ひとり朝帰り【ショートショートnote】
勢い二人で飛び出した夕暮れ。
「分かるよ」
そんな気持ちを互いにシェアしながらドライブをした。
君がブツブツ言っている。
「どう思ってるの!あんまりでしょ」
分かり易く壊されるというのなら、もっと前にアイツと別れることもしただろう。けどそれは生活の重なりで、気付いた時には傷だらけ。今日のはただのトリガーだ。
君が僕に言う。
「あんたも放置よね」
僕の場合はそろそろアイツに合わなくなってきてるから仕方が無い。
「傷だらけだね」
僕はいいよ。お洒落だと選んでくれたのが君で、三