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リシケシュ滞在記①(ウダイプール〜デリー〜リシケシュ)

仕事を辞め、インドに来てから2ヶ月経った。
最初の1ヶ月間は南インドでヨガを学び、2ヶ月目はバラナシ〜アグラ〜ジャイプール〜プシュカ〜ジョードプル〜ウダイプールと回った。


インド滞在の最後はリシケシュにしようと最初から決めていたので、旅も残り三週間を残してウダイプールからリシケシュに向かうことにした。


ウダイプールからリシケシュに向かうには、20時間以上かかる直通列車に乗るか、バスか電車でデリーに向かった後リシケシュ行きのバス、又はハドリワール行きの列車に乗る必要がある。



寝台列車のトイレに行くのをなるべく避けるために、長時間の列車には乗りたくない。(インドの列車のトイレはとても汚いし、水が出ないので手が洗えない涙)また、寝台バスに乗ると揺れが酷く、次の日疲労で動けなくなるためなるべく避けたい。



ということで、電車でデリーに行き、デリーからはバスでリシケシュを目指すことに。出発前日にこのプランを立てたので、電車をネット予約しようとしたらほぼ満席笑 

ただ、3Eのtatkal(※tatkalは、前日10時半に売り出される緊急用チケットで、値段は正規料金+200〜300ルピー位。3Eは電車のグレードのことで下から3番目、AC付3段の寝台列車。本当はスリーパークラスという、3Eの三分の一位の値段のチケットが買いたかったが売り切れだった。)が奇跡的に残っていた!!

ラッキー!!

でも次は事前に予約しておこう、、、と反省。


デリーからリシケシュへのバスは1時間に一本出てるらしいので、万一電車が遅延した時の為に予約せずに向かうことにする。

インドの寝台列車は大好きなので、ワクワク遠足気分!!あ〜楽しみ♡

女一人旅で寝台列車は危険という声もあるけど、しっかりと自衛していたらほぼ危険じゃないと思う。貴重品は肌身離さず、人から渡された飲み物や食べ物は睡眠薬が入っている可能性もあるので余程のことがない限り断って、どんなに楽しくお喋りしていても常に心の中に警戒心を持っておく。
寂しく聞こえるかもしれないけど、女一人でインドを安全に旅するには警戒心が必須だと思う。今度このことについても詳しく書きたいな。



ウダイプールのゲストハウスからリキシャでUDAIPUR RAILWAY STATIONまで向かう。150ルピー。


18時半発〜翌朝7時着の電車だ。
ウダイプール発の電車なので遅延はないだろう。
30分前に駅に到着。


しかしプラットホーム番号もないし、列車が長すぎて自分の席がどの車両にあるのか全然わからない。
チケットを見せながら三人くらいに電車の場所を聞いてようやく自分の席を発見!


席はアッパー(三段ベッドの一番上の段)なので、靴を脱ぎバックパックを席の下に押し込んで、梯子をよじ登る。
10分ほどするとシーツが配られた。流石AC付!列車内も綺麗だった。
コンセントはないみたいだった。身体をねじらせ目を凝らすと、真ん中の段にコンセントが!!まだ乗客がいなかったので少し拝借。


チャイチャイチャイチャーイの声をBGMに寝ようとしたら、まさかのドミノピザの売り子が来た。三回くらい彼が通るたび買うか迷って結局やめた。
食べたいけど、歯磨きしなきゃいけなくなるのが嫌なのよな。


すやすや眠っていたら、いつの間にか目的地に。
まさかの時間通りに到着!!ついてるな〜

ニザムディン駅という場所に着いた。近くのBUS STANDを調べたら、ISBT Kashmiri Gate がハブ的な場所らしい。


Uberしようと思ったけどリキシャマンの圧に負けて(ちょっと面倒になって)、駅前のリキシャにそのまま乗ってしまった。230ルピーがUberの値段だったが、300ルピーで手を打った。やむなし。


