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地元を離れる理由は『〇〇がないから』。地域が抱える課題と解決策を私なりに考えた。

佐世保には何もないと言いつつも、探せば楽しいことはある。

美味しいカフェも、セレクトショップも、田舎らしい綺麗な景色も。

なのになぜ地元を離れる人が多いのか?

私の予想は、「仕事」だと考えています。

今回は私が考える地域の課題と、将来やりたい解決策についてお話する回です。

またの名は、うつわ屋enには1%しか触れていないというとんでも回です。笑

働きたい会社はあるか?

どうも!うつわ屋en の佐原です。

25歳のころ福岡からUターンした私。佐世保での就職活動は、正直苦しいものでした。

なぜなら、自分のやる気はあるのに求人情報が薄く、そもそもどんな仕事かもわからない、どんな社風かわからない、「ここで働きたい!」という感情が湧き上がる会社に出会えなかったからです。

中には給与条件や職種において不満を感じる人もいるでしょう。

家庭を持ち守るものが増えたとき、『今のままでいいのかな?』と立ち止まる人も多いのではないでしょうか。

生活に直結している仕事。
その仕事がうまくいかないのでは、地元に居たくても居られない。

そんな想いで転出する若者は多いようです。

ある新聞会社が実施したアンケートでは、「若者の転出理由の多くは『地元に働きたい会社がない』こと」だそうです。

この記事を見てからというもの、『やっぱりこの状況に不満を抱えているのは私だけじゃないんだ。』と改めて感じ、「若者から見た地域はどんな風に写っているんだろう?」と考えるようになりました。

そして、大人が熱意を持って働いていなければ、これから就職する若者の目にはそのまま反映されてしまうだろうと私は思っています。

他県に出ることが悪いことではなく、むしろ出て正解なのですが、何かがきっかけで戻ってきたとき、魅力的な地域であってほしいのです。

正しくは、ネット上では出会いにくかっただけ。

私の顔でごめん。写真がないのよ。。笑

『地元には働きたい会社が見つからない』と思っていた私ですが、ローカルメディアを運営する会社に入社したことがきっかけで、地元のいろんな企業の裏側を知ることができました。

いい人もいれば、なんで経営してるんだろ?って人も正直いたけど、間違いなく言えることは...
ネットで見ていたよりも熱い想いを持って仕事をされている人が確かに居るということ。

とある不動産会社は『佐世保の賃料を下げ、住みやすい町にすることが自分の仕事だ』と言う。

ある建築会社は、家での生活が充実すれば、みんな人に優しくなれるはずという考えを持ち、『失敗しないための家づくり勉強会』を開催する。

あるIT企業は地元は宝の山だと言い、ふるさと納税などのPRを請け負う。若者がイキイキと働ける場(会社)を創っている。

ネット上には出ていないだけで、地元を守りたいと思っている人はやっぱりいるのだ。

しかしこのネット社会において、ネット上に情報がないことはかなりの致命傷。


地元の企業をユニークに紹介できるメディアがあったらどうだろう?

求人情報サイトやハローワークのような紹介の仕方ではつまらない。

お決まりのテンプレートに、条件やありきたりな文章が書いてあるだけ。

私たちが知りたいのは、ストーリーなのだと思う。

会社のビジョンや価値観、はたまたそこで働いている人の価値観や将来の夢、悩み、家庭との両立はどうしているかだったり...

働く上でのこだわりや、どんなお客様に何を喜んでもらえているか。

自分にはどんな希望や将来が待っているのか。

尊敬できる上司がいるとか、教育体制は整っているかとか、意見は通りやすいか、休みは取りやすいかとかとか。

こんな情報を、今時のちゃんとしたデザインで、広告ではない第三者の立場から紹介するメディアがあれば、少なくとも今よりは地元の仕事に落胆してしまう人が減るのではと考えているのです。

他社の取り組みや価値観を"経営者"が目の当たりにする

『他の会社はこんなことに取り組んでいるのにうちの会社は...。』と思ったことはありませんか?

恐らく経営者と言えど、同業者や他業界の経営や価値観を知ることはあまりないのではと思います。

〇〇会とか交流はあるだろうけど、ごく一部なのかなと。

見えたとしても、周りに周知されていなければ無いようなもの。

もっとたくさんの人が周りを見て、時代の変化に気づき、どんどん変わっていくべきだと思っています。

そのためにもやっぱり、経営者も含め誰もが簡単に知ることのできるtoolは必要なのではと思う。

起業した人やクリエイターも取り上げることができる

ふざけてないよ。写真がないだけ。文字だけだと読み疲れるよね。

起業ストーリーやクリエイターの生活は、なかなか聞くことができないもの。

これから独立を考えている人にはかなり有益な情報となるはずです。

この情報をもとに、地元の企業で働く人だけでなく、地元で起業したい人をも増やすことができるのではと考えています。

これが私の考える地域の課題と解決策。


最大の課題はマネタイズと人。

こういったローカルメディアを運営することの1番の課題は、やはりマネタイズと人問題。

これができなくて消えていくローカルメディアが多いのだ。

『目に見える効果』がなければ人はお金を払わないもの。

しかし、ネット上の効果とは非常に検証しづらいのです。この辺は複雑なので割愛しましょ。

もう一つは人。

これは私自身に問題がある。

人とうまく付き合っていけるか。笑

まぁ、これからいろいろ経験して大人になっていこう。

人を幸せにするにはまず自分が幸せになること

誰かが言っていたこの言葉。まったくもってそうだとわりと最近痛感した。

しっかりと経営する基盤が整っていなければ、社会貢献はできない。

まずは土台を作ること。

そのために今、うつわ屋さんを始めたのだ。

しかし今となっては、飲食系にしておけばもっと早くにメディア立ち上げを実現できたかもしれないと後悔している部分もある。笑

まぁ、どの道を選んでも山あり谷ありは間違いない。

やりたいことはまだまだたくさんあるので一個ずつ確実にやっていこうと思います。


この記事を最後まで読んだ人は、相当な物好きだと思う。笑

長い文章を読んでくださりありがとうございました。

ではまた。

「地元には働きたい会社がない」という理由で地元を離れてしまう若者たち。そんな田舎で、「働きたい会社がないなら自分で作ってみよう」と思いうつわ屋さんを始めました。いつかは地元の「就職先」問題を解決するメディアを作りたく、サポート資金はそのメディア運営用の資金に貯金します!