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【自主ゼミ】産学官共創学習ゼミ第十回 2023/12/11

今回のnoteでは12月11日に行われた第十回産学官共創学習ゼミの様子をお伝えします。
産学官共創学習ゼミとは弊団体Diligentの主催するゼミのことで、卒業後の進路・人脈・価値観を実践的に広げるというテーマのもとに、多種多様な職業で活かす事のできる能力や知見を学び、実践するゼミです。追加募集もしているので気になった方はこちらをご覧ください。

今回のゼミでは、近藤嵩先生にご講演いただきました。
近藤先生は、現在株式会社オーガンテックの代表取締役としてご活躍されいます。株式会社オーガンテックは第八回で講演してただいた辻孝先生がいらっしゃる会社でもあります。第八回と今回のゼミを通して、ディープテック分野について、技術面と経営面の双方のプロフェッショナルからの話を聞くことができました。
今回、近藤さんからはこれまでさまざまな職業を経験してきた見識からの話を聞くことができ、非常にためになりました。特に、相手が何を求めているのかを意識するというのは日頃の人間関係においても重要になってくると感じました。
辻先生にご講演いただいた会のnoteはこちらです。

会社を経営していく上で大切なこと

近藤先生が最初に伝えたことは、会社を経営していく上で大切なことについてでした。自分の哲学持つことが大切であり、自分が何を目指して頑張っているのかを明確にしておくことが重要であるということです。次に、経営の仕事についてのお話として、良い企業とはどういったものであるかについてという点で話をされました。企業規模が大きな会社や利益をたくさん上げている会社が一般的なイメージですが、いかに企業価値を高めて純資産(自己資本)をふやしていけるのかということ、PBR(株価純資産倍率、株価(時価総額)が純資産に対して何倍の値をつけているかを示す値。成長を期待されている会社では数十倍になることもある)を高められるのかというのが大切であり、特にベンチャー企業が意識するべきことだとお話をされていました。これは確かに、会社のイメージが大企業によってしまっている私たちにとって、あまり意識することのない重要な視点であると感じました。
ただし、これらを成し遂げる上で重要にあるのは、お金のためにそういったことに取り組むのではなく、必要になるから頑張ることが大切である。というのは最初の哲学の話と重なり、大切にすべき考えだと感じました。

事業を運営していく上で

つづいて事業運営で必要な力についてのお話がありました。主に、事業運営ではStrategy(事業戦略、抽象的)、Operation(実際にチームなどを作り人を動かす)、Finance(財務)の3つが必要なものであるなかで、Operationの部分が一番時間がかかるのでこれを大学生のうちにある程度身につけるべきとの助言がありました。知識を身につけることが大切であると考えてしまいがちな学生にとって、この考えは忘れてはならないものであると感じました。そしてカッツモデルを用いて、上に立つ人ほどヒューマンスキルが大切だというお話をしていただきました。若いうちに人や物事を動かすことのできる力や、事業を組み立てる上で大切なことを組み立てることは極めて重要であると実感するお話でした。

ディスカッション

今回は、近藤先生から頂いた「様々な社会課題がある中で、20年先の日本を描く上での最重要論点とその理由、どの様に(より具体的に)それらを解決できるか。」というお題について、事前に準備してきた3人から発表がありました。全員が主として少子高齢化を論点として、その解決策をさまざまな観点から比較検討し述べていました。ゼミも終盤に差し掛かってきたこともあってか、全員クオリティの高く素晴らしかったです。

残り回数も少なくなってきましたが追加募集もしています。
詳細はこちらをご覧ください。

文責:今村光志

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