ダイエット、順調

ダイエットのために体重管理アプリを使い始めた。毎日の体重と食事をメモできるやつ。最初は体重のみ書き込むタイプのアプリを使っていたが、食事の内容も記録した方が間食への抵抗感が増すと考えて途中で別のアプリに変えた。いわゆるレコーディングダイエットってやつだ。

既に成果が出始めている。一キロは確実に痩せた。私の目標は七キロ落とすことなので大きな一歩と言えるだろう。

あと鶏肉と卵を積極的に食べるようになった。豚肉とかも食べた方がいいのかな?私は基本鳥しか食べない。いつも行ってる業務用スーパーで鶏胸肉が格安で手に入るのでそればかり食べてしまう。

そう、明らかに食事への意識が変わった。ちょっと前までは「とにかくなんでもいいから食べなきゃならない」という強迫観念に襲われてなんでもかんでも食べていたが、今思うとあれは異常だった。だって完全に食べ過ぎだったから。お腹が要求する量だけ食べればよかったのに。なぜそんな初歩的なことが出来なくなっていたのか。人生に対する飢餓感でおかしくなっていたように思われる。刺激が欲しかった。

しかしそれも再び恋で気が狂った今の私にはもう必要ないものだ。事実、現在食欲は落ち着いている。お腹が空いた時にだけ必要な分のみ食べられるようになった。いや、それが出来なかった状況の方がおかしいんだけれど。久々に食欲が安定していてホッとしている。去年は逆に全く食べられなくなったし。まともに食事ができるのって、幸せなことだ。

私の記憶が正しければ、去年全く食事が出来なくなる直前の私は食べても食べてもお腹が空いていた。そして欲望のままに食べまくっていたらある日尋常でない嘔吐きに襲われたのだ。そこから絶食が始まった。体重は三十七キロまで落ちた。生まれて初めてBMIが痩せ過ぎの域に達し、水を飲むことも辛くなった。仕事もできなかったので家の中でずっと横になっていた。横になっていても吐き気が酷かった。私は今ここで死ぬんだ、と死への恐怖に襲われる日々が続いた。

この症状は、病院で胃カメラを入れて、胃に何も問題がないことが発覚してから(原因がストレスであることがはっきり分かってから)徐々に良くなっていった。

当時の私が何をしていたのかというと、一年近く引きこもりでいたのに、急に仕事と習い事を同時に始めたのだった。突然激しく動き出した体に心が全く追いついていかなかった。しかも習い事の方でショックなこともあった。私は自分で立てたスケジュールに押し潰された。

同じ轍は絶対に踏まない。今は仕事も少しずつ様子を見ながらやっているし、「ちょっと休み過ぎではないか?もっと働けるのではないか?」と思うほどあえてシフトをセーブしている。そうでないとまた潰れる。仕事は焦らず徐々に増やしていくことを心がけて過ごしている。少しは無理できる体だったら良かったのに、と思うことも多いが、まあ、それこそ無理な話。私は私の精神と体と一生付き合っていかなければならないのだから、扱いも心得なきゃならない。


ちなみに家でやっている運動だが、ゲーム実況者のジャック・オ・蘭たんがリングフィットアドベンチャーをプレイして化け物のような声をあげている動画を流しながら家の中でジョギングをするとすごく楽しい。私も頑張ろうって思う。学校の体育で持久走をやらされる度に「何が楽しくてこんなことしなきゃいけないんだ……」と思っていた私が、今は笑顔で三十分間走り続けられるようになった。なかなか興味深い変化だ。ありがとう蘭たん。

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