見出し画像

『1%の努力』ひろゆき「最低限の努力で最大の成果を引き出す思考」

とにかく楽をしたい。少しの努力で、あとはだらだらしたい。ひろゆきさんらしい本の印象だ。日本では努力が素晴らしいといわれるが、この本の中ではむしろ努力はできるだけしない方がいいと書かれている。

ひろゆきさんみたいに、毎日映画を観たり、ゲームしたりしてだらだらしながら生活したい人はぜひ読んでもらいたい。毎朝、満員電車とかしんどいし、仕事に行きたくない。でも働かないといけない。そんな方は「1%の努力」をすればいいのです。

これぞ、ひろゆき節を楽しめる本だと思う。とかく、人生を楽しみたい人や人生を面白くしたい人、ちょっぴりお得に生きたい人にピッタリである。これまで、ひろゆきさんがどのように考え、今まで生きてきたかを知ることができる。

例えば、こんなことを思ったことはないだろうか?「ひろゆきさんはなぜ寝坊しても怒られないのか?」もし社会人の人なら寝坊したら上司に怒られるのが普通である。しかし、ひろゆきさんは怒られない。もしかしたら「寝坊すること」も戦略の一つなのではと考えてしまう。

世の中には、予定をパンパンに詰め込んで片っ端から対処するタイプの人もいる。 少なくとも片手は空けておかないと、チャンスを掴むことはできない。
 「努力で解決しよう」「頑張ればなんとかなるかも」と考えている人は、つねに両手が塞がっていてチャンスを取り逃がす「片手はつねに空けておけ」。

つまり、忙しすぎるとチャンスが目の前に転がってきても、飛び込むことができない。努力だけではどうしようもないこともあるのだ。ヒマな時間を持つことが1%の努力で成功する不可欠な要素だという。

優先することを決めて、そのとおりに動く。それこそが、毎日を幸せに生きるコツだと思うからだ。 僕にとっての大きな岩は、「睡眠」だ。 遅刻しようが何をしようが、「いま、寝たい」という気持ちを一番大事にしている。仕事なんてものは、僕にとって砂利や砂や水にすぎない。それらを先に壺に入れてしまうと、どうしたって睡眠を削らなくてはいけない。そんな人生は、死んでもイヤだ。

優先順位を決めることで、何を大切にするかが明確になり、悩むことがなくなる。例えば、家族だったり、遊びだったり、仕事だったり、人それぞれの優先順位を決めること。そうすると、無駄なことに悩まなくなり、結果人生がうまくいく。

ひろゆきさんは、とにかく『楽しく生きる』にはどうすればいいかを突き詰めた人だと思う。つまり、頑張らない方が得だよねということ。人生は結局のところ、暇つぶしであって、どうやって暇を潰すか。この本には、そんなヒントがたくさん散りばめられている。

正直、日本人は頑張ることが美徳だと思いがちだ。しかし、仕事で大事なのは頑張ったことではなく結果。であれば、できるだけ楽をして、結果を出す方がお得であり、時間に余裕を持つことができる。余った時間は趣味に使えばいいし、何よりガムシャラに頑張ることが間違っていたと気づかせてくれる。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?