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誰にでもいい顔をしない

こんにちは、うつしの森です。
商品を販売するにあたり、万人受けする表現というのは、とても訴求力が弱くなってしまいました。
昭和の時代(といっても私は昭和の端くれなので特に昭和のことを語れるわけではありませんが)、誰もが憧れた、ちょっといい生活。あこがれのもの。ステイタスを求めて、上を目指せた時だったのかもしれません。

…から、30年。
何にも困らなくなりました。
テレビも当たり前、娯楽も服も嗜好品も溢れんばかりの豊かさを得ました。
食べ物だってそう。世界中の食べ物が集まり、飲食店でいつでも味わえる。
困らない生活が平均化されました。
いつでもお金を出せば買える、そのかわりに絶対に欲しい!という緊張感もなくなってしまったように思います。だって、amazonで買えば、いつでも、出かけなくても、届くんだから。
モノは満たされた。そんな中でモノを売るのは工夫が必要です。
誰もが隣の芝に憧れなくなったということは、「広く」「たくさん」は通用しません。自分のことじゃないと思うから。関心が薄いんです。
「そこのあなた!」と肩を叩かなければ関心を向けられなくもなりました。

なぜ関心が薄いか?答えは簡単。関心を惹かれる「情報」もまた、溢れているからです。
日常の挨拶から仕事の情報、SNS、比較サイト、マッチングサイト、どんなこともスマホやネット回線で答えを探せる代わりに、膨大な量の情報を処理しなくてはならない。
そんななかで、「皆様~~」とアナウンスしても、情報の処理でいっぱいいっぱいだと普通にスルーされてしまいますね。これは自分の処理するやつじゃないなって。

いっぽう、探し物を求めて一生懸命ネットの海を泳いでいる方もいます。
その、泳いでいる方に、どうリーチするか。
泳いでいない方には、どうアプローチするか。

これが最も読めない部分であり、何が当たるかわからない「クジ」のようなところでもあります。しかし、明確なターゲットがあれば、それほど表現の幅は狭く、濃くなっていく。
そして、幅を広げるには、あと何個かのターゲット設定が必要になる。

緻密に計算したのがダメだったけど、テキトーな思いつきが受けたり。まったくわからないことばかりです。

とにかく試すこと。フザけても、真面目でも、緻密でも、見切り発車でもやってみるという行為が…あ、もうこれ自分に向けて書いてる笑

まだまだ世の中は足元が固まりそうにないんですが、そのなかで可能な限り試して、あとはなんとかならぁ~みたいな部分も必要でしょうね。

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