変な夢を現実に-shu (経済学部4年)

1.はじめに

私たちは非進学校から東大に入学しました。非進学校では東大を目指そうとする人はほとんどいなく、目指しても壁を感じて挫折してしまう人もいます。進学校の人でも一部の人以外は程度の差はあれ苦戦しているように思えるので、壁を感じるのは当然といえば当然です。では、才能がなければ東大に合格できないのか？答えはノー。才能があれば有利なことには違いない。しかし、努力しない才能がある程度ある者と、正しい努力を重ねる凡人、どちらの合格可能性が高いかと言えば、後者であると断言できる。東大生は一瞬で物事を理解する、記憶する、小学生で積分までマスターしている、などのように思い込んでいた人は周りに何人かいたが、そんなわけない。私にいたっては、一昨日どころか昨日の朝食べた物も思い出せない（さすがにこれはどうかと思うが...）し、本を何周か読むことでようやく全体像が見えてくることばかりである。前置きはこの辺に、東大に少しでも関心のある非進学校の中高生にも東大を目指してもらうきっかけを作るのが当体験記の目的です。