見出し画像

初心者のガレキ制作記録(花畑チャイカ 塗装編)

ガレージキットの組み立て・塗装経験が一回の初心者が、制作記録をまとめて公開しておけばワンチャン誰かの助けになるかも!という思いつきの記事です。

できるだけ初心者の立場で書けたらいいなと思います。
現在の経験値はガンプラ5回、ガレキ1回程度です。
初心者による初心者のための制作記録

前情報

この記事ではイベントで購入したガレージキットを塗装する作業をやります。
組み立て編は既に別記事で投稿した!

今回作成するのはワンダーフェスティバル2024 Winterで購入した花畑チャイカの可動フィギュアのガレージキットです。(ディーラーはまおーじさん)
パーツは3Dプリンターで出力したものになります。


道具と調色

道具

・塗料皿  ・爪楊枝  ・スポイト  
・調色棒  ・塗料   ・空き瓶  
・うすめ液 ・キムワイプ

キムワイプは大きいサイズが1箱ほしい。
うすめ液は400mlサイズがちょうどよいかも

色づくり(調色)

塗料をまぜて色を作っていく!!

これで肌色になるなんて、考えた人は天才

肌色はこの3つを混ぜて作る
だいたい59:60:07 を 3 : 2 : 2の比率で混ぜる
自分が鑑賞するフィギュアだし正確じゃなくて大丈夫!!

下に新聞紙を敷くの大事

塗料皿に塗料を注いで混ぜて、ときどき塗ってチェックする

サフレス塗料だから塗った色が透明

サフレス塗料は下地を隠蔽しない(サーフェーサーが無い)塗料なので
白いパーツに塗ると良い感じに透明感のある肌色になる。

混ぜたらスペアボトルに入れて保管する。
このときスペアボトルにマスキングテープで
「肌色 59:60:07=3:2:2」ってメモすると後で困らない。
(これ何用の色だっけ?とか起こる)

他パーツの色

初心者かつ色自体にそこまで詳しくないので、調色を避けた!
既製品あれば、途中で足りなくなっても買い足せばいいから困らない!
調色がめっちゃ完璧でも、塗って量が足りないと絶望する。

・服とか黒いところ
 Mr. Color 2 ブラック(黒)

・フリルとか白いとこ
 Mr. Color 69 グランプリホワイト

・タイツ
 Mr. Color 55 カーキ

・髪の毛
 Mr. Color 2 ブラック(黒)
 Mr. Color 175 蛍光グリーン


塗装準備

パーツをクリップで挟んでいく。
以下が使った道具

粘着タックはダイソーで購入

クリップで挟めないパーツは粘着タックでくっつける。
小さいパーツは余裕でくっつく。

粘着タックでどうにでもくっつけられる

どうしても難しい場合は諦めて2回に分けて塗装する。
→片面だけ塗装して、クリップの位置を変えてもう一度塗装
手間だからと無理な挟み方をすると、塗装中に傾いたり最悪取れたりする。

全部に持ち手をくっつけた!完全に串揚げ!

意外とパーツ数は多いので持ち手は多めに用意する

塗装道具

エアブラシで塗装をしていく。(筆塗りもやってみたい!)

箱とっておくと片付けて収納しやすい

エアブラシ使うなら塗装ブースは必要!
エアブラシのスタンドもほしい。
写真にはないけど、ブルーシートか新聞紙も要る。

持ち手を刺す塗装ベースも忘れずに用意する。

実際は塗装ベース3つに分けてる。これはギチギチ。

塗装ベースに余裕がないと、真ん中のパーツを取りにくいので
大きめサイズで多くあると良い。


塗装

下地塗り

そのまま塗料を吹いても、パーツに塗料が強く張り付かず
後で剥がれることがあるので、まず最初にプライマーを塗装する。
使ったのはフィッシャーズマルチプライマー

店舗で見つけられなくて、Amazonで購入した

ラベルの使用方法に希釈せずに使うとあるので
そのままカップに入れて吹く。

細かいパーツも塗り残しがないように
入り組んだ細部から薄く塗り重ねていくと、塗り残しが少ない

プライマーは細かい凸凹を埋めるのでキレイな表面になる!

