起こらなかった出来事
実家に行ったら、その敷地をひと回りします。
行くたびにアカメガシワやセンダンやケヤキの小苗があちこちから芽を出しているので、小さいそのかわいい子をすいっと通りがかりに抜いて歩きます。
だれもこの土地を歩く者がいなかった2・3年の間に、人にとってありがたくない植物が大繁殖をしてしまいました。そう、だれもその小さな芽を抜かなかった、たったそれだけのことの結果はその時はっきりと誰の目にも明らかで、樹木は大木に、タチスズメノヒエは畑中に勢力を広げ、土地は荒れていました。樹木は切った