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Tune Productionに所属します

この春より、まえだゆりなとしてTune Productionに所属することになりました。

今まで何かに所属することなく活動してきたまえだゆりなでしたが、今回代表のヒデさんに声かけていただき、スタンドアローンな音楽の集合体として発信をしていきたいという方向性に賛同して加入することを決めました。今後も変わらず活動していく中で、ひとりではできないことを力を合わせて一緒にやっていくというスタンスです。

いままでライブ活動、ツアー、楽曲のリリース、物販など自分で計画・管理してきましたが、2018年に日本一周をしたあたりからひとりでできることのその先へ行ってみたいと思っていました。ひとりで活動し自分自身と向き合うなかでわたしが得意なこともあれば、わたしにとって苦手なことやできないこともあることに気がつき、誰かと力を合わせることの重要さを感じることができたからです。

力を合わせるというのはいろんな方向でできること。例えば、ミュージシャンの仲間と一緒に(コラボやバンドなどで)音楽を作ったり彩っていくこと。いろんなアーティストと一緒にイベントを行うこと。エンジニアにお願いをしてレコーディングすること。カメラマンに写真・映像を撮ってもらうこと。作品を作ってスタッフと一緒に届けていく。など様々。でも力を合わせるって簡単なことじゃあないことも知りました。波長が合わなければ何かを完成させたりやり遂げることは難しい。大事なのは、互いを理解しあって、同じ目線で同じ方向に向かっていくことでなかなか全ての人とできることではないなぁと思ってます。それでも今回プロダクションとして一緒にやってみたいと思ったわけをか書いてみようかなぁと思います。


先日、函館にあるTuneというゲストハウス&バーでいつもお世話になっているヒデさんが、プロダクションを立ち上げたのだけど一緒にやりませんかと声をかけてくれた。ヒデさんは現在TuneのマネージャーでDJとして自身でも音楽活動をしたり、過去に音楽事務所に所属して活動してたことがある方。今回のレーベルを立ち上げるにあたって、自分がいいと思ったものをもっと届けていきたい。そして、今後レーベルとしてしっかり稼いでいきたいと話してくれた。パートナーを養っていきたい。いずれ家族に迎える子どもにとってかっこいいお父さんになりたい。だから、お金の部分はシビアにしていくと思うけど、それでもよければ一緒にやっていきませんか、と正直に話してくれた。わたしはその時グッときてしまった。その稼ぎたいという動機はまっすぐで純粋で当然なものだと思ったし、わかるなぁと思った。わたしももし、いつか大切な人と生きていけることになった時、色々な面で相手に依存したくないし、口出しをするのもされるのも好きじゃないし、でも大切な人が困った時は助けたいし(今のコロナの影響で財政危機になっている状況を経験したり、突然怪我や病気や事故をすることだって生きていれば考えられるから)、そのためにはまず自分で精神的にも金銭的にも自立して余裕も持って、ご機嫌に楽しく好きなことをして、好きな場所へ行って、好きなものを買って生きていくことだと思っている。まずはわたしがしっかりしなきゃ何も始まらないと思っていて、自分が夢中になれることで食べていけるようになりたいと考えて歩いてきた。考えが近いと思った。

他にも、ヒデさん信頼できるポイントはたくさんあって、

Tuneでイナバケイタくんに撮影してもらったMV『イマ』に出演していただいているんだけど、そのときに涙を流すシーンをやってくれたこととか、先日Tuneで行なった配信ライブの音質があまり良くなかったこととかを話していたときに、悔しさのあまり少し涙ぐんでたこととか。

何だろうな、わたしは人の涙って尊いと思っていて、なかなか人前で泣けるもんじゃぁない。そして、素直に感情を出せるって、美しくてかっこいいなとそのときつよく思ったのです。

たくさんライブを見ていただいたり、曲を聴いていただいたり、じっくり話もしたりと、まえだゆりなの音楽や人間をかなり理解してくださっている仲間ができるというのはわたし自身とてもしあわせなことだなぁと思うし、嬉しいこと。一緒に何かやりたいな!わたしの音楽の価値が認められてお金になったらちゃんと山分けしたいなと思える人です。

プロダクションに所属するということは自己満足でなく外に向けて発信していこうね、という意味でもあるし、逆に、アーティストはいいものを創ることに今までよりも集中して、全部自分でやってきた"届ける"ということに関しては手伝うから一緒にやっていこうねという意味でもあると思っているので、とにかくいいものを作り続けていきたいです。

プロフィールの文章を考えてくれた。
一緒に練り直してできたのがこちら。

- Profile -
つよさとよわさを握りしめ、地面をしっかりと踏みしめたうたごえは、はれの日もあめの日も響きわたる。進んで、もどって、迷って、つまづき、また立ち上がる。たったひとつのいのちを燃やすうたは、その先のみちを照らす。

うれしいね。

わたしは正直なところ、昨年くらいまで社会人反抗期でした。今まで多分思春期に反抗期などなく能天気に大人の言うことを聞いて生きてきたわたしは、大人として一歩踏み出した中で、自由なのに何だか窮屈な社会や、綺麗で気持ちのいいものばかりではなく、何だかよくわからなくて影のあるものもたくさんあることを知り、信じれるものが何なんだかよくわからなくなった時期もありました。孤独に押しつぶされて何度もどん底を見た。だけどいろんな出会いの中で自分が気持ちよく、まっすぐに生きていける方向性や信じられる人が直感でわかるようになってきました。集団で群れたり、なにかに所属することがなかなか苦手でしたが、それはただ自分がしっかりと自分の足で立てていなかっただけで、ようやく人と力を合わせていこうと考えられるようになってきたところです。わたしにとってはビッグニュース。まえだゆりなの音楽を届けたいと思っている人が今まではまえだゆりなひとりだったところ、一緒に発信していく仲間ができたということになります。楽しみです。

まず一発目、Tune Productionのメンバーとともにコンピレーションアルバムを作ります。そこでもまた別の所属アーティストとのコラボが進んでおりまして、ワクワクを届けていけそうです。そのほかにも、いい曲がどんどん生まれていて、リリースしたいと考えているのでそれについても相談中です。

そしてさいごに。わたしはふだんいつも自分の内側と戦っているので、自分一人きりで戦って生きているような気持ちになってますが、わたしの外側、周りにたくさんの応援してくれてる人や見守ってくれている人がいてこそ生きて歌っていられることも気がついています。だからこそ、自分の中にいる弱くてダサい敵をひとつひとつやっつけて、パワーアップしていい音楽を届けたいと思っています。これからもその気持ちを忘れずに、自分の道を歩いて生きたいと思いますので、見守ってくださってるみなさんも達者で、自分の道を歩いてください。思い出したらまえだの歌、聴きにきてね。


P.S.
ずっと、何年も応援してくれている、ファンでいてくれている人が最近続々とご結婚されている。とても嬉しい。生きていたら何があるかわからないし、結婚をする人生が全てではないと思う。一人きりで生きていくよりも、誰かと一緒に生きていくほうが楽しいことばかりではなく、きっと大変なこともたくさんあるので、そう決断できることは素晴らしいことだと思うんだ。そこに安心があって、ひとりでいるよりも強くなれるなら本当にかけがえのないことだと思うのです。特にこんな不安な状況が続く中だと、ハッピーなニュースは嬉しいし、人と力を合わせて生きることの大事さも響くよね・・・

わたしもいろんな人生に寄り添える歌をこれからも歌っていきたいと思いました。おめでとうございます。

まえだゆりな、まだまだ精進します!押忍!

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