在住は、私以外だと2人しかいなかったため、もし自分しかいなかった場合はどういう対応になるのか気になるところです…。

computer baseのメリットとデメリット

 去年12月にGCIで受けたpaper base版とは形式がだいぶ違ったのでせっかくなのでメリットとデメリットを残しておこうと思います。

<メリット>

  • ペンを持っていく必要が無い

 paper base版は解答用紙に書き込む必要なため、シャーペン消しゴムとボールペンが必須になります。ボールペンはWritingで使用します。壊れた時のことも考えると複数ペンを持っていく必要がありますが、computer base版はそもそも持ち込み不可なためそういう忘れ物の心配がありません。

  • テスト中の塗りつぶしが必要ないため時間短縮

 paper base版はマーク式回答があるのですが、computer base版は選択するだけでいいので、塗りつぶしの時間が短縮できて気楽です。

  • ハイライト機能が分かりやすい

 computer base版は問題文を範囲指定して右クリックするとハイライトで黄色くすることができます。paper base版もシャーペンなどでハイライトできますが、computer base版は黄色くできるのでより分かりやすいと感じました。

  • Listeningが聞き取りやすい

 一番感じたメリットです。computer base版ではヘッドフォンで音源が聞けるため、滅茶苦茶クリアに音源を聞くことができます。去年12月に受けたpaper base版は大きな会場になって音質が悪くなったせいか私だけでなく友達も難しかったとのことでした。これは良い意味での誤算でした。次回は去年の12月の様なpaper base版を受けようと考えていたのですが、このListeningのことを考慮して、次回もcomputer base版を受けていいかもと考えています。

<デメリット>

  • メモを取るのが難しい

 メモを取るのが本当に難しいです。問題は二つあります。まずペンの持ち込みが出来ないため、computer base版に搭載されているメモ機能を使う必要があり、メモをするために無駄な動作をしなければなりません。更に致命的な問題として、キーボードやPCが日本語入力に対応されていないため、下記の様なローマ字でのメモになり読みにくいです。

memo
konnna huuni nari sininsei nante nakatta wara

  • Writingで下書きができない

 paper base版でのWritingのテストではボールペンでの記入が必要なためか解答用紙とは別に下書き用のメモ用紙が与えられます。このメモを使ってアイデアや文構造を考えたりするので、それがcomputer base版では気軽にできないのは少し辛いなと感じます。

  • スペルが分からなくなる

 これは私の練習不足なのかもしれませんが、普段キーボードで英語を書かないため、スペルがわからなくなることが多々あります。もしcomputer base版を本気で挑戦するのであれば、キーボードで入力する練習もした方が良いと感じました。


 ということで、いかがだったでしょうか?英語を勉強するためにアイルランドに来ているかたも多いのではないかなと思います。自分の英語レベルがどれくらいか、語学学校に頼るのではなく自分でテストを受けに行くのも良い経験になります。もしその際にケンブリッジ英検を受けたいと思った際に参考にしていただけたら幸いです。

今日も一日ぶち上げ🎇\\\\ ٩( 'ω' )و ////

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