見出し画像

拒否                  ――画像しりとりはじめました(#168)

(#167) 遮断機→「き」→拒否

張り込み中の基本は
コーヒー牛乳とアンパンだッ!!

……とゴリさんに突っ返されてもた(・_・)



まあ、確かに張り込みちうに炭酸はいかがなもんかな、と思わないでもないけど、メロンパンはええやん、別に( ̄∀ ̄)💦
融通利かんなぁ、ゴリさん…

おっと、間違った( ̄∀ ̄)💦
ねぇ、ゴリさん♪

いや、ボケが古いっ! 古すぎるっ!
てか、昭和の人間でも『スペクトルマン』はさすがにマニアックすぎるわ(^^ゞ💦

ましてや、宇宙猿人ゴリとかまだ覚えてるやつなんて、一体全体どんだけおんねん、って話。


そう、こちらが本物のゴリさん。またずいぶんと若い頃のを持ってきてしまったが( ̄∀ ̄)

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

ざっくりいえば、身体の中の免疫警察がのべつまくなし暴れん坊将軍と化す難儀なバディを生まれ持ってしまったため、病院には生まれた時からお世話になりっぱなしというワタクシ。

そんな生い立ちなので、大概のことでは病院に対して好意的なスタンスであったり病院の事情というものを理解しようと努めるタイプの人間である。

しかし、そんな私をもってしても、これはさすがに受け入れがたいわ、
拒否ノーを叩きつけたことがある。これから話すのは、そんな話。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

久々の一日全休ということで、目を休ませながら、溜まりに溜まっていた録画済みのTVティーヴィープログラムを朝から消化していた。冬場は毎日の日課でもある雪かきも、今日は丸一日の晴れ予報ということで、憎き冬将軍との戦いも一時休戦だ。

コタツに入って横になったままボーっと録画されたテレビを観るだけで、ゆうに半日が過ぎてしまったが、たまにはこんなユルい日も悪くない。
とはいえ、目を休ませる途中休憩をはさみながらでも、半日以上テレビ漬けはさすがにちと疲れたなぁ、そんな風に思い始めたその時――

突然、部屋のドアが荒々しく開け放たれ、上下白の作業服に同じく白のヘルメットを被った若かりし頃の竜雷太みたいなゴツい顔のにーちゃんが、ずかずかと部屋の中に入り込んできた。
ドアの開け放ち方が相当乱暴ダイナミックだったので、恐らく階段を上ってきた時も相当やかましかったのだろうが、イヤホン装着でテレビに没頭していた私の耳には届かず、まさにいきなりドアが開けられ、ヘルメットを被った竜雷太が迫ってくるのだ。

こ、殺されるっ!( ゚Д゚)!

フル・オブ・ビビったマインドの私がコタツの中で横になったまま身じろぎもできずにいると

「松平さんですね」と竜雷太。

「は、はい」

「これからお父さんを病院に搬送しますので、ご同行願えますか」

「は?( ゚Д゚)?」

いやいや、理解できない。
今日は、ていうか今日「も」、父は父で、階下のリビングでテレビ三昧のはずだ。病院に搬送される余地などどこにあるというのだ。

事態の把握が全くできず、キョトン顔の私を急かすように、竜雷太が迫る。

「詳しいことは救急車の中で説明しますので急いでください」

「は、はい……」

存外に狭い救急車の中、担架に固定された父のそばにチョコンと座らされ、とりあえず着の身着のまま木の実ナナ状態の私に、竜雷太が事の成り行きを説明してくれた。

どうやら、私と同じくテレビ三昧の予定だった父は、あまりにも天気がいいので車庫の上の雪下ろしを思いついたようだ。
そして、オーバーハングした雪庇を踏み抜いて落下、しこたま背中と肩を打ち、その後どうにか玄関フードの中にまでは戻れたのだが、そこでいよいよアカンと自覚してケータイで119番したというわけだ。

