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サニーコーラルに揺られて(1)

2021年12月わかっていたが信じれないでいたダイヤ改正の改正内容。
東武鉄道日光線鬼怒川線ワンマン運転開始。
「やはりか…」わかっていたけど何故か信じれないプレスリリース。それを見ながらため息をついた。

2022年3月12日ダイヤ改正
日光線〜鬼怒川線ワンマン運転開始全列車4両編成

この言葉から20400型で統一されるのだとわかった。20400型電車は元々日比谷線で運転していた電車だ。それが新型車両の置き換えにより2018年ごろから宇都宮線日光線系統にやってきた。これから私が語る6050系とは車内がほとんど正反対電車だ。
3扉ロングシートトイレなし。見た目もなんか気に食わないそんな電車だ。
たいしてこれから語る6050系電車はというと、元々6000系という名前で有料快速電車として日光〜浅草を結んでいた電車だ。それが野岩鉄道開業を気にリニューアルをし東武8000系電車のような見た目になった電車だ。2017年までは浅草から日光や野岩鉄道、会津鉄道を通り福島県会津田島まで結んでいた。今は残された余生で南栗橋から先のローカル区間をゆったり動いてる。
車内は2扉ボックス型。車内には上品な色の椅子で「国鉄型急行」と言えるような車内だ。


そんな電車も寿命がある。仕方ないと思った。

そして何日かしてまた新しいニュースが飛びごんできた。会津鉄道線内からも撤退。私は動揺を隠せなかった。東武はわかってたが会津もか…残されたのは野岩鉄道だけである。その野岩鉄道もダイヤが凄い朝と夜の集中ダイヤで実質引退みたいになってしまった。
私は酷くため息をつきながら日光、会津へ足を伸ばした。

(東武鉄道線内を走る6050系)

私と6050系の出会いは快速が撤退した時あたりだった。下車作品(鉄道mad)の作品を見てこの電車に乗りたいなと思った。当時の私は小学生で乗り鉄だった。なので乗りたいなぁ…と思いながら中学生になった。中学生の頃初めて日光に行った。今でも覚えてるあの時の嬉しさ。南栗橋から新栃木、下今市と乗り継ぎ日光についたとき「あ、今私は旅してる…」そんな喜びに浸ることができた。今も昔も私はクハ車の一番前に座るのが好きだ。コンプレッサーの音が聞こえるからである。DH-25と言われるコンプレッサー ポコポコ・コトコトなる山岳電車の音に耳を奪われた。私はその音とボックス席に揺られるのがとても好きだった。
そんな電車ももう引退なのか。時代の波には逆らえないな。
日光に行く時に思った。(2)に続く

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