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音楽を描く(utena drawing)理論と方法

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参加者さんの悩みや問いかけなどを頼りに、音楽体験を線を描くことで紐解いていくなか、その奥深さに私自身が驚いています。興味を持っていただいた方に、より良く理解し、何となく全体像がみ… もっと読む
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#音楽を描く

音楽を描く’(utena drawing)理論と方法1

この記事は最後まで無料で読むことができます。 次に期待したい!というかた。ぜひ次にはこのお値段でご購入ください。 まえおき音楽という海、私という船 古代ギリシャでは、音楽は、私達の身体の外側だけにあるものではなく、人間そのものも音楽だと考えられていました。 ”私達はそれぞれに音楽という宇宙を持っている”、これは、西洋音楽の歴史の中で何度もくりかえし思い出された捉え方だったのです。だとしたら、一人ひとりの中にすでに音楽があるということですね。もちろん、これを読んでいるあな

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音楽を描く’(utena drawing)理論と方法2

音楽フィールド音楽が人の心になにかを呼び起こすのは、どうしてでしょう。 私は、音楽には、音から音への間に様々な表情が生まれて変化していくさまがあるから、そこに動きや生きた感じがあって、それが人を楽しませ、ときに慰めてくれるからだと思います。 あるとき、私は、その音楽の形にならないプロセスを動線としてクレヨンで描き出すことで、実感的なプロセスとして体験できる、ということに気が付きました。更に、それは内的な感覚のアウトプットとなり身体感覚や演奏にも変化が現れてくるのです。これ

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音楽を描く’(utena drawing)理論と方法3

今回は「リズムが取れない!」「リズム音痴」「人と演奏が一緒にできない」という人や、そういう場合の指導になやんでいる音楽教室の先生にもよんでいただきたい記事です。音楽と人の体験の間を取り持つのがutena drawing というワーク。今回の大きなテーマは拍・拍子のとり方について。 情報/音楽と感覚の同質音楽は全て体験だった どんな音楽にも、人の体験が関わっています。 当然のことながら、 のですよね。 かつて誰かの体験だったものの累積が、音楽の構造を成り立たせている、とも

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音楽を描く(utena drawing)理論と方法7

”私”と音楽 ”私”という存在がどのようにして音楽を受け取り、どのようにしてそれを音に乗せて音楽になっていくのか。 それを自分のリアルな体験として追跡していくことで、「自分の音楽」を育むために役立つ何かを得られるのではないかと思います。 ここでは、音楽プロセス体験の立場からこれを辿ってみます。 「音楽って何?」っていうとそれは大きな問いになりますが、ここでは素朴な「音楽体験」を浮かび上がらせたいのです。そして、自分の体感から音楽を知ることは、”私”を知ることにもつながってき

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