エアブラシの掃除

一色塗り終わったら、毎回掃除をする。
大体以下の感じ
・カップからの買った塗料を出して、キムワイプでカップを拭く
・薄め液をカップ半分くらい入れる
・ノズルの先端を少し緩める(1回転くらい?)
・うがいをして、汚れた液をキムワイプに吐き出す
・再度うすめ液をカップ半分まで入れて、今度はノズル先端を閉めて、うすめ液を吹く。(キムワイプに吹き付けてる)

以上の作業を3回繰り返す。うすめ液が塗料で汚れなくなるはず。

先端のノズルを緩める

塗料は15~30分で乾くので、スプレーの掃除をしていたら大体乾いてる。
掃除が終わったら続けて塗装する。

塗料の希釈

塗料の希釈比率は、湿度や原料の濃さで毎回変わるので、どの程度の粘性まで希釈するか、といった目指す濃度を覚えた方がやり易かった。

感覚的な説明だと
希釈を続けていくと、初めは水飴みたいな粘度で、だんだん水っぽくなって、最後はサラサラになっていく。
水になる手前らへんを目指して希釈してる。水飴では無いけど、水ほどサラサラではないなーという感覚。
粘性を水飴が100, 水が10だとしたら20くらいを目指してる。

スポイトが調節が楽で便利!汚れない!

塗装

肌色はサフレス塗装なので薄くゆっくり塗り重ねていく
色ついたかな?で止めて、適宜色を確認する

色の濃さに差があるけど気にしない!

今度は服の黒色を塗装!
暗い色はパーツ裏面もしっかりと塗る。
塗り残すと下地の白色が目立ってしまう。

色の塗装が終わったら安全な場所に置いて乾燥させる

クリアーの塗装

塗装をより保護するためにはトップコートを吹くと良い。
ガイアノーツのクリアーEXが容量が多くてオススメ。

黒色を塗って上にクリアーを吹いたパーツ

クリアーは希釈率が低いと飴や綿菓子のように細かい白い粒が表面にできる
逆に希釈しすぎるとパーツ表面に滑らかな塗装膜を作りにくい
吹く前に100均使い捨てスプーンで試すと安心


マスキング

1パーツに2色以上塗るときはマスキングする
使う道具は以下の通り

ピンセットはちょっと良いやつにするとよい

マスキングテープを細かく切って貼っていく
地味な作業だけど丁寧にマスキングすると綺麗に色分けできるので頑張る

面倒だけどめちゃ大事なので丁寧に

境界線をテープでマスキングしたら残りは粘着タックで隠す

簡単で楽。

上半身パーツは胸元のフリルが複雑なのでマスキングコートを使う。
ゲル状になっていて、筆で塗れる。乾くとそのままマスキングになる

瓶に入っていて筆で塗る
乾くとブニブニした膜になる

グラデーション

前髪がグラデーションになっているので、グラデーション塗装する
黒色を先に塗って、上から緑色を重ねる

前髪と横髪を先端から緑で上塗り

髪の本当に先端だけを薄く塗装するつもり
少しずつ色を重ねると勝手にグラデーションになる。
やりすぎると違和感が出るので、物足りないくらいで止めて確認する
一度目をリラックスさせてから、確認すると客観的にチェックしやすい


全体のチェック

一通り塗り終わったらパーツを組み合わせて塗り残しがないか確認する。

塗り残しや致命的なミスが無ければオッケー!


デカールを貼る

目と眉毛のデカールを貼っていく。
使う道具は写真にある通り。水転写デカールなので水も用意する

凹凸に貼るにはMr. Mark Setter が要る

手順はこんな感じ
・ハサミで台紙ごと大まかに切り取る
・さらに余分な部分を切り除く。右目と左目に切り分ける。
・そのまま台紙ごと水に浸す。
・表面の透明なフィルムがヌルッとズラせるのでそれを顔パーツに貼り付ける
・目の位置を合わせる。まだ顔の凹凸には綺麗に貼り付けない。
・Mr.マークセッターをごく少量デカールに塗る。
・デカールが柔らかくなったら優しく顔に貼り付ける。


詳細を加筆する

口内と口紅はエナメル塗料で加筆する
タミヤのエナメル塗料、基本色の白、赤、黒、緑を使った。

指めっちゃ震える
日本人形とかどうやって描いてるんですかね

多少はみ出してもエナメル用の薄め液で拭き取れるので
やり直して丁寧に進めていけばよい


完成!!🥳

無事完成!!うおおおおお!!
出来上がった時の達成感!いいね!

これで我が家に花畑チャイカが!


終わりに

ガレージキットの作り方は、参考になる動画や記事も沢山あるので
色々工夫して制作を楽しんでください!!
この記事がその一助となれば幸いです。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?