遠い所

何か書きたさに誘われるままに書く。

FGOのイベントが始まり、(私の好きな恐竜が出てきて楽しい)
読書の時間が少し減っているけれど、週末は少しずつ読んでいる。

先週から引き続き「銀河鉄道の夜」。
「双子の星」「よだかの星」からはじまり、今「銀河鉄道の夜」白鳥の停車場のあたりで
休憩して、これを書いている。

旅の好きな人は多いと思うけど、私もその一人だ。
車の運転ができたら、もっといろんな所に行ったかも知れないけど、
私は乗り物に乗って本を読んだり、うとうとしたりするのも大好きなので、
結局、車での旅はしないのかもしれない。

大人になって、良かったことは好きな所に行けることだ。
好きな場所を自分の足で探せるということだ。

子どもの頃はそうはいかなかった。
好きなことは人に分かってもらわなければならないと思っていた。
女社会ってそういうのだと思っていた。
そんなの、全然当たり前じゃないし、
別に好きなことと人間関係って絡めなくていいんだって気づいたのは最近なのかもしれない。
頭では解っていても、ずっと人目が気になっている人生だった。

書くこと、言葉で表現することは大好きなのに
自分の考えをはっきりと書くことがずっと怖かった。
自分の好きじゃない所がたくさんあることが自分でもよくわかっているし、
それを人から言われるのはもっと嫌だった。

好きなことから離れるのって、結局恐怖からだ。
私は怖がりだから、すぐにいろいろなことをなかったことにできてしまう。
そのおかげで、守れたものもあったと思うけれど。

でも、全部今のままでダメな私のままちゃんとしようって思っている。
最近、また本に一つ教えてもらった。
この本の、このフレーズが、とかじゃなく
何かこう、全てから受け取るメッセージみたいなものが。
まあ、自分がそう思いたいだけ、という見方もできるけど、
それはまあ、遠い所の誰かからという方が
私としては都合がいいので。

そういうことを考えています。
さて、そろそろ列車に戻りましょうか。
Buon viaggio!
すてきなたびを。

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