見出し画像

【2デリ・2024夏研修】竹富島の文化見学&ゆんたく会(8/7)

竹富島とは、八重山諸島の一つの島で、石垣島からは高速船で約10分の距離にあります。伝統的な赤瓦や石垣の塀、白い砂が敷き詰められた道など、昔の沖縄にタイムスリップしたかのような原風景が残る美しい島です。
人口は350人前後の小さな島なので、レンタサイクルを利用して半日もあれば一周できるそうです。観光の目玉としては、水牛車に乗って島内をゆっくりと巡るツアーやコンドイ浜の「星の砂」が人気です。
静かで落ち着いた雰囲気が魅力溢れる、忙しい日常から離れてリラックスしたい人にぴったりの場所です。

私たちは、今回の八重山諸島での研修で8/7に竹富島を訪問し、竹富島ゆがふ館・竹富民芸館・旧与那国家に伺いました。



沖縄の原風景「竹富島」

竹富島へは石垣港離島ターミナルから約10分、高速船に乗って移動しました。船を降りるとすぐに、美しい青い海と燦燦と照り付ける太陽、竹富島に上陸した!という気持ちがワクワクと押し寄せてきました!

今回の訪問では、竹富島地域自然資産財団 理事の水野景敬さんに
竹富島の文化・伝統行事について解説していただきました!
まず初めに竹富ゆがふ館で、八重山諸島と竹富島、そして島の伝統文化について学びます。


竹富民芸館にて

次に訪れた竹富民芸館では、伝統的な織物について学びました。
なんと、実際にミンサー織の機織り体験をさせていただきました!
プロの手さばきを見ていると簡単に見えるけれど、当然ながら実際にやってみると綺麗に織るのはとっても難しい…


竹富民芸館にてミンサー織体験

場所を移し、竹富島の「始まりの地」で伝承話を伺いました!
そこから放射状に伸びる道に沿って人々が暮らしを営み、
白い砂浜を敷き詰めて夜道を見やすく安全に維持したり、
サンゴを建物の礎石に使ったり、サンゴを基にした漆喰を塗ったりと。


赤瓦、サンゴの漆喰、白い砂を敷き詰めた道

竹富島に継承されてきた、身の回りにあるものを活かし、風水を取り入れた生活と礼節がそこかしこに見える暮らし。旧与那国家では、自然と共生するそんな伝統的な暮らしを垣間見ました。

この美しい暮らしを守るには…?

このような、伝統を守り、「足るを知る」を絵にかいたような暮らし。
これまで何の苦労もなく守れてきたのでしょうか?
これからも?

…そんなことを考えると、
「竹富島に住む方々が今何か課題を抱えていないか」、
「この先何を守っていきたいのか」
この部分が気になり始めます…

この問いに自分なりの答えの道筋を見出す、
その機会を頂けたお話がありました。

それというのも、旧与那国家では、竹富島の自然や文化、保全活動などについても伺うことができたのでした!
現在抱える、入島料の問題、石西礁湖(石垣島から西表島にかけてのサンゴ礁湖)のサンゴ保全の問題…。

入島料というのは、観光などで竹富島を訪れる際、滞在で出すごみを処理するのにもお金がかかるので、その費用を補填するためのものです。
サンゴ保全についても、

ゆんたく会

夜には夜ご飯を兼ねてゆんたく会(ゆんたくとは、沖縄の言葉で「おしゃべり」)を開いてくださいました!
沖縄ならではのごちそうを頂きながら、自己紹介や思い思いのゆんたくを楽しみます🍀


ゆんたく会

今日一日を通して感じたこと、考えたことを共有したり、
島の魅力や面白いことについて語り合ったり…

美しい島で、文化や自然を感じ、学び、そして島の方との交流を通してもっと奥底の豊かさを感じる…とてもステキで幸せな時間でした。
降り注ぐような満天の星空の下、宿への帰路もほくほくと嬉しい気持ちを感じていました…!

水野さんや上勢頭さん、竹富ゆがふ館、竹富民芸館の方々など、協力してくださった皆さん、お忙しい中ご協力くださり本当にありがとうございました!東京に帰ってからも度々思い返し、自分にできることを各々考え、互いに共有し合っています。貴重な体験を本当にありがとうございました。

文責:牛島

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?