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眠れない夜


私はもう何年も寝つきが悪く、スっと寝られない。

理由は分からないけど、ずーっとなのでそういう体質なのかなあと、無理やり納得をしてる。

眠りやすくするために色々なことをしてみた。
今も色々してはみている。

だけど何をやってもダメだった。

眠れない夜は、ろくなことを考えないネガティブ思考になってしまうので、考えないように瞑想をしたり、ストレッチしたり、映画を見たりしている。

結局考えるのだけれも……。

子供の頃、水着で浮き輪を体にはめて、自転車漕いで海まで泳ぎに行って、そのままの姿で帰って、シャワーをしてから冷房の中で布団にくるまって寝るのが至福の時間だったのを今でも覚えている。

あんなに気持ちよく眠れることはなかなかない。
ご飯も家事も、なーんにもしなくてよかったころ。
お母さんの

(ご飯よー)

の声にいやいや目覚めれば済んだのだから幸せ者だ。

ご飯作って、洗い物まで全部してくれるのに、起こされたことに機嫌の悪いまんまご飯を食べていたのがほんとに申し訳ない。

そういえば中学生くらいから
眠れない夜は物語を書いたり、詩を書いたりしていた。
今思えば、小っ恥ずかしいけれど、作詞をしていたようなものか。

あの時のノートは今も取ってくれているらしい。

ただただ妄想や想像に心を向けて、黙々と書いていた。

これからはまた
眠れない夜
自分の為に歌を書いたりしてみようかなと思う。

自分の悲しい思いや、幸せな思い、心に色々あったことを歌詞にしていけたらいいと思う。

それさえも自分の声で歌うことが出来るといい。

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