見出し画像

コーチングプレイスの認定コーチになりました

先月末、コーチングプレイスの認定コーチになることができました。

コーチングプレイスとは、オンラインで少人数グループにてコーチングを学ぶことができるスクールです。

半年間週1回、大切なメンバーたちと講義を受けたり実践練習をしたり、励まし合ったりしてきました。(全部で24回の講義・グループ練習で認定コーチになれます)

私がコーチングに興味を持ったのは今からもう4年くらい前になりますが、こうしてやっとスクールで学ぶことがかなってコーチとしての一歩も踏み出せることに感謝しています。

コーチングを習い始めたとき、

「これって私が外来でつかいまくっているスキルじゃん!」

っていうことに気づき、

「そうか~、外来診療って短いコーチングでもあったのか~」

と一人勝手に納得していたのですが(笑)

でも、似ているけれども微妙に違うその寄り添い方とか時間の使い方とか効果とか、そんなものにどんどんはまっていきました。

学び始めてすぐ、

「女性医師、とくに出産前後などでキャリアが見えなくなっている医師向けにコーチングしたい!」

と強く思うようになりました。


思い返せば私の40年足らずの人生、大学に入る前から20代前半までは医者になることを目標に生きてきて、医者になったらなったで目の前にある「専門医試験」だとか「論文」だとか「手術うまくなりたい」だとかを追いかけていました。

眼科医として、さらにその中で神経眼科という専門性を持たせてもらって、その中では充実していても、私がしたかったのはこれなのか?という思いはぬぐえずにいました。

その背景には、眼科を選んだ時の不全感があるのだと思います。

初期研修1年目で発症したうつ病の回復途中で、救急外来当直も半年しかできなくて同期にも後輩にも置いて行かれ、今更内科系には行かれない、、、って思っていた中で眼科という全く新しい世界を見つけて入り込んだのですが、本当に心から眼科が好きかと言われると疑問が今でもあります。

このまま疑問を持ったまま、とりあえず外来に座っているのかな、、、。

患者さんとのやりとりは楽しいけれど、これが私のやることなのかな、、、


でも、周りには働きたくても保育園が見つからない産後の女性医師がいたり、マタハラに悩む先生がいたりで、

もっとみんなでイキイキ働けたらいいのに。みんな私よりずっと優秀だし器用だし、勿体ない!!!

女性医師特有の悩みを、職場の先輩など関係性が深い人だけじゃなくて、何の利害関係もない人が寄り添ってコーチングできたら、、、、、。


そこに行きついてから、どうしてもその「夢」が私から離れなくなりました。

「やりたいこと」

そんなものは「やらなきゃいけないこと」にかき消されて、どこにも見えなかったのに。

その勢いでスクールも無事卒業、「認定コーチ」という名前を頂きました。


医師免許も、もらっただけでは何もできなくて研修がとても大事なのと一緒で、スクールを卒業したらそこからスタートで、時間の許す限り練習をさせていただいている日々です。


救急外来がこなせなくてお休みさせていただいていた時、物理的には周りに大変な思いをさせてしまいました。

10年以上たって、今の研修医の方や私よりずっと多忙の先生方に寄り添う存在になれたら、恩送りできるんじゃないかなって思います。


がんばってコーチとして成長して、医療従事者の伴走者になりたいです。

その日を夢見て、練習と自分の業務を続けます。


一緒に練習してくださった皆さん、そしてコーチングプレイスの講師の先生方。本当に有難うございました。これからもよろしくお願いします^^


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?