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使えそうな画材/「音楽を描く」u.d

まもなくオンラインサークルをはじめてみようと思っています。
音楽のプロセスを動線で体験しながら感覚的に掴んでいくutena drawing をやってみようという会です。今日は使う道具について・・・

utena drawing は音楽の要素を描いて実感・理解するものなので、使う道具は楽器ではなくて、筆記具です。完成品を目標に描くわけでなく、大事なのはなんといっても触感なんです。音楽なのに、筆記具をつかい、描く、なのに、触感が第一の感覚、という・・・・自分で書きながら、改めて、どんどん人の既成概念や感覚をぐずぐずと崩しってってる感じします。すでに。

近くの百均とスーパーで手に入る画材でutena drawing につかえそうなのがないか、物色して買ってきました。楽器店で高い楽器を買わなくてすみます。

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そしてあれこれ、試してみました。
先に結論を言うと、画用紙は百均ので、十分使えるものがあります。
でも、クレヨンは買わないでください。どれも不向きです。クーピーは使えます。

さらに詳しくみてみますね。

画用紙

まず、画用紙。画用紙は、 滑りの良いなめらかなものがいいです。
でも、たくさん使うのであまり高価なものはもったいないかと思います。
なので、百均で十分。 棚からスケッチブックを探し出し、 紙の 表面をなでなでしてみて、 できるだけ感触がクリーミーなやつを選ぶと良いと思います。

ということで、私も行ってナデナデしてきました。
もう、ここからワークが始まっているみたいですね。そうなんです。すでに、触感と聴覚と視覚のコラボレーションは始まっています。

B3の普通のスケッチブックの大きさがよいです。

いつも買っているのは「らくがきちょう」というやつです。クレヨン用スケッチブックはちょっと粗めかな。そして、今日は新しい「DRAWING BOOK」というのを発見しました。なんと、とってもクリーミーな肌触り。早速、描いてみました。

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いいです。イチオシはこれに決まり! 14枚なので、少し割高感ありますが、両面使えます。

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ちなみにマルマンのスケッチブックなどは水彩画用で、少しガサガサしているのであまり向きません。

鉛筆

鉛筆は2Bより柔らかいものなら大丈夫。

でも普通の色鉛筆はカサカサして動線が描けません。
全部芯というのが良いみたいで、私は他にチェコの文具メーカー コヒノール社のマーブル色鉛筆を常時使っています。これも全身芯の色鉛筆で、同じコヒノール社のでも、木で巻いているものはうまく滑りません。

クーピーはいけます。使えます。

クレヨン

百均でクレヨンやクレパスなどたくさんでていますが、全滅です。残念です。油分がなくなめらかでない。蜜蝋が良いようなのですが、高価だから百均の材料には向かないのでしょうね。

動線を描くので・・そう本来の使い方ではないのです。
クレヨンは楽器の代わりみたいな感じです。

それが、滑りの悪いクレヨンだと、こんなふうに画用紙にくっついて引っ張ってしまうので、体験が得られません。


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さらに、線に強弱がつけられないと、観察のしようがないので、均質な線になるものも向きません。

一番オススメなのは、「ミチコーポレーション」のワイルドパステルという種類なのですが、残念ながら、これはずっと品切れ。コロナの影響でしょうか?

もしや、と思い取り出してきたのが、ドイツシュトックマー社の蜜ろうクレヨン。今までは少し重いのであまり使って来なかったのですが、これが、上でおすすめした画用紙だと、とっても相性が良いらしく、するすると動いてくれました。これも蜜蝋のクレヨンで、しかも丈夫。ただ、冬は固くなってしまうので、温めて使わないと動いてくれません。今日は暖かかったのもよかった。

描いているうちに楽しくなって、久しぶりに○をゆっくり描きました。

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ということでおすすめまとめ

utena drawing するのにおすすめする画材

****ダイソーの「DRAWING BOOK」一択といいたいくらい、良いです。

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*シュトックマー社の蜜ろうクレヨン

描き重ねるので、重ねて色が美しいのもここの画材の魅力。

*2B以上の柔らかい鉛筆

お家にあるやつでいいです。

*コヒノール社のマーブル色鉛筆

いろいろありますが、使えるのはこれです。

*エルゴソフト

とてもよいのですが、やわからくて、ちびるのが早いのでちょっともったいない。

*クーピー色鉛筆

エルゴソフトより若干硬めではありますが、表情は出せます。


やりながら、お気に入りを見つけていくのも楽しみの一つです。
ワークショップをしていたときは、みんなあれこれ持ち寄ってはみんなで回して肌触りを確かめておりました。

utena drawingについてはこちらを


愛媛の片田舎でがんばってます。いつかまた、東京やどこかの街でワークショップできる日のために、とっておきます。その日が楽しみです!