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いちばんやさしいセルフセラピー講座 #29 「フライング感謝」のすすめ|飛び込め! 幸運のスパイラル

*過去記事は「自己認識編」「実践編」としてアーカイブをまとめています


人生にちりばめられた宝もの

人生を通して、
ずっと不思議だった
ことがあるのです。

自慢みたいになって
しまうのかな?

または、
気のせいなのかな?
とも思って、

ずっと、
胸の中にしまって
きたのですが、

半世紀も生きましたため、

ひとつの検証結果というか、

実績としてご報告しても
大丈夫なのではと思えて、
人に話すようになったこと。


それは……、


自分が出合う人が
みんなやたら
親切なのです……。

知っている人のみならず、
知らない人も
とても親切です。

車を運転していても、
まわりの車がやけに親切で、

通りに出る際や
右折時など、
「どうぞ!」と
パッシングしてくれて、
いつもスムーズに進めたり、

スーパーに買物に行ったときも、
よくなにかしらの
温かい交流があったり、

犬の散歩道でよく顔を合わせる
おばあさんがいつも畑の野菜を
山盛り持たせてくれたり、

お互いに名前も
知らない同士なのに、
みんなやさしくしてくれます。

小学校、中学校などの
学生時代も、

わたしはかなりの
不思議ちゃんだったと
思うのですが、

(ボーッとしすぎて、
半開きの口から
魂の3分の2くらいが
外にはみ出しているような、

ドラえもん的に
数ミリ地面から浮いて
生きているような、

グラウンディング
してなさすぎる
人でした……)

同級生は
そういうわたしを
よく理解した上で
受け入れてくれていて、

適度な距離感で
仲良くしてくれて、

(わたしは人と距離が必要で、
ひとりの時間もとても大切です)

実家の北海道を離れて、
もう何十年と経つことに
なりますが、

数年前、
母が急遽したときにも、
あたりまえのように、
同級生それぞれが自発的に
手厚いサポートに動いてくれて、

精神的にも実務的にも、
本当に本当に
助けられました。

年賀状も送らなければ、
LINEなどにも
ろくに参加しないような
不義理なわたしなのに、
本当にありがたいことです。

そういえば、

母が他界して、
無人となった
北海道の実家を
手放すとなったときも、

「家の声が聞こえる」
というナチュラルスピな感じの
リフォーム業者の方が登場したり、

(築年数も相当古かったため、
売ることができるのかどうか
わからなかったのですが、
「古いけれどこの家は大切に
されているから泣いていない」
「大丈夫、絶対売れますよ」
といってくれた)

不動産の手続きの中で
難関となった部分を
華麗にクリアしてくださった
ヒーローのような
司法書士さんが現れたり、

書き切れないほどの、
登場人物と、
書き切れないほどの
エピソードがありました。

実家は結局、
小学生の女の子を育てている
シングルの女性が
購入してくれたそうで、

(本当はこういう情報は
明かさないことになっている
ようですが、不動産屋さんが
こっそり教えてくれました)

父と母はもういないけれど、

父と母がとても大切に
手を入れながら住んでいた家で、
また子どもが育つなんて! と、
夢みたいに感じられました。

親切な人ばかり、

ということで、
もうひとつ思いますのは、

娘がこの春、
高校を卒業するのですが、

振りかえると、

子育てを通しての、
ご近所付き合いや、
お母さん関係についても
驚くほど牧歌的だった
ように思います。

わたしは「ママ友ランチ」などに
積極的に参加するタイプではないこと、
お察しいただけそうですが、

子どものことに関しては、

学校のことや、
地域のことなど、

ある程度、
情報を共有する
相手は必要で、

これは、
ご近所に本当に
お世話になりました。

家のまわりには
娘と年が近い子どもが
たくさんいて、

幼稚園や学校の
ママ友ランチに参加しなくても、
道ばたでご近所さんに
顔を合わせたときに
いろいろ情報交換できたり、

ひとつ年上の女の子からは
ちょうどうれしいサイズの
お下がりがいつも回ってきたり、

運動会のときなどは、
毎年席を取りに行ってくれる
方がいるため、
(お昼のお弁当を食べる場所の
場所取りをする必要がある
学校でした)

家の番地の通りなんじゃないかしら、
という位置取りで
ご近所のみなさんと
毎年お弁当を食べていたのも
ほのぼのする思い出です。

子育てにおいて、
修羅場とされるのは、
学校の役員決めのとき
だったりしますが

(仕事もあれば、介護などの
事情のある方もいるため、
みんなできたらやりたくない。
不公平感も問題とされたり)

これについても、
わたしはいやな思いは
ほとんど経験はなく、

中学、高校ともなると、
役員決めも洗練されてきて、
逆に母さんたちの成長と
お互いを気遣う思いに
感動すらしました。

気楽にマイペースにあるためにも、
単独行動を好むことが多い
わたしではあるのですが、

さりげない親切ほど
うれしいものはないですし、

親を見送るとき、

18年間の子育てなど、

誰かの協力なしに
やり抜けないような、
人生最大級のことにおいて、

そのときそのときで
温かい協力に
恵まれてきたこと

本当に人生の宝ものだったと
感じられていています。

今回はわたしの
個人的な体験のお話となっていますが、
この連載をはじめた当初から
書きたかった内容でもあります。

どうぞ最後まで
おつきあいいただけましたら!

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