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誰でも書ける! 本の原稿の書き方 〜みんなの知らない出版の世界シリーズ#5〜

みなさん、こんにちは!UTSUWA出版代表の山本です。

みんなの知らない出版の世界シリーズの第5弾』をお届けします。テーマは「本はどうやって書かれるの?」です。

本の原稿って、数万文字で書かれています。
本によって変わりますが、一般的なビジネス書だと7万文字〜10万文字程度ですね。

「そんな文字数、どうやって書くの?」

そんな好奇心を抱く人もいると思いますので、今日は数万文字の原稿をどうやって書くのかを深掘りしていければと思います。

みなさんが思っている以上に、本って簡単に書けるんです!

本の原稿は、とある工夫をして書かれています。それを理解するキーワードは、たった2つだけです。

  1. 骨組み

  2. ピラミッド

後ほど詳しく解説しますが、このキーワードを知っているのと知っていないのでは、今後の理解度がまったく違います。

◯本を自分の力で書きたい!
◯自力で本を出版したい!

と思っている人は、ぜひ読み進めてくださいね!


本の原稿の書き方:「骨組み」がスラスラ原稿を書くために必要なこと

本の原稿を書くとき、絶対にやることがあります。
それは、企画書をつくることです。

企画書というのは、「どのようなテーマで、誰に、誰が、何を書くのか」を明確にする出版プロジェクトの概要のことです。もっと細かい企画書の作り方は、以下の記事でわかりやすく・実例を交えて解説しています!

ここで何を伝えたいかと言うと、「本は企画書が大事だよ」ということです!

この骨組みである企画書をしっかり作りこむのが、最初のステップになります。もうこれが、本の原稿を書く上での命と言っても過言ではないくらいです。

まずは、誰に何を誰が書くのかを決めます。
たとえば、以下のような感じです。

  • 読者:
    50代の男性、IT系に弱い、会社員、部下から「Googleドキュメントの使い方わからないんですか?と言われてショックを受けた」

  • テーマ:
    50代のためのITリテラシーを高める方法

  • 著者プロフィール:
    20年間のWEB制作会社の経験がある43歳の男性。副業でITのコンサルをしている

ここでは長くなるのでかなり省略していますが、このような骨組みをつくります。
これをつくらないと、絶対に本は書けません。

どのようなテーマを誰に書くのかを深掘りしないと、絶対に「何を伝えたいの?」と言われてしまうフワッとした本になるからです。

本の企画をさらに深掘りする

では、もっと深掘りしていきましょう。深ぼれば深ぼるほど、原稿が書きやすくなります。
言ってしまえば、骨組みをつくるというのは、原稿執筆の材料をたくさん集めていると言えます。

たくさん材料があるほど、本の質は上がりますし、原稿執筆の過程が楽になります。

では、どうやって深掘りしていくのか。

その方法は、2つです。

  1. なぜ、自分は本を書くのか

  2. 自分にしか提供できない「価値」を考え抜く

です。

1つ目にまず大前提、本を書く目的を考える必要があります。
それは、人それぞれだと思います。

「自分の想いを後世に残したい」
「ビジネスにつなげたい」
「自分の考え・価値観をカタチにしたい」

など、だと思います。
その理由は何でもOKです。大切なのは、その目的を考え抜き、見える化することです。

もし、その目的がどうしても明確にならないなら、以下の質問を順番に自答してください。

Q1. なぜ、本を出版したいんですか?
Q2. その理由は、あなたが本当に望んでいることですか?
Q3. 本当に望んでいることは、他の手段で叶いませんか?
Q4. 望んでいることが叶ったら、あなたはどのような感情を抱きますか?

これをやれば、必ず本質的な目的が見えてきます。
すると、必ず本の原稿はスラスラ書けます!

独自の経験・価値を届ける

2つ目は、読者に「自分にしか提供できない価値」をしっかり届けることです。
冒頭で考えた想定の読者の例で説明します。

その読者は、サラリーマン。「部下からITリテラシーの低さを言われた」としましょう。この場合、読者の根底になる悩み・ニーズは、

◯恥ずかしさをなんとかしたい
◯いい上司でありたい

などかと思います。
で、ここで大切なのは、その根底にあるニーズを自分独自の「経験や知識」でどう満たしてあげるかを考えることです。

これがとても大切です!

「ITリテラシーが低い」という恥ずかしさを、埋めてあげる知識や経験を書きます。

ここで、考えることは「自分、同じ経験してないかな?」と自分自身の過去を振り返ることです。


もしあなた自身に、「部下から仕事のことで馬鹿にされた経験」があるのなら、その経験が役に立ちます。

そのときの気持ちを思い出してください。
そして、そのときの感情をもとに「あのようにやっておけば、うまく対処できたな」と思う解決策を思い描いてください。

それを経験を具体的に文章に書ければ、それは「あなた独自の価値を読者に提供している」と言えます。

あなたにとって言えば当たり前なことかもしれませんが、それはとても価値になります。
他に類を見ない、世の中にはない価値なんです。

それを本にすることが、とてもいい本になります。

この価値に気づきにくいと思いますが、独自の経験をエピソードを交えて書くことは、世の中の役に立ちます。

本の原稿を書くには「ピラミッド」で…

本の骨組みができたら、ピラミッドで本を書いていきます。

「えっ? ピラミッド? どういうこと?」

と思った方が多いと思いますので、解説していきます。

本の原稿って、言ってしまえばピラミッドのような形をしているんです。

  • 上の方は「尖っている短めの抽象的な文章」

  • 下の方は「広がっている長めの具体的な文章」

ということです。
これを読んでも「??」と思った人もいると思いますが、これを紐解くカギは、言い換えるとこのような表現になります。

「一文が短い抽象的な文章」と「一文が長い具体的な文章」が集まったモノが本の原稿だということです。

もっと言い換えると、以下の通りです。

PREP法で文章を書け!」ということになります!

本はPREP法で書け!

PREP法とは、「結論・理由・事例・まとめ」を過不足なく書く文章術の1つです。

P:結論(Point)
R:理由(Reason)
E:事例(Example)
P:まとめ(Point)

の頭文字を取ってPREP法と呼ばれています。

たとえば、以下はPREP法で書かれた文章です。

P:本の原稿を書くためには、企画とピラミッドが大切です。
R:なぜなら、本の原稿に必要なことが過不足なく簡単に書けるためです。
E:たとえば、UTSUWA出版から出版した書籍のすべてが、企画が明確で、ピラミッドを意識して書かれた本です。
P:というわけで、企画とピラミッドは原稿を書くために必須です。

このようになります。

この手法は、先ほど伝えたピラミッドを網羅しているんです。

抽象的なピラミッドの上層:「結論」と「まとめ」
具体的なピラミッドの下層:「事例」

さらに、「理由」が書かれることで、ピラミッドの上層部と下層部を論理的に結ぶ役割を担います。

この積み重ねが、何万文字の本の原稿を書き上げるヒントになります。

本の原稿の書き方:まとめ

いかがでしたか?
出版の企画をしっかり作り、ピラミッドを意識して具体的なことと抽象的なことをバランス良く書けば、必ず誰でも本の原稿が書けます!


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