編集者は著者さんと感覚をチューニングする 〜みんなの知らない出版の世界シリーズ#40〜
みなさん、こんにちは!UTSUWA出版編集長の岩井です。
『みんなの知らない出版の世界シリーズの第40弾』をお届けします。テーマは「編集者は著者さんと感覚をチューニングする」です。
前回の記事で、ライターは著者さんに寄り添い、編集者は未来の読者(著者さんの本の読者)に寄り添うと書きました。
一方で、編集者は著者さんの原稿、文章に対する感覚をチューニングしなければなりません。
著者さんによって原稿、文章に対する感覚は異なる
著者さんによっては、
・原稿を自らで書きたい人
・自らで書かなくても良い(もしくは自分でゼロから書くことはしたくない)が、細かな表現までチェックしたい
・表現よりも、文章の構成や、伝わりやすさだけ気にする
・文章はプロに任せて、自分のコンテンツをしっかりと引き出したい
など原稿や文章に関する感覚はさまざまです。
編集者はまず、著者さんがどの感覚を持っているのかをしっかりと見極めることが大切です。
なぜなら編集者がそれを理解していないと、
・「自らで書かなくても良いが、細かな表現までチェックしたい」著者さんに対し、こちらの裁量で編集をしてしまい、著者さんが「自分の文章ではない」と感じる
・「文章はプロに任せて、自分のコンテンツをしっかりと引き出したい」著者さんに対し、細かな表現までいちいち確認をとり、著者さんに負担をかけてしまう
などのすれ違いが起きかねないからです。
結論、コミュニケーション次第で本は良くなる
出版は最短でも4ヶ月、半年以上かかることも珍しくありません。
それほどまでに大がかりなプロジェクトであり、著者さんはもちろん、プロデューサー、編集者、ライターの誰もが「どんな本を作るのか」という認識をしっかりと持たないと、良い本を作ることはできません。
そして、各自が認識をしっかりとさせるためには、コミュニケーションが不可欠です。
僕は編集長として現在、6冊の本に携わっています。
原稿のやり取りをしながら、「著者さんとこちらの認識がずれているかも」と思えば、すぐに著者さんとライターに連絡をとります。
ですが、大がかりなプロジェクトだからこそ、そして著者さんから「自分の想いが詰まった良い本ができた」「本のおかげでビジネスが加速した」という言葉を頂けるからこそ、この仕事を楽しんでできるのです。
出版するとき、またはご自身の本を誰かに見てもらうときは、まず誰かと本に対する感覚や、想いをチューニングしてからにしましょう!
絶対に良い本ができます!
前回記事:
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