uteco_radio885

和歌山県の紀南で暮らしています。 FM TANABEというすてきなラジオ局でささやかな…

uteco_radio885

和歌山県の紀南で暮らしています。 FM TANABEというすてきなラジオ局でささやかな楽しみをみつける番組を放送したりしています。 地元のことがすきです。

最近の記事

ポジティブにね❗️

 めっちゃ涼しいやんけ、秋やんけええやんけ、とスサミのローソンで隣のベンチに腰を下ろしてこれを打ち込んでいる。スサミじゃなくってミロズだっけ。なんでもいいです。  妙なことを言いますがここ最近は、自分の人間力の限界を感じ取るようになりました。なんていうか面倒❗️取り繕っても取り繕ってもたくさん取りこぼしています。取り繕うことをもういいかなって思ってしまう。あ、今電車が通り過ぎてしまった。なんというか間に合ってないんですよね。20歳を超えて、体はもうおとなだからしっかりしないと

    • 忘れられない人シリーズ①古着屋のたけちゃん

       高校のときに授業で書いたエッセイが中々気に入っているのでここに載せます。ちなみに中崎町の古着屋です。 「よっ。あんた落合陽一って知ってるか」 男は店の奥から出てくるや否や、 私に問いかけた。 「落合陽一ですか、 まあ、」 名前くらいは、聞いたことありますよ______私のたった一言は、 彼の第二声に思いっきり遮断されてしまった。 「おお! 知ってるか! 奴は天才や! 本気出したらタケコプターをも作る天才やで!」 勢いが怖い。 店内は可愛い服が並んでいて雰囲気も大人しめなの

      • 若葉マークを外されたわたしと、

         遊んで帰ってきたら車がなんか綺麗になっていた。とすぐ分かったのはわたしが洗車というものを怠りすぎて本来白いはずの車体が苔でいつもうすら黄緑だったからで、それは色の変化としてはアハ体験くらいの地味〜な変化であるのでわたしはそれに一目で気がつけた自分の色彩感覚を心の中で誇りつつ、しかしこの家のだれか(たぶん絶対に父)がわたしの怠惰さと、ずっと汚れを放置され続ける可哀想なこれを見かねてわざわざ洗車してくれたのだなあ、と理解すると同時に後ろめたさに少々項垂れた。そのまんま車体の周り

        • 尾鷲牛乳のさくらソフトが本当においしい春

           尾鷲ソフトのさくら味、それはわたしにとって南紀の春をあらわす言葉、頭に浮かべばたちまちうららかなそよ風がやさしく髪を撫ぜ、口にすればその足を自然と海沿いの国道へと向かわせる、そんな季語である。家の外に出てなんだか空気の匂いが春めいてきたなと感じると同時にそういえばそろそろあれが出ているころなんじゃないか?と思えるほど、その存在は潜在意識のなかに組み込まれた柔らかい期待に満ちたものなのだ。このよろこびがある限り、わたしはきっと春にはしなない。  ここのソフトクリームはミルク

        ポジティブにね❗️

          愛なら喫茶店で事足りないか?

           自分勝手な性格ゆえか、わたしには人よりも「さみしい」という感情が希薄な気がする。希薄とは言ったが全然さみしさなんて感じないしひとりで生きていけるぜーというわけではなく、あまりそれらを嫌悪するものじゃないと思ってる気がするのだ。たぶん、さみしいという感情がちょっと好きだ。それはなにかを懐かしいと思う気持ちとよく似ていると思うのだ。わたしはひとりで旅をする。ずっと遠くへ何日も行くときもあれば、あまり通らない通りを歩くだけの数十分間の旅もある。もちろんだれかと一緒にいるのは楽しい

          愛なら喫茶店で事足りないか?

          プリムラさんに出逢う

           3月1日、なんか公園っぽいところに行きたい、というともだちを乗せて長居公園へ行った。 長居は若葉マーク🔰をつけっぱなしのまんまかれこれ4年が経過しそうなキューブを乗りこなすわたしがぎりぎり行ける範囲の都会である。1度梅田まで行ったことがあるけれど、本当にわけがわからない道だったのでもう2度と走らない。  長居公園は去年の4月に母を連れてネモフィラを見に行ったことがあった(すごく色んな花が咲き乱れていてとても良かった)ので、今年は暖冬だったしあの場所なら今も何かしら咲いていて

          プリムラさんに出逢う

          結局わたしになるしかない

           短所を頑張って並にしたって大して役に立つわけでもないのだから、それなら長所を伸ばした方がいい、みたいな人生のアドバイスをわりとよく耳にする。耳にするというか、文字で読むから目にするだ。その度にそんなことだれだってわーってるに決まってんだろばーろー、と悲しくなってしまう。私はいま最高に向いてない職場で最高に向いてない仕事をじたばたしながらなんとかかんとか1日を終わらせている。前にいた職場って最高に天職だったんやなあと、うまくいかなさすぎてちょっと視界がじんわりぼやけるたびにそ

          結局わたしになるしかない

          こころは大忙し

          梅ロードマラソンは結局選手として応募しておいて走ることができなかったけれど(スティーブさん!ごめんなさい!)、代わりにFM TANABEからいただいたUMEフェスPRリーダーのお仕事はわたしの連休最後の日をとってもすてきな1日にしてくれた。現場のレポーターなんて今までにそれっぽいことをやったことが無かったから、こんなのいきなり生放送で事故ったらメンタル終わるなぁ〜とかこいつぁダメだと次から呼ばれなくなっちゃったらどうするよ〜とか後ろ向きなことばっかり考えていたけど、社員さん達

          こころは大忙し

          春めく紀伊半島

           せっかくの日曜日で、まあ曇りっちゃ曇りやけど陽がさして明るいなと思うタイミングもちょこちょこあるなという日和で、普段近所の公園はめちゃくちゃ過疎っているけれど、今は満開の河津桜を見にたくさんの人たちが集まっている。  わたしはその春めいた雰囲気を窓の薄いブラインド越しに透けた光からなんとなく感じ取りながら、電気を付けるかどうか迷うレベルの薄暗い部屋でアマゾンプライムのボタンを押した。最近配信が新しく始まったばっかりの「ウエスト・サイド・ストーリー」をつける。荒廃したスラムの

          春めく紀伊半島