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ライブレポ【猪狩翔一弾き語り】 THE SUN ALSO RISES vol.193 猪狩翔一(tacica)/ 牛丸ありさ(yonige) at F.A.D横浜

はじめに

恒例となっているfad横浜の自主企画イベント。出演者はtacicaのギター、ボーカルの猪狩翔一とyonigeのギター、ボーカルの牛丸ありさ。
先行は牛丸さん。19時30分から20時25分頃。
後攻の猪狩さんは20時30分頃から21時25分頃までの1時間ずつ。
こちらは猪狩さんのライブレポのみです。

感想① 

牛丸さんが舞台を去った後、割とすぐに猪狩さん登場。メガネあり。セッティングやらチューニングをテキパキと進める。
「これは……やってもいいのかな」とスタッフに確認を取ってからのスタート。
「猪狩翔一です。よろしくお願いします」と挨拶からのCAFFEINE 珈琲涅。名古屋の弾き語りと同じスタート。
「yonigeは曲が良いよね。曲が良いって最強だと思ってる」ここで会場から拍手が。
「俺に拍手してもね」と猪狩さん苦笑い。

感想② 地元の話

「さっき牛丸さんと地元に帰りたいかっていう話をしたんだけど。俺は雪が多すぎて帰りたくないって言ったんだけど、熊も最近出ててさ。それでちょっと帰りたくないよね。熊の出たところって実家から車で20分くらいの所なんだけど最近は割とキャンプとかで有名になってきているから気をつけないとね。熊の怖さを知ってもらわないと。ちょうど冬眠から覚めた直後くらいだからお腹が空いているのかもしれない。だから今はあまりおすすめはしない」と地元民ならではのお話が。
「ちょっとこんな話の後じゃ曲行けないな」とたじろぐもののしっかりと演奏。
冒険衝動はバンドセット並み、それ以上の迫力を感じられた。

感想③ 猪狩さん、ギターを拾う

「たぬきちと散歩中にギターがベンチに置いてあったんだけど」とsnsにもアップしていた話を始める。

「その後にも今度はエレキギターのレスポールが置いてあって。雨の中だったからセブンで布を買って包んで持ち帰った。全然使えるんだよねまだ。なのでみんなも要らないギターあったら僕の生活圏に置いてください。引き取るので」
そんなにギターって放置されているものなのかと不思議に思った。
その後に演奏したordinary day。猪狩さんの日常を聞けた後にこの歌を聴けるとは。

感想④  ナニユエ初披露

この日は1日中晴れ模様で夏日となっていた。夜とはいえライブハウスは照明もあり大分暑かった。猪狩さんが思わず暑いな、とメガネを外して汗を拭うほどだった。そのまま、譜面を捲りチューニングをし出す。
「何か見えないなと思ったらメガネ外してたんだった。これは……ヤバいな」と苦笑いして、再びメガネをかける。
「ナニユエという曲を」と先日発売したばかりの新曲を初演奏。その言葉に思わず観客からも大きな拍手が。コーラスや鍵盤が印象的な曲であるのだが、猪狩さん独りでもそれらがあったかのような感覚。本当に1人で弾き語りしてるのかと錯覚する。
また、自分"で"フィナーレはどうせみられない、と意図的なのか歌詞を変えていた。

こちらの動画内に出てくるキャラクターのナニユエくんというのだが、SNSに#ナニユエくんをつけて投稿するともしかしたら次のグッズでアクリルスタンドが作られるかもしれないとのこと。興味ある方は是非。

閑話休題。

お次の曲は前回の名古屋の弾き語りでも披露した新曲。癖になるリズム。心臓、紅い血などの猪狩さんお得意のワードが散りばめられており、早く音源化して欲しいと望んでしまう。せめてタイトルだけでも知りたい。

感想⑤ 本編ラスト

「さっき曲が良いのが最強って言ったんだけど、今度七夕にここで対バンするpaioniaもそうだと思っていて良かったら来てください」
と7月7日に今度はtacicaとして参加するイベントについての案内。5月はツアーファイナル、そしてこの弾き語り、岡山のhoshioto、6月は弾き語り2本とビルボード横浜公演と盛り沢山。逆に少し心配になってしまう。 

先行だった牛丸さんの上京の話を受けて。
「上京してバンドマンなら下北沢だろっていう考えで家賃も高いんだけど住み始めた。当時北海道に餃子の王将がなかったから、近くにあった王将に初めて行ったときのことなんだけど。混雑してる時間帯で厨房の料理してる人が目の前にいるカウンター席に案内された。中華鍋を振るうそんな姿を見てた隣のおばさんから急に『惚れ惚れするでしょ〜』って同意を求められた。その時に東京怖いなと思った」

その後の人間賛歌で"数年先の未来で数年先を思って話したことなんてないけど"という歌詞があるけれどまさにそんな感じの話だなと思った。
最後にダンスを、と弾き語りの定番のsingularity曲が続き本編終了。

感想⑥アンコール

ダンスの演奏終了後、大きな拍手で去っていく猪狩さんを見送った後そのままアンコールを求める手拍子にすぐに移行。猪狩さんもすぐに再登場。
「本当は牛丸さんと一緒に何かをやれたらいいんだろうけど、そういうの俺やったことないし。なので1人でやってもいいですか」次の弾き語りでは是非セッションをしてもらいたい。
最後にLEOを演奏して終了。弾き語りとなるとガラッと印象が変わる曲が多いがこの曲もその1つだなと思う。

ほら きっと 大切な夜

この言葉がまさに今回の総括。

セットリスト

  1. CAFFEINE 珈琲涅

  2. ぼくら

  3. 冒険衝動

  4. ordinary day

  5. ナニユエ

  6. 新曲

  7. 人間賛歌

  8. ダンス

  9. EN.LEO

おわりに

弾き語りとしては名古屋以来。fad横浜でやるのは1月の五味さんとの弾き語り以来。当初は私自身もtacicaではなく猪狩さんの弾き語りライブに参加するのに少し躊躇っていたのだけど、最近は積極的に参加するようになってきた。何で今まで躊躇っていたのだろうと思うほどに魅力を感じ始めている。やっぱりこの人の声、歌詞、演奏が好きだと改めて思わされた。
yonigeの牛丸さんは初めてだったけれど、淡々と演奏する姿がカッコいいなと思った。個人的にリボルバーがお気に入り。
hump backの林さん、varrentiaの渡井さん、paioniaの高橋さんと弾き語りで一緒になった方とその後バンドとしてツーマンイベントで共演しているので今後yonigeとのツーマンもあるのかなと思ったりしたそんな夜だった。


ドリンクカウンターに貼ってあったステッカー。





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