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tacica × OTOTOY『singularity』先行ハイレゾ試聴会(前編)

はじめに

tacicaのニューアルバム「singularity」が6月29日にデジタルリリースされる。その前日というか、ほんの数時間前に先行で全曲をハイレゾ音源で聴くことができるのが今回のイベント。
主催はototoy。実はこのハイレゾ視聴会、今回で3度目の開催となる。
初めは「煌々/ホワイトランド」のリリース時。二回目は「panta rhei」のリリース時。そして、今回である。およそ3年ぶりの開催となった。
私は1度目の煌々の視聴会に運良く参加出来た時以来のため、4年ぶりの参加となった。

感想① 入場から機材説明まで

仕事終わりの参加。無理やり仕事を終わらせ、18時45分頃到着。すでに10名以上の方が並んでいた。検温、消毒後の入場。席は自由席。6列あった中の3列目に座る。
一番奥の席には中畑さん、野村さんもいらっしゃった。
インタビュアーの飯田さんの挨拶から始まり、tacica入場。その後、今回の使用している機材の説明があった。猪狩さんも小西さんも終始頷きながら興味深そうに話を聞いていた印象。
その後アルバムのコンセプトのことの話に。ここ近年の状況、猪狩家の犬の話など、話が膨らみつつ脱線しつつ視聴へと続いた。

感想②視聴会dignity〜stars

いよいよ待ちに待った視聴会。12曲を3セクションに分けて、インタビューをするという方式。つまり、4曲視聴して、インタビュー。そしてそれが終わったらまた4曲聴いてインタビューという方式。
視聴の際は飯田さん含めメンバーは、一旦捌けて一番後ろの席に移動していた。視聴が終わるとまた前に来てインタビューという形だった。

1.Dignity
singularity発売決定時のトレーラーで流れていた曲。意味は「尊厳」とのこと。
猪狩さん曰く、アルバムの一曲目は遺書を書くつもりで書いているとのこと。思い返してみると

0になる瞬間誰も待ってないから

「ヌーの休日」parallel park

台本通りに生きることに疲れただけ

「barefoot」 HOMELAND 11 blues

思い返すと暗めというかそういうものが垣間見える。
元々ベースもドラムも入らない予定だったが、野村さんと打ち合わせをしていく中で、急遽入ることになったとのこと。

2.冒険衝動
プライベートレーベル「SEMELPAROUS」から出した初めての曲。2020年のリリース曲。
シングル時にはなかったライブでよくやる前奏が追加。
冒険衝動=小西悠太というパワーワードが猪狩さんから飛び出す。"衝動"という言葉が頭でなく、身体が先に動く、そういうものを持っていたいよねというお話がとても良かった。

3.BROWN
飯田さん曰く猪狩節が光る曲。たぬきちにつくった曲と明かされる。次のアルバムはたぬきちにインスピレーションを受けた曲だらけになるかもしれないと話す猪狩さん。それほどまでに大きな存在になっているよう。
ただ、聞く時は別にたぬきちのことなど考え無くて良いとのこと。

4.stars
panta rheiと同時期に出来た曲。初めてピアノが全体に使われている曲。
エモくない方がエモい、体温は低めを狙って書いた曲とのこと。

感想③space folk〜アロン

5.space folk
folkはフォークソングからとられている。珍しく怒りの感情が込められていた曲。猪狩さん談だと愚かな人間よ、とのこと。その言葉には自分にも勿論含まれていると話す猪狩さんにインタビュアーの飯田さんが「それには小西さんも入ってるんですか?」という質問に「勿論です」と即答する猪狩さんには笑った。

6.Rooftop Hymn
アルバムに入ってるある曲の一節だけを抜粋した曲。野村さんのスタジオの屋上で撮った曲。カラスの鳴き声や子供たちの声、サイレンの音などの環境音がそのまま入ってる。

7.デッドエンド
先行配信されていた曲。mvも作られている。
そのmvはtacicaとマネージャー3人で作られたことなどを話していた。反骨精神はないけど、タイトルこそ暗いけどこういう状況に暗い曲はいらないかな、と語っていた。

8.アロン
英単語のaloneが基になっている曲。"孤独"を擬人化してみた曲。
中畑さんにステムデータを渡して、中畑さんに流れを組んだ貰ったとのこと。猪狩さん曰く「Daiki Nakahata Remix」

そして、ここで少しの休憩と換気時間。

後編へと続く。



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