カシミリゲートに着くと何やら駅前で女性が怪しい切符を渡そうとしてくる。話しかけてくるおじさんも沢山!
みんなを順調に無視して歩道橋を上り駅の方へ。
しかし切符売り場が見当たらない。


Govermentの安いバスは沢山出ているが、7時間弱の道のりなのでプライペートバスがいいなあと思っていると、道端の男の子が、ボルボ!!ボルボ!!と言って奥側のバス停に案内してくれた。


おお!!Nuegoのバスがあるではないか!!(Nuegoはちゃんとしたバス会社。インド人お墨付き。)
475ルピーとちょっと高いけど、よし!前方窓側席でお願いし、1時間後のバスをとった。


お腹が空いたので待合室の方に戻って真ん中にあるご飯屋さんでチョーラライスという豆カレーをご飯にぶっかけたものとチャイを頼む。
これが美味しかった!!!!
ご飯の上に人参のピクルスと赤玉ねぎが乗っているのだが、この子達が本当にいい味を出している。チャイも美味しく、しばし幸せな気分。
あ〜また食べたくなってきた。


スナックを買い込みバスに乗車。アイフォン充電したかったけど、USBポートしかバスには付いておらず断念。後ろに座る男の子がなんとなくアイフォンを持っていそうな気がしたので聞いてみると、その子も同じ状況だった。二人して30%の充電。悲しみ。


アイフォンきっかけで話が弾み、お菓子の交換をしたり恋バナをしたりした。彼女がいるらしく、写真を照れ臭そうにしながら見せてくれた。友達や家族には秘密らしい。そんなことを話してくれるなんて嬉しい。外国人だから気兼ねないのよ!なんでも言って〜という気持ちだった。笑


話したりお菓子を食べたり眠ったり本を読んだりしながら3時間が経った。
途中の休憩所に寄る。
そこのトイレが綺麗で私は感動した。
なぜプライベートバスが高いかというと、休憩所のランクが違うらしい。そんな話をどこかで聞いた。(それだけじゃないけどね!!)


道中、オレンジ色の服を着て何かを肩に担いだ男性の行列を何度か見た。あれは何かと聞くと、「リシケシュまで歩いて巡礼しているんだよ。」とのこと。そうか、リシケシュはヒンドゥー教の聖地だった。なんだかヒッピーが集まるゴア的な所かと想像していたけど、インド人にとって大切な場所だった。リシケシュへの期待が高まる。どんな場所なんだろう。
バラナシでみたガンジス川と、どんなに違うんだろう。


6時間半のバス旅を経て、ようやく町に到着。
なんか変なところで降ろされる。ホテルまでは車で30分くらいある場所。
一緒の場所で降りたインド人グループの人がとっても優しくて、一緒のリキシャで行ってもいい?と聞いたら、もちろん!!おいで!!と言ってくれる。ちなみにリキシャマンは私に「only you! 600Rs!」と法外な額を提案してきた。

乗合のリキシャが道路を挟んで向こう側にいるので、そこで交渉する方が良いと思う。一人60ルピーで送ってくれるらしい。安!!
私は大きなバックパックを持っていたので120ルピーと後から言われるが、100?と聞いたら、うん、いいよ。とあっさり。多分60でも押し切れたな。それでも安い。


リシケシュは他の場所に比べてリキシャが安いみたい。


無事にホステルに到着。ドミトリーを予約していたのに、「女性はドミトリーには泊まれないし何より汚いよ!おすすめしない!」と言われる。
なんやねん!!!!
「booking.comから消しておくね。」次の日確認すると本当に消してくれていたので、まあよしとする。
代わりに、ちょっと高いけど同じホステルのプライベートルームに泊まる。一泊1000ルピーだよ、と言われたが、bookingのサイトではもっと安かったので聞いてみると750ルピーにしてくれた。言ってみるもんだな。
スタッフの人は皆めちゃめちゃ優しい。英語全然通じないけど笑顔が可愛いのでオールオーケー!!

長旅で疲れたので近くでご飯を食べ就寝。1日目は終わり!






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