レター本セットはいいぞというお話
先日、こんなnoteを書いた。
私が応援しているCrazy Raccoon所属のプロゲーマー、nethさんの生誕10000日を記念して執筆した10000字のファンレターである。（10000字もある公開ファンレターとかいう狂気の代物）
10000字なんてめったに書くことはないし、せっかくだから記念に本の形にしたいと思いインターネットをさまよっていたところ見つけたのがこの素敵な装丁。
そう、プリントオンさんの「レター本セット」である。このセットのいいところは推しへのファンレターはもちろん、推しカプがお互いに宛てた手紙や手記などを手紙の形で本にできるというところだ。読者の方に実際に封を開けて手紙の形で手に取ってもらえる。
しかも流石のプリントオンさん、装丁の種類が大変豊富。特殊用紙も遊び紙もPP加工も自分の「作りたい」に合わせて多種多様な装丁が楽しめる。
でも同人誌なんて作ったことがないから不安……という方向けにざっくりとした作り方をまとめると下記のようになる。
①原稿を用意する
まずは本文がないと始まらない。自分の中の熱く滾る思いを文章にしたためよう。プリントオンさんは季節ごとのフェア（早割のようなもの）を開催しているので、すでに原稿が手元に用意出来ていて納期を気にしない方であればかなりお安く作れる。私は秋フェア ハイパーを利用したので通常価格より3500円ほど割引してもらえた。
②原稿をテンプレートに流し込む
神のような初心者に大変優しいテンプレートかつ使い方の説明が非常に丁寧なので、これに原稿を流しこむだけで本文が完成する。レター本セットはサイズがA5のみなので今回はA5のテンプレートを使っていく。
③表紙を作る
これについては下記のnoteを参考にしてほしい。私は一切イラストを描かないタイプの人間なので文字書きさんに参考になりやすいと思う。素材集を買うだけでいい感じの表紙が出来上がるので素材を販売してくださっている方々には頭が下がる思いだ。
④入稿
プリントオンさんの注意書きに従って入稿する。ファイルの形式やファイル名のつけ方など端から端までよく読んで入稿しよう。
こちらのnoteは文庫サイズの場合だが、テンプレートと表紙のサイズをA5にすればいいだけなので参考になると思う。テンプレートはA5のものが配布されているのでそちらを使えば大丈夫だ。
一応参考までに私の装丁を紹介しておく。
表紙用紙：ミランダスノーホワイト170kg
きらきらとした繊細な輝きが素敵な特殊用紙。きらきらを活かすために表紙は薄い色を使いpp加工はしていない。
本文用紙：淡クリームキンマリ72.5k
読みやすいようにクリーム色の用紙にした。捲りやすく読みやすい。
フラップ（折り返し）：三角タイプ
ページ数が少ないため一般的な手紙のイメージにしたかったので三角タイプにした。
留め具：封蝋 クラウン ヨコ向き
推しのイメージマークが王冠なのでそれに合わせた。封蝋の重厚な感じが堪らなく良い。
ページ数：22p
印刷所：プリントオンさん
以上が備忘録となる。なにか質問などあればコメント欄かTwitterのDM、若しくはマシュマロに送ってくだされば答えるのでお気軽にどうぞ。私が先人たちにお世話になったように、今一歩を踏み出そうとする貴方のお役に立てれば幸いだ。
レター本セットはいいぞ……。
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