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深淵を覗いた(かもしれない)日

長野3日目の夜が更けようとしています。

寒い。とにかく寒くて、これが冬だという凍れ具合。

そんな本日はコンサートとコンサートの合間の移動日だったので、余裕ありdayです。上田には昼ごろ移動予定でしたので、朝は自由時間です。
よし。と、早起きして松本市美術館に行ってきました。

突然現れるポップな世界観。元気の出る色使い

気合満々で、一番乗りで美術館に入りました。

今日のお目当ては、草間彌生さんの展示。

タイトルがいい。

草間彌生さんに関して持っていた漠然とした印象は、
「ルイヴィトンとコラボしてるやり手。お金持ちの好むアーティスト」という印象が強かった私は度肝を抜かれてしまいました。ここが原点か。
これが腹の中か、と。

長野の自然と、コンサートでのお客様との触れ合いでふわふわに緩んだ心のせいでしょうか?

いずれにせよ、キャプションに書かれている文章をしみじみ読んでいたら涙がハラハラ。

芸術を命を尽くして生み出す人にはこんな葛藤があるんだ。。と。
そして絶望の中の大きな希望が眩しくて、濃かった。
寒くて寒くて貧しい、限定的な世界で、厳しい自然を生き抜いた日々に想いを巡らせ、心がむずむずしました。


この芸術との向き合い方。。。私が大好きで尊敬している、前先生をふと思い出す。一緒にして気分を害してしまったらすみません。。。

展示の中で、シャンデリアの部屋があって、そこが特に心に残りました。
ああいう、現代の”映えそう”なのあんまり好きじゃないと思っていたのですが、いいえ。好きです、すごく良かったです。
自分の後ろ姿が鏡越しに見えて、自分と意識の乖離を体験。
夢の中の世界がそのまま現実に登場してきたような異空間に揺らぎました。

周りには他にお客様もいなくて職員さんと私だけだったので、集中が高まり、普段覗くことのできない、自分の別の扉の中を覗いたような気がして不思議でした。

色々思いおましたが、ここよねここ。と思いつつ美術館を後に。

私も生きる!!!頑張る!!!!全力で!と、走り出してしまいそうになる衝動と熱気を抑えつつ速やかに移動。

アップルサイダー・ノンアルコール

松本城の下で、東京から移住してきたという笑顔の眩しいお兄様から、シナモンの棒が刺さったアップルサイダーを購入。ここでの暮らしが充実しているのであろう、白い歯と笑顔が輝いていた。。。。。

興奮は醒ましつつ、でも体は温めながら松本散歩。
食べるのを諦めた鯛焼き、食べておけば良かったなあ。小麦粉我慢ちょっと意識にあるので、代わりにマーケットで10個280円の美味しいみかんを買って食べました。感動の濃い味!箱で買いたかったけど、明日もコンサートだし我慢。。


長野の自然や人の力、すごい。
私にとって大切なことに、純真であれ。ということがありますが、そこをさらにくすぐられる日でした。


明日も頑張る!命の限り、歌おう!

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