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ワーゲンバス風に改造した車で移動販売。この車でよかったこと、苦労したこと。


こんにちは。うつわ屋enの佐原舞です!

私は長崎県佐世保市でうつわの移動販売を始めるべく、ワーゲンバス風に改造された車を購入して使っています。

名前はジェシー。年季は入っていますが、いつも一緒に頑張ってくれる良き相棒です!

気に入ってはいるのですが、何事にもメリット・デメリットは付きもの。

今回は移動販売で使う車について、良かったこと、苦労したことをまとめたいと思います。

これから移動販売を考えている方の参考になれば嬉しいです。

ワーゲンバス風の車で良かったこと

キャッチーなビジュアルで覚えやすい

1番良かったことはもちろん、覚えやすいことです。

特に"赤"というインパクトのある色にしたため、赤い車を目印にお客様が来てくださいます。

写真を撮ってくださったり、道ですれ違えば『今日すれ違ったよ!』とメッセージをくださったり。

一見なんてことないように感じるかもしれませんが、"誰かの記憶に残る"ということはとても難しいこと。

人の脳みそは次の日には半分以上忘れてしまうようにできているので、『覚えやすさ』はとても重要だと私は考えています。

ただ、車+テントでの展開方法なので、ルールの厳しいイベントへは出店できません。

※ちなみに赤にしたのは、『全国のうつわと地元の人とのご縁を繋ぐ』というコンセプトにピッタリだったからです。

もちろんのこと、可愛い!

『肩の力をぬいて、自分らしくね〜』と言われている気がします。

仕事をする上で、『自分が好きなものに囲まれていたい』という欲求を満たしてくれるジェシー。

お客様からも『可愛い〜♡』と褒めて頂くことが多く、お店の雰囲気にピッタリだったと自画自賛しています。うんうん。

特にこの眠たそうなお目々が可愛くてたまりません。

苦労したこと

なに不自由なく営業しているように見えるかもしれませんが、実は大変なことの方が多いです。

中でも特に苦労したことは・・・

車検してくれるところが見つからない

私の車はワーゲンバスではなく、元々は『スズキのエブリィ』をワーゲンバス風に改造したもの。

(前の持ち主の方が改造していて、それを中古で買いました。)

フロントはエブリィの面影もなく、専門に改造している人しかわかりません。

そんな絶滅危惧種的な車を診てくれる車屋さんは、ほとんどいないのです。

少なくともネットで検索して上位に出てくるような大きな会社では取り扱ってくれません。

【マメ知識】
▼車検をしてくれる会社には2パターンある

運輸局から認定を受けている会社と、運輸局へ持ち込んで車検をする会社です。

認定を受けている会社は運輸局へは持ち込まず、自社内で車検を完結させることができます。
そのため、イレギュラーな車には対応できません。

一方で認定を受けていない会社は、運輸局へ持ち込んでの車検になりますので、イレギュラーな車にも対応してくれる可能性があります。


私はたまたま、父の知り合いが個人でやっている車屋さんを紹介してもらい事なきを得ましたが、その方がいなかったらどうなっていたのだろうとゾッとしました・・。

車検してくれる会社を探すときは、認定工場以外を探しましょう!

中にはワーゲンバス風に改造する専門の会社もあり、『車検対応』の改造車を作っているようです。

その車だったら認定工場でも車検してくれるのかなぁ・・・?なぞです。

購入される際は車検のときはどうしたらいいか確認してから買いましょう!

もしくは、先に地元で車検をしてくれる会社を見つけてからの方がオススメです。

部品がない

中古で購入し、改造車ということもあり純正ではない部品がかなり使われています。

部品が壊れた際に、交換するための部品がわからなかったり、一般的に販売されている部品がうまくつかなかったりと、ヒヤッとすることがたくさんあります。^ ^;

だけど私はこれでよかった。かな?

うつわの移動販売なんて前例がないし、何もかも手探り状態。
こればっかりはやってみないとわからない。

オペレーションやニーズの確認など、とにかくわからないことばっかりでしたがなんとか形にできたし、結果オーライではありますが修理や車検もなんとかなった。

イニシャルコストを抑えたお陰で、もし次に車を買い替える際はこの経験を元にさらにいいものができると思います。

余談ですが・・

キッチンカーの軽バンは、高さがないため身体を壊す人が多いらしく、そもそも改造車を作らなくなったと業者さんが話してました。

飲食でキッチンカーをお考えの方は、費用が少し高くても高さのある車の方がいいかもしれませんよ!


はい。今日はこんな感じでした。
ではまた!

「地元には働きたい会社がない」という理由で地元を離れてしまう若者たち。そんな田舎で、「働きたい会社がないなら自分で作ってみよう」と思いうつわ屋さんを始めました。いつかは地元の「就職先」問題を解決するメディアを作りたく、サポート資金はそのメディア運営用の資金に貯金します!