――てか、ワシ、普通にその上にいたぢゃん(*´Д`)。
まあ声を絞り出すのもツラいくらいの痛みがあるようなので、大声で助けを呼ぶこともできなかったか、そもそも最初はなから助けを呼ぶことなど考えずダイレクトに119番したのか。

いずれにせよ、いくらイヤホン装着でテレビを観てたとはいえ、父の大ピンチに気づけなかったこともそうだが、救急車のサイレンすら聞こえてない自分、どんだけニブいんや……(*´Д`)

……病院に着くまでの間、救急車の中でひたすら自己拳王……もとい、自己嫌悪の時を過ごしていた。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

手術は無事に終わったようだ。
応急処置室のようなところに一旦戻ってきた父は麻酔で眠っていた。付き添ってきた看護師から、
これから入院する部屋が決まり次第移動します、
後でドクターからの説明があります、
といった事務連絡を受け、ようやく少しだけ落ち着いた。

しばらくすると父の入院する部屋も決まり、それと前後するように妹夫婦が駆けつけてくれた。手短に解る範囲での経緯を話し、本人は麻酔で眠っているからまずはドクターの話を聞こう、ということで入院病棟の待合室へと移動する。

待合室で少し話し込んでいるうちに時刻は午後6時をまわっていた。
後で行くと言われていたドクターの説明が一向に来ず、さすがにちょっと遅いな、
そう思ったのでナースステーションに確認に行くと、女性のクラークが丁寧な口調で応対してくれた。
担当したドクターは救命医なので、ちょっと時間がかかってるのかもしれません。こちらに来ましたらお呼びいたしますので、もうしばらくお待ちください。
うん、優しい(*´∇`*)♪

救命なら立て込んだ時はなかなか時間もとれないしな、そう納得して待合室に戻る。妹夫婦と三人で話すというのは普段なかなか機会がないので、せっかくだからいろいろと話し込むことにした。

そして気がつくと、時刻は午後8時。普段ゆっくりと話す機会がないとはいえ、さすがに2時間も話せばネタ切れというものである。

「いいかげん、さすがに遅くない?」若干キレ気味の妹。

温厚なダンナの方はまあまあ、と宥めつつ彼自身もさすがに遅いですよねぇ的な不安げな表情は隠しきれない。

私はというと、30分ほど前に、トイレに行くついでに例のクラークに、軽く「まだ?」と訊き、申し訳なさそうな無言の会釈で返されていた。
別に、確認しに行くのに回数制限なんてないのだから堂々と行けばいいのだが、さっき訊いたばっかりだしなぁ……という躊躇があり、思わず

「せやな。8時半まで待ってこなかったら、訊きにいくか」
といったん保留。

しかし、8時半まで待つことなく、突然、待合室の灯りが落ちて我々三人は一瞬にして闇の中へと落とされた。

ファッ!?( ゚Д゚)!

さすがにこれはおかしい。
三人でナースステーションへ出向くと、クラークはすでにいなかった。
夜シフトで残っているナースに、かくかくしかじかでドクターの説明を待ってるんですが、と告げると

「えーっ、○○先生、とっくに帰りましたよっ」

おいこらクラーク。話が違うぞ。
文句の一つでも言いたくなるが、なにせ彼女はすでにいない。
かといって、お疲れちゃんな夜シフトのこのナースに八つ当たりしても始まらんし……と三人半ば途方に暮れていると、奥から看護師長が出てきた。

事情を話すと、こちらはさすがにベテランナース、平身低頭で、明日はきちんと説明させますので、と平謝りだ。

まあ、もちろん彼女の責任でもないので、それ以上の追及はせずに、結局4時間近く待たされた三人は、何の収穫もなく帰路についた。

――これがT病院騒動始末記のプロローグだった。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

翌日は、妹と二人で病院へ来た。
別に逃げたわけではないのだろうが、昨日のすっとぼけクラークはお休みのようだ。
代わりに対応してくれたのは、昨日の低姿勢看護師長だったが、我々二人を見るなり表情が暗転した。
もう嫌な予感しかしない。

