部屋探し〜終〜

苦しんだ部屋探しにようやく終止符が打たれた。
希望の部屋が軒並みないのには
心が折れまくったし
(1つの不動産屋で1つずつしか紹介されなかった)
内見希望をいくら出しても全部申し込みが入っていた。
(もっとリアルタイムで反映されるシステムにならないのか?)
不動産屋さんに、どれを優先するかですよとか
妥協できる点はないですか?とか
いろいろ言われてそれも疲れてしまった。
時期が悪いのはわかっているけれど
完璧な部屋はないにしても
あれもこれも妥協したら、帰りたくなくなるし
人生すらも妥協ばかりしてしまいそうだ。
考えすぎか。

今まで実家で
基本的に与えられたものの中で
生活してきた。趣味で買い揃えたもの以外は
タンスも棚も机も椅子も食器も家電も何もかも
選んだのは父と母と祖父母だ。

なので、今回初めて一人暮らしをするに当たって
何が自分の生活にとって優先したいのか
考えたこともなかったので、全くわからなかった。
部屋を探していくうちにうすらぼんやりとしてきたけど
でもまだ明確にはならない。

そんなに考えすぎなくていいよとか
気軽に楽しみなよとか言われても
部屋って大事じゃない?
いや、部屋のものに何の思い入れがなくとも
生活してきたから憧れがあるのかもしれない。

年末から今年にかけて
今まで考えたことのないことばかりと向き合ってきている。
私は随分楽に何も考えずに生活してきたのだな。
恵まれていたのだな。

来月から始まる新生活に向けて
まだワクワクするには程遠い気持ちを抱いている
なんせ実家がなくなるので、帰る場所がないのだ。

初めてのことには不安がつきものだ。
めっちゃビビってる自分を認めて
そのうちにそんな日もあったよね〜と
言えるようになりたい。

#エッセイ
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