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小話「ザイルパートナーつったって何しとんのイグナトフ?」という質問を頂いたので経験則から考察しまーす!✨

大人気SF警察アニメ「psychopass」シリーズ最新作はシリーズ初の男性バディ「慎導 灼」と「炯 ミハイル イグナトフ」二人の監視官が主人公となっております。

あっ、そうそう、今回の記事はたぶんpsychopassシリーズを見慣れた方しか読まないと思うので細かい説明は省きます!
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今なら500円で見放題なので…😌

さて、灼と言えば、皆さま「メンタルトレース」を思い浮かべるでしょう!
統計、心理学、行動学、現場の情報、推理などによる論理の情報と、高度な他者への共感能力を駆使した精神のすり合わせから得る情報を合わせることで
「他人になりきり、精神を読み取る」技術です。

で、このメンタルトレースをしすぎると、他人の精神に潜りすぎて、自我を取り戻せなくなってしまったり、サイコパスが悪化するので、程よいタイミングを見計らって目を覚まさせる役目が「ザイルパートナー」。
このザイルパートナーをしているのが、灼の幼なじみの炯な訳ですよね。

灼のメンタルトレースに関する説明や描写は3期の間でたっくさんされたのでなんとなく概要は掴めてますが、
ザイルパートナーの方については「具体的にどんな事をしているの?」と言われると、ちょっと答えにくいですよね。

だってぶっちゃけ作中で炯がしてたのって灼に「雨は止んだ」って言ってだけですからね…(´;ω;`) 少ないよ制作さん…!

ザイルパートナーって誰でも出来るの?
「雨は止んだ」って言えば良いだけなら、誰でも出来るんじゃない?ってなっても仕方ない描写の少なさでしたが、

断言します。少なくとも今は!炯にしか出来ません!ニコイチさいこーーー!!!!!✨✨

ではざっくりご説明をば。

皆さま、ルーティーンってありますよね♪ 日常の決まりきった動き、習慣化された動作。習慣化された故に特別な意味を持つ動作。

この言葉が有名になったきっかけは覚えていますか?
そ、ラグビーの五郎丸選手がキックの前にやるあのユニークな構えが話題になったときですよね♪

あれの構えには、「緊張する場面で、平常時から行っている決まりきった動作をすることで精神を落ち着ける」効果があります。

人間は緊張したりパニックになると、基本的な事や当たり前の動作が出来なくなって、余計に焦ります。
だから意識的に習慣づけられた行動をとることによって、緊張したときに、落ち着いた気持ちを取り戻すように仕向ける事も出来る訳です!✨

漫画で言うと野球漫画の「大きく振りかぶって」で
毎朝練習前に、グラウンドに座って仲間と円になって手を繋いだまま瞑想をする、という訓練をしています。
コーチのセリフでこの訓練の意味が判明するのですが、つまるところ「普段から仲間と手を繋いだり瞑想をして気持ちを落ち着けるという習慣づけをしておくことで試合の時に同じ動作で緊張をとけるようにする」
という意味です!

あとバレーボール漫画の「ハイキュー!!」でもピンチサーバーの山口がサーブの師匠、嶋田さんから
「普段から非常口の緑のマークをみとくんだ。サーブ打つ前に手が震えたら体育館の非常口マークを探して、見るようにするだけで緊張がとける」と教えられています。

「7つの習慣」なんて本がベストセラーになっていたりと、習慣化や癖をつけるって、本当にメンタルには大きな意味がる訳です。

例えが長くなってしまいましたが、私が言いたいのは
たぶん、炯と灼も同じように「炯が"雨が止んだ。"と唱えたら灼の意識が戻る」習慣づけをしているのだと思う。と言うことです。

昔から相当に訓練を積んだのでしょう。
灼が軽いメンタルトレース状態になる→炯が合言葉の「雨は止んだ」を唱える→灼が意識を取り戻す
という、一連の流れを何度も何度も繰り返してだーんだん炯の言葉に、メンタルトレース下でも反応できるようになっていって…そして三期の時点では、もう炯に引っ張ってもらえれば戻ってこれるという風になったのでしょう!

皆さまも集中しすぎて回りの声が聞こえない、とか足がしびれてたのに気づかなかったとか経験がおありかと思います。
で、声をかけられたり肩を叩かれて戻ってくると。

灼はもっともっともっとがっっっっつり集中しちゃってて、炯はもう、肩たたくなんてものじゃなくて、こう、寝起きの人の枕元で大勢で和太鼓叩いて大騒ぎ!!! みたいな事してて…ってイメージですね笑

そのレベルの事を「雨は止んだ」でやっている訳です。
あの一言は、二人の努力と長年の絆あっての一言なのです。
めちゃめちゃ重い一言。 尊いですね…!✨✨💕

(炯が見きれてる画像しかなかった…😭)

余談ですが、灼がメンタルトレースをする際に「雨が降っている」と唱えるのも、恐らく習慣化の訓練の果てに、集中するきっかけの言葉として身に付けたものだと思います。これもルーティーンな訳です。

ただ、なぜ「雨が降っている」という言葉なのか。
そもそもなぜメンタルトレースの心象世界観はいつも雨が降っているのか。

篤さんが幼い灼の記憶を封印するために暗示をかけるシーンでなぜ
「彼らはそこにみんな静かに立っている。ぐっしょりと雨に濡れて、いつまでもひとつところに…」三好達治 大阿蘇

を灼に唱えたのか。

謎は依然として残されています。4期に期待!ですね♪

べるもっとでした!

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