「実は、○○ですが、午後から急に休みをとりまして……」

……その先生って、説明する気、あります?(・_・)

喉まで出かかった言葉をどうにか呑み込んで、明日は大丈夫なんですか?と尋ねた。
看護師長は、さすがに安請け合いな回答はできないとみたか、今、確認とりますね、とすぐそばの電話から半休勇者ブレーブス先生にコール。
わりとすぐつながり話を始めたが、地声がデカいのだろう、カウンター越しのこちらまでその半休先生の声は丸聞こえだ。

半休先生、休みを妨害されて不機嫌なのか、師長とのやりとりは最初からイラついた様子だったのだが、そうこうしているうちにひと際大きな怒号が受話器の向こうから響いてきた。

「説明説明って、そんなモン、初日に本人にしてるだろうが!」

切れた。――いろんな意味で。

まずは、びっくりしたように目を丸くした看護師長と、同じくらい丸くなっている私の目とが合った。
私は、看護師長が口を開きそうになるのを制し、

「聞こえましたから、大丈夫です。ただ」

聞き捨てならないのは、その無礼附子ブレーブスの捨て台詞だ。
実際、コイツは一度見かけている。手術が終わりました、と看護師に呼ばれて処置室に駆けつけた時に父のそばに立っていた、わりかしラフに白衣を着崩していた四十がらみの医師がそうなのだろう。

駄菓子菓子だがしかしっ!

麻酔で意識のない父に、この勇者はどうやって病状の説明をしたというのだ? 教えてくれ。

「ただ、私どもはもちろん、本人にだって説明してませんよね」

こちらが切れかかってるのを察した看護師長は、前日に見せたミズ平身低頭北海道代表クラスの低姿勢でまた平謝りを続け、日程が解り次第、連絡しますので、と答えるのが精一杯だった。

まだ麻酔で意識がもうろうとしている病室の父を見舞い、その日は退散。

その後、平謝り看護師長から、
半休先生は翌日は私用で全休先生となるが、その翌日の土曜日の午前中なら時間をとれる、との連絡をもらった。
いつの間にか、病状を説明することが向こうの善意でやってあげてるオプションみたいな風情になっている。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

入院三日目。
半休先生は今日は全休先生なので会えないのは分かっているが、病室の父を見舞いに今日も妹と二人で来た。

昨日もびっくりしたのだが、父の病室は、どんなVIPやねん、と言いたくなるような広々とした個室があてがわれていた。
看護師長にそれとなく尋ねると、
他にいい病室がないのでこちらで決めさせてもらいました。あ、もちろん、差額ベット代はかかりませんから安心してください。とニッコリ。

まあ、ここまで相当悪印象が続いているのだから、そろそろこの病院のいいトコも見せてもらいたいところではある。この差額ベッド代サービス (?) の広々個室で幾ばくかでも印象が好転すると良いのだが……。

なお、担当医からの説明はいまだもらっていないものの、大体のところは看護師長から聞いている。

左鎖骨と左肋骨三本の骨折。背中もかなり痛がってはいるが幸い脊髄に損傷は及んでいない(多分)――といったところだ。
脊髄に損傷があるかどうか、という一番クリティカルな部分こそ担当医が説明しなければならないのだが、そんなところまで看護師長が「多分」で答えてしまっているこの病院。

……なんだかなあ(・_・)💧。

病室に入ると、ちょうどナースが検温をするところだった。
お疲れさまです、そう声をかけようとしたその時、私と妹の目の前で衝撃映像が。

左肩と左腕を三角巾等で固定されてる、その隙間に無理やり捩じり込むように体温計をブッ差すナース。
当然のように叫び声をあげる父。
ほぼ二人同時に
「いや、そっちかい!」とツッコむ私と妹。
そのツッコみ声で気づいたのか、小さく、あっ、と声をあげてせっかく差した体温計を脇から無造作に抜き取るナース。
当然、再度、叫び声を上げる父。
何事もなかったかのように、右脇に体温計を差すナース。
呆気にとられる私と妹。
お見舞いお疲れさまです♪と微笑むナース。……このおたんこナース💢

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

入院四日目。
仕事が休みの妹のダンナを含め、三人で病院へ。今日は半休でも全休でもない休日出勤先生が、不機嫌そうな顔を隠そうともせず、早口で父の病状について「説明」し始めた。

ぶっちゃけ、あらかた看護師長から説明を受けていたので、新しい情報なんてほぼなかった。唯一確認をとっておきたかったのは脊髄への損傷だったが、そちらについては問題ない、とのことだったので、それだけは普通にホッとした。

が、むしろ、今となっては本題はそこではない。
 
転院させてくれ。

理由はいろいろある。
まず第一に、この病院は自宅から遠い。自宅に近い市立病院なら、私も歩いて通院できる距離だし、慣れてもいる。
第二に、この時期、妹はまさにその市立病院に契約派遣で勤めていたので、なにかと都合がいい。
そして第三に――言っちゃ何だが、この病院には安心して父の身を預けておけない。

二日目から気にはなっていたのだ。鎮痛のために使用している医療用モルヒネの量が、いささか尋常ではなかったことを。
もちろん私は医師ではないから適切な量がこれだ、というのは厳密には分からない。ただ、前職で4年間医療事務に携わっていたことがあったので、その量が普通ではないということは分かる。そして、何よりこの三日間での父の、意識がある時でもどこか朦朧とした感じ。
妹も感じていた、これ……マズくね?と。

転院ね。いいですよ。考えときます。
休日出勤先生は、半ば心ここにあらずな態度で流した。そして、三人に向き直ると

「もうこれでいいですか? ほかにご質問は?」

吐き捨てるようにそう言うと、チラチラと腕時計を気にし始めた。

ダメだ、こりゃ。
――三人は顔を見合わせ目くばせを交わすと、席を立った。正直、もう一分一秒たりともここにいたくない。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

土曜出勤先生の投げやりな言葉の感じから、ひょっとしたらなんだかんだダラダラと転院手続きが後ろ倒しになるのでは、と危惧されたが、そこは意外なくらいあっさりと転院が決定した。

こうして、入院してちょうど一週間。
無事に市立病院へ転院する日を迎えた。朝イチでの転院となるので、ドタバタする前に会計を済ませようと思い、私は先に受付カウンターへ向かう。

一週間とはいえ、けっこうな金額が計上されていたが、設備も整ったキレイな病院である。医療事務に携わっていた関係上、ちょっと高いよなぁ…という肌感覚はあったものの、なにせ医療費の基礎となる診療報酬点数は毎年毎年猫の眼よりもクルクルと変わる。また点数上がってんだろうなぁ……と思いはしたが病院側への文句などはなかった。明細見れば何の点数が上がってるのかもある程度わかるだろうし。

――というわけで、領収書に引き続き出てくるだろう明細書を待っていたのだが、対応してくれている事務員の女性は、まだ何か?といった風情でニッコリと微笑んでいる。

やれやれ、忘れてんのか……苦笑いしつつ、それでもここは丁寧に
「あ、すみません。明細お願いします」

しかし、返ってきた反応はけっこう予想外なものだった。

「すみません。うちは出してませんので」

いや、出してないワケなかろうが、このバカチンが💢
と、心の中で金八先生を発動させつつ、できるだけ丁寧に、この病院ともこれで最後なんだから、という思いで、なるべく丁寧に言葉を選んだ。

「あ、いえ、出せるはずですので。もし分からないようでしたら、誰か分かる方に聞いてもらってですね」

丁寧に選んだつもりのその言葉が裏目に出たか、事務員のおねーさんはちょっとキレだした。もしかしたら、ペーペー扱いされたのが頭にきたのかもしれない。
が、こちらとしては朝イチだし、もしかしたらこの人、まだこの仕事に入ったばかりで慣れていないのかも、という気遣いもちょっとあったのだが……。

それに、本当に彼女がそこそこのキャリアのある事務員だとしたら、それはそれで問題である。
診療明細書の発行が義務化されたのは2010年、もう何年も前の話だ。明細書発行機能がついてないレセプトコンピュータを使っているならギリ免除されるが、そんなことがありえないのは、札幌圏の医療事務を担当していた自分が誰よりも知っている。

「ですから、うちでは……!」

本格的にキレ始めたのを感じたのか、奥の方から上司と思しきメガネの紳士が出てきた。表向きは丁寧な口調で

「申し訳ありませんが、当院では明細発行は行っておりませんので」

あっそ。
上司までそういう態度か。

「そうですか。この病院、レセプトコンピュータ、○○社の○○でしたよね。ちがいましたっけ?」

メガネの紳士のメガネの奥に動揺が浮かぶ。どうやら、私が病院会計関係に明るいことが分かったようだ。

「し、少々お待ちくださいませ」

……最初はなから出しとけよ、ボケ💢

プリントアウトされた明細書にさっと目を通して――愕然とした。
落ち着け、落ち着け。今日は、とりあえずめでたい転院の日だ。
頭に昇った血を懸命に抑えて、お手数かけました、とギリギリの礼節をキープしてその場を後にした。

さて、手元に残った診療明細。もう、どっから先にツッコんだらいいものやら……と迷うくらいものすごいコトになっていた。

一番わかりやすいのは食事代。
入院日数7日×3食=○○円」まる2日麻酔とモルヒネでほぼ昏睡状態だった父が、ようやく固形の食事を摂ることができたのは3日目の昼食からだ。さすがに盛りすぎやろ。

そもそも、今回の父のケースでなくたって、単純に入院日数×3食なんてありえない。この病院では、まだ入院受付もできないような早朝から入院して、初日の朝食から、いた~だきます♪なのか?――って話だ。どんだけ食いしん坊バンザイな患者やねん!

次に分かりやすかったのが、「エックス線撮影×8枚=○○円
手術当日のエックス線撮影2枚ないし3枚までは分かる。そして、一週間入院してたのだから、骨折の経過観察のために何日かおきに撮影する、これも通常だ。
ただ、通常でないのは、父はエックス線撮影を入院中一切してないということ。
ていうか、入院した一週間中、個室からは一度も出たことすらないというのだから、エックス線撮影も撮りようがないだろう。無論、父がどうしようもなくボケていて、本当はエックス線撮影したのに記憶にない、なんてことなら話は別だが、生憎父はそこまでボケてはいない。

――大方、ホントは予定に入ってたけど、転院が決まったから、じゃあいいか~♪……で中止にした。でもオーダーした分はうっかりそのままで事務処理されたとか、そんな感じだろうか。

そして、なんとも腹立たしいのは、「室料差額×7日=○○円
しっかりきっちりくっきりはっきり差額ベッド料金入ってるじゃねーか(笑) 
それに、差額ベッド料金というものは、確か事前に同意書へのサインが要るはずだ。当たり前だが、こちらはそんなサインはしていない。
そもそも看護師長が言ってた、この部屋しか空いてなかったから、とかいうあの話はなんやったん?て話だし。

まあ、このほかにも、私は医師ではないので完全にブラックと断言できないものの、4年間医療事務に関わって、いやいや骨折で入院している患者に対して使う?これ?ていう印象の、アヤしい、というか限りなくブラックに近いグレーもちょくちょく混ぜられている。

とりあえずの感想は、

メチャクチャだ。

……でも、このメチャクチャも、もしも明細をもらわなかったら全く分からないワケだから、なんとまあ恐ろしい(・_・)タラァ

後日、まずは電話で「お問い合わせ」をした。
この明細、どないなってますのん?と( ̄∀ ̄)。

食事代のところは、まあまあ認めた。確かにそうですよねぇ♪ と他人事のようなトーンで話すメガネにはイラッ💢ときたが。
後日、差額分バックしますので、くらいの軽い感じだ。用意しておきますので、いつでも取りに来てください、とか抜かしよる。
いや、こっちが行くんかいっ!

が、エックス線撮影の件に話が及ぶと、向こうの態度が急変した。
最初は、また何言ってんだコイツ、みたいなチャラついたトーンだったが、医師に確認をとりますので――
と言って電話口に戻ってきた時には、話し方まで恭しくなっていた。
「申し訳ありませんでした。直ちに差し替えの領収書と診療明細を発行しお持ちしますっ!」

まあ、そうなるよなあ。
実は、事前にこの件、転院した市立病院で父の主治医となったドクターに見せ、エックス線(写真)きてます?と尋ねたところ、案の定初日の2枚しかきてないらしいのだ。
まあ、明細見る限り8枚撮ったことになってるのだから、ホントに撮ってるならそれも転送してくれ、とか言われたのかもしれない。

メガネの紳士はもう一人女性職員を伴い一時間もしないうちに我が家へやって来た。……速い。よっぽどアセってたんやろなぁ……(・_・)

こんな機会だから、訊きたいことは山ほどある。

こんな汚いやり方ずっとしてたんか?
事務処理がずさんなのにも程があるやろ。
てか、差額ベッド、どないなってん?
――等々。

こちらが一方的に詰問し、向こうはひたすら平謝りの体、という調子で、小一時間に及ぶ「確認」作業を終え、とりあえず不当に多く払った分のお金は返してもらうことで一応のケリはついた。

本来なら、ここで向こうが用意してくれた差し替えの領収書と、不当にせしめた分の差額のお金を渡してもろて退散――
てトコだったのだろうが、ここにきて新たな疑惑がさらに二、三、浮上し、差し替えの差し替えがまた必要となってしまったので、翌日、再訪する形でよろしいか、なんてことに。
さすがに連日の出張還付は気の毒なので、明日はこちらから病院に伺いますよ、そう申し出たが、
いやいやとんでもない!明日もこちらから伺いますので!
とメガネ、何やら人格が変わってしまったかのようにゼントルマンに変貌している。
……そう、悪いね(・_・)💧

こうして、逃げるように帰っていったメガネと女子職員の車を一応の礼儀として玄関先で見送った後、なんとなく手にしたままだった向こうの手土産――
こちら、つまらないものですが、と真っ先に手渡された、重さから察するにバスタオルか手ぬぐいか、いずれにしてもそんな類の粗品的グッズに目を落とし、不意に側面に印刷されているロゴが目に入った。

○○製薬

……あまりにも慌ててたために間違えたのか、意図的に使いまわしたのかは定かではないが、このやり方はさすがに「つまらないもの」すぎるやろ、いろんな意味で(・_・)

もう呆れてツッコむ気力も失せながら、家の中に戻ることにした。

けっこうノドがカッサカサになるまで怒鳴ったので、ちょいと疲労困憊気味だったが、とりあえずやれやれ、といった感じで椅子に座り落ち着いた。
正直、怒りのボルテージはとても下がりきってはいないが、返金という最低限の目的は達成したので、もうええわ。金輪際このクサレ病院とは関わらないのだから、あとのことは知らん。そんな気分だ。

すると不意に、我が家のリビングで繰り広げられた小一時間の詰問タイムのその間、じーっと黙って聞いてた妹が、堪えきれずに、といった体でいきなりクスクスと笑い始めた。

「どした?」

妹は、なおもクスクス笑いしながら一言

「いや、だって、兄ちゃん、エキサイトしすぎて、同んなじトコ、二回ツッコんでるんだもん。それも1か所だけでなく何か所もw」

(・_・)

「……そ、それはオマエ……大事なトコは二回言うんや。じ、常識やないか、そんなん」(汗)

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

今日の〆の一曲は、BoAで『DOUBLE』(KOREAN VER.)

この直後にフタカラ行ったとしたら、彼女いもうとは皮肉交じりにニヤリと笑いながら必ずこんな曲を