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音楽を描く(utena drawing)理論と方法

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参加者さんの悩みや問いかけなどを頼りに、音楽体験を線を描くことで紐解いていくなか、その奥深さに私自身が驚いています。興味を持っていただいた方に、より良く理解し、何となく全体像がみ… もっと読む
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#感覚を育む

音楽を描く(utena drawing)理論と方法7

”私”と音楽 ”私”という存在がどのようにして音楽を受け取り、どのようにしてそれを音に乗せて音楽になっていくのか。 それを自分のリアルな体験として追跡していくことで、「自分の音楽」を育むために役立つ何かを得られるのではないかと思います。 ここでは、音楽プロセス体験の立場からこれを辿ってみます。 「音楽って何?」っていうとそれは大きな問いになりますが、ここでは素朴な「音楽体験」を浮かび上がらせたいのです。そして、自分の体感から音楽を知ることは、”私”を知ることにもつながってき

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音楽を描く(utena drawing)理論と方法9

セッションと感覚の広がり 音楽する時いつもそこに誰かがいる この記事は、utena drawingと「音楽プロセス体験」を理解してもらうための理論です。今回は、音楽の向こう側に必ず存在する、誰か、とその間に生まれる音楽について。 自分一人では音楽はできない 音楽と関わる以上、自分一人で成り立つものはなく、音楽の向こう側にはいつも誰かの存在があります。それはよく考えてみると思った以上に至る所で出会う「音楽にとって欠かせない」要素なのです。そして他者こそが、自分の狭い感覚を

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