本における『企画』とは? 〜みんなの知らない出版の世界シリーズ#20〜
みなさん、こんにちは!UTSUWA出版編集長・世界一周中の岩井です。
『みんなの知らない出版の世界シリーズの第20弾』をお届けします。テーマは「本における『企画』とは〜企画の出来が、本の出来」です。
今回は本の「企画」について、「企画はなぜ重要なのか?」「そもそも本における企画とはどんなものか?」をお伝えします。
本における企画の考え方は、SNSやブログ記事問わず発信する人には不可欠です。
もっと言えば、コミュニケーションの根幹のような考え方と言っても良いでしょう。
本を書きたい人も、ブログ記事を書きたい人もぜひ「企画の考え方」を身につけてください!
企画とは、家の「土台」
本の企画とは、具体的に以下のような要素を指します。
・メインメッセージ
・目的
・誰に
・誰が
・どのように
各項目について、具体的な考え方は次の記事から詳しく書いていきます。
まずは「企画がなぜ重要か?」から。
本作りを「家作り」に例えましょう。
原稿が家の細部であり、構成が家の骨組みならば、企画は家の「土台」です。
土台がそもそもぐらついては、どれだけ見栄えの良い、機能的な素晴らしい家を建てようが、つぶれるのは時間の問題です。
企画は構成を作る際も、そして原稿を作る際も常に意識し続けます。
出版中に迷った際は、常に企画に立ちかえる、そういった意味では文字通り「土台」なのです。
企画に一貫性があるとき、出版前から「これはよい本になる!」という確信のようなものがあるほどです。
反対に「メインメッセージ」と「誰に」がかみ合っていなかったり、誰に書きたいのかが明確でなかったりした場合(つまり企画に一貫性がない場合)、メッセージ性の弱い本になります。
メッセージ性の弱い本は、読者から「何を伝えたいのかよくわからない」「特に得るものがなかった」と思われる、悲しい本です。
「誰かの心に刺さる本が書きたい」
「自分の経験を誰かと心から分かち合いたい」
「読んだ人が『この本(SNS、ブログ)に出逢えてよかった!』と思うものにしたい」
という人は、ぜひ企画に全集中してください!
よい企画は◯◯◯で考えろ!
企画をよいものにするなら、ぜひ「複数人」で考えてください。
できれば、あなたのことを深く理解しすぎていない人がよいでしょう。
複数人で考えることで、企画に生じる違和感やズレをなくせます。
他の人からなにか指摘された際、「たしかに!なんで当たり前なことに気づかなかったのだろう」と思うことはありませんか?
伝えたいメッセージや伝えたい内容が決まっていても、たとえそれが素晴らしい内容だとしても、あやまった「読者像(誰に)」を設定しては、メッセージはブレます。
あなたのことを深く理解して、常日頃連絡を取り合っている人の場合、なかなかあなたの考えに疑問を持ちにくいですよね。
だからこそ、複数人で、しかもあなたのことを理解しすぎていない人がよいのです。
ベストは、実際に「読者像(誰に)」に近い人に、このようなメッセージで、このような内容を伝えたいと相談することです。
読者像に近い人が「OK」を出せば一貫性がある程度保証されていると言えますし、「NO」なら何が足りないかぜひ聞いてみましょう。
まとめると、企画は本作りにおいて最も重要な部分です。
企画が定まりきっていない、固まりきっていないうちは、構成作りや原稿執筆に移行するのは絶対にやめてください。
これはSNS発信やブログにも活かせる考え方ですので、ぜひ参考にしてください!
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