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『牧野富太郎自叙伝』(牧野富太郎)

*2023年3月朗読教室テキスト アドバンス
*著者 牧野富太郎

朝ドラをこれまで観たことがなく、これまでも村岡花子を描いた「花子とアン」や広岡浅子の「あさが来た」、「暮らしの手帖」を創刊した大橋鎭子の「とと姉ちゃん」など、気になる実在の人物を描いたドラマは多くあってその都度観たい観たいと思っていたのが、いかんせん「毎朝テレビを観る」習慣がなくて、朝はバタバタしてハッときづけばもう昼に・・・(が365日続く)という状態。この4月からの『らんまん』は牧野富太郎が主人公と会って、観なければ観なければ観なければ・・・・!(がどうなったかは4月以降にお話しましょう)

牧野富太郎に関しては、個人的にとても印象深い思い出があります。2010年に北鎌倉で開催したブックアーティストである足立涼子さん(昨年末に「形の言葉」展でもご一緒させていただきました)の展覧会「ワルツ」で、四方をガラスに囲まれた会場(その周りは林になっていて、どこを向いても緑でした)に足立さんの本の作品が展示され、その中で私は牧野富太郎の『牧野新日本植物図鑑』を歩き回りながら朗読する、というインスタレーションをしました。
それまで「朗読ってなんだろう?」「朗読会ってどうすればいいのだろう?」と悩んでいたのが、このときの会をきっかけに道が拓けた気がいたしました。お客さんには歩きながら朗読する私を見てもらい、聞いてもらい、違う部屋に行ってしまっても朗読の気配を感じてもらい、自由に動いてもらう。自分としてもしっくりくる感覚があり、かつ「それでいいんだな」と捉えることができました。
余談ですが、私のWEBサイトの「朗読会」のページは、この「ワルツ」から始まっています(それ以前に開催したものは「それまでのこと」としてまとめてあります)。きっとあの「ワルツ」から自分の朗読家としての本当のスタートが切れたような気がするからです。

3月の朗読教室、アドバンスコースは『牧野富太郎自叙伝』より、かなり終わりの方を朗読します。
老翁のパワフルな言葉に、翁より若い皆様はきっと元気をもらえることと思います。どうぞお楽しみに。

3月のアドバンスコース

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