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いちばんやさしいセルフセラピー講座 #32|続・フライング感謝のすすめ|視座さえ変われば、すべてが君にほほえむ!


*過去記事は「自己認識編」「実践編」としてアーカイブをまとめています

思い出すだけで甘い気持ちに包まれる
ある職場のおはなし


少し前の記事で、
半世紀生きた検証結果として、
フライング感謝」について
書かせていただきました。

自分の人生の登場人物が
とにかくみんなやさしい! という、
明らかな傾向から、

それはそもそも、わたしが先に
「ありがとう!」って、思って
生きているからなのかも……?

と思い至った。

というお話だったのですが、

人生の中で体験してきた
おとぎ話のような
歴代のエピソードの中でも、

とりわけこころに残っている
ある職場でのお話が
書き切れなかったため、

今回はぜひ、
その職場でのお話を!

娘が小学校2年生だったときから、
6年ほど勤めた、
輸入食品を扱う職場です。

その会社は、

地域の主婦、
ひいては
子どもたちを支援したい
という意図から、

スタッフは全員
地元の母さんたちという、
特殊な職場でした。

お孫さんもいるような、
年代の方から、
まだ小さな子を育てている
若いお母さんもいました。

わたしにとってこの職場で
いちばん貴重な体験となったのは
食事当番があったこと!

料理が得意でもなんでもない
わたしですが、
食事当番は
ひと月に1回くらい
回ってくるという状況……。

(働きはじめた当初は15人分くらいでしたが、
最後の頃には30人分くらいになっていた!)

何の食材があるのか
直前までわからないスリル……。

今でも思い出すと
背筋が寒くなります(笑)

でも、
食事当番が大変なことは
みんなよーくわかっているため、
どんなものが出てきても、
感謝してピカピカに
たいらげてくるのが
うれしかった。

料理上手のベテランスタッフの方に
「おいしかったです」と
言っていただりすると、
本当に胸いっぱいになったものです。

葉物野菜などはたくさん使っても
ボリュームがしゅんとなってしまうため、
おかずが人数分に足りない!
なんてことになることも多いため、

困ったときには
「あんかけ」にしてかさを増すべし!
みたいな智恵が必死であみ出され、
いろいろシェアされていたことも
なつかしく思い出されます(笑)

スタッフが全員母さん
だということは、
自分も母さんではあるけれど、
職場の中ではどこか
子どものようでもいられて、

先輩母さんたちの
大らかさにずいぶん
甘えさせていただいて
育てていただいた
ようにも思います。

仕事自体は肉体労働的な
部分も多いため、

女性ばかりの職場で
できるだけ負担が
少なくなるようなくふうや、

より流れを
洗練させるための
アイディアなどを、

役職などに関わらず
どんどん出し合って、

「それいいね」となったら、
じゃんじゃん採用されるような
柔軟な組織でもあって、

今思えば縄文的
だったなあと
振りかえったりもします。

輸入されてきたバルク商品を
小分けするような、

チームがラインとなって
行う作業のときなどは、

不思議な一体感というか、
グルーヴ感みたいなものが生まれて、
もはや目と目で通じ合う、
みたいな感じだったことも
すごくおもしろかった!

(食事当番は大変だったけれど
この一体感の理由のひとつとして
「同じ釜のメシ効果」は
絶対にあったと感じています)

と、

この職場のことは、
思い出すと
甘い気持ちに包まれて、

話し出すととまらなく
なってしまうのですが、

特に印象に残っている
忘れられないエピソードが
あります。

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