ソシャゲ、それほんとに「そのジャンル」してる?

先日、mixiからとある発表があった。読者の記憶にも新しいだろうが「モンスターストライク ミステリーレコード」の発表である。一応謎解きもプレイしている自分の身としてはとても喜ばしい話のはずであったと思う。実際、初見の時はかなり興奮していた。しかし、その興奮も数日経ってみるとどういうわけか懸念に変わっていた。なぜか。そう、

キャラゲーと化すことへの懸念である。


多くの人は「そんなのあり得るわけないじゃんwww考えすぎwww」と笑い飛ばすかもしれないが、正直自分としてはバトルのシステム自体は面白いもののそういったパターンに陥ってしまったが故に辞めてしまったゲームが2本あるのでそのような不安を抱いてしまっているというわけだ。

ここではそのゲームにスポットライトをあてたうえで、今後のソシャゲ運営に関わるであろう人には忘れないでいてもらいたいような内容をまとめておきたいと思う。

悪例その1 ドラゴンクエストけしけし

今でこそどうなっているかわからないが、いわゆる「バトけし」というやつが牙を向いたあの作品である。実装当初はドラクエ初のパズルゲーとだけあってバトルのシステムもかなり面白く、楽しく遊ばせてもらっていた。しかしながら1周年あたりで「バトけし」などという課金前提のコンテンツに加え、バトルで戦わされる相手にもとてつもない強化が入り、実質最新キャラがいないと全く楽しめないキャラゲーと化してしまった。

悪例その2 魔法使いと黒猫のウィズ

こちらもまたどうなっているかこそわからないが、いわゆるクイズRPGの代名詞とされていたものである。7周年ごろからプレイしていたのだが、初期の頃はまだ良かったものの、メインストーリー終了後になると一気にキャラ愛での集金に走り、その結果といえばいいのかキャラのインフレがおかしい具合に進んでしまい、もはや「クイズを解かなくても敵が倒れていくクイズRPG」といっても過言ではない状況になってしまった。

ソシャゲ運営、耳をかっぽじって聞け。

プレイヤーを支えるのはストーリーに出てくるキャラクター以前の問題としてメインとなるコンテンツだ。

キャラの色々な側面を書きたいからといってコンテンツを犠牲にするつもりならそれは違う。

2次創作を行うのは運営ではない。ユーザーに任せておけばそんなものは無限に湧いてくる。

そんな暇があるならより良いコンテンツを作るのに時間を割け。あくまでユーザーは「ゲームのメインとなるコンテンツ」があって初めてストーリーに目をむける。

課金させたいなら「キャラのために」ではなく「ゲームを楽にプレイするためのお助けアイテムを得るために」程度にとどめろ。




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