見出し画像

言語化能力の高め方②本を読む。自分をカタチ作る

みなさん、こんにちは!UTSUWA出版編集長の岩井です。


今日は言語化能力の高め方②「小説を読む」についてお話します。

言語化能力を高める方法として、
①小説っぽい日記を書く
②小説を読む
の2つを紹介しました。

これは「アウトプット(書く)」と「インプット(読む)」なんですね。

アウトプットとインプット次第で伸びる能力、つまり言語化能力は、誰でも訓練次第で伸ばせる能力ということになります。


そこで今日の「小説を読む(インプット)」について解説します。

ただただ読んでいても小説を楽しむだけであり、ただの最高な余暇に過ぎません(?)。

インプットと言うからには、脳にデータを蓄えさせなければならない。


そこで小説を読んだときに素晴らしいと思った、気になった表現や言葉は、スマホでメモをしてください。

・天気の表現や言葉
・場所の表現や言葉
・感情の表現や言葉
・状況を説明する表現や言葉
など何でもOKです。


あなたが素晴らしいと思ったということは、何かしら
「共感(私もこんな体験をした!)」や「発見(確かにこの言葉で現せられる!)」
を得たということでしょう。


そういった表現や言葉の蓄積をしていき、日記にも書いていく。

すると、だんだんとあなたが集めた言葉とあなた自身の経験が組み合わさり、あなたならではの表現が生まれてくるでしょう。


ちなみに、僕がメモした表現や言葉を一部紹介します。

ただあるがままを見守ればいいのだ。理解はその後に訪れるか、もしくはまったく訪れないかだ。

アーサー・C・クラーク『幼年期の終り』(早川書房、1979)

この一文を読んで、たしかに「理解」という現象(行為?)は、何かをした後で起きるし、もしくは起きないかだなと、より納得できました。


すべての人の体が死に向かっている。赤ちゃんの細胞だって、生まれてすぐに死を帯び始める。誰にでも余命がある。永遠の生はなく、あるのは残された時間だけだ。…たとえ病に冒されても、その確実な長さを見ることは誰にも叶わない。

山崎ナオコーラ『美しい距離』(文藝春秋、2016)

この文章からは、「死」や「余命」という言葉に対しての感覚を新たに与えてもらえました。


あなたが素晴らしいと思った、気になった表現や言葉を集めることは、自身の価値観の追求にもつながります。

なぜなら、その表現や言葉を気になるには、必ず理由があるからです。
今まさに思い悩んでいるテーマに光を当てているのかもしれませんし、過去に納得できなかった出来事が理解できるピースになっているのかもしれない。


いずれにせよ本を読むことも、書くことも、
「本を読むことで、ボヤけている自分という存在、価値観に少しでも何かを足していく」
「本を書くことで、足した何かを、自分の存在や価値観の適切な場所に配置する」

ことだと思っています。


最後はかなり飛躍して抽象的な話になりましたが、そんな意識を持って本を読んだり、書いたりしてもらえると嬉しいです!


UTSUWA出版の理念は「出版を身近に」です。
「世の中に人全員が出版を経験する世の中」にしたいと本気で考えています。

出版って、ほとんどの人が経験しないため、中身がわからないんですよね。だから不安になりますし、驚きもありますし、戸惑いもあると思います。
でも、出版っていいものだし、簡単にできるんです。

出版体験は人生を変える体験のひとつになりえます。

もしこの記事で少しでも出版を身近に感じてもらえたら幸いです。

【UTSUWA出版 LINE公式アカウント】

https://line.me/R/ti/p/@935plxnt

今、登録すると「出版ロードマップ〜誰でもわかる出版までの道」「企画書の作り方のポイント」など出版社のノウハウが詰まった5つの特典をまるごとプレゼント!

【UTSUWA出版 HP】

https://utsuwashuppan.net/

【UTSUWA出版 Instagram】

https://www.instagram.com/utsuwa.shuppan/

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?