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限界利益の意味が分からない仲間たちへ

管理会計を学ぶ際、割と最初の方に出てくる「限界利益」というキーワード。テキストには

限界利益 = 売上高 - 変動費

と書いてあるけれど、これを見た私は思ったのです。

「なにが限界?」

と。

昔聞いた説明

その問いに対して、学生時代にこんな説明を聞いたことがあります。

「利益というのは、売上高と変動費の差額よりも大きくなることはあり得ない。ゆえに、売上高から変動費を引いたものは得られうる利益の"限界"なのだ」

……分かります?

正直、私は分かんなかったです。
仕方がないので、当時は

限界利益 = 売上高 - 変動費

という公式だけを覚えて、テストに挑んだ記憶があります。
結果がどうなったかは忘れました。

腑に落ちた説明

そんな私ですが

「あ、限界利益ってそういうものだったのね」

と腑に落ちた瞬間がありました。
それは、限界利益の英語表記(というか翻訳元)である「marginal profit」という単語を知った時。
直訳すると「マージンの利益」。
そうか、要するに中間マージンなのか。
それなら変動費は原価や仕入価格なので

売上高 - 変動費

というのも納得ができる。
些細な表現の違いだけですが、限界利益という概念を真に理解した瞬間でした。

ていうか誰だよ、こんな分かりづらい和訳したの……。

些細な表現の違いですが

限界利益ではなくマージナル・プロフィットという表現を見た瞬間、今までいまいち分からなかった概念が理解できるようになりました。
直感的に分かりやすい表現って大事なんだなあ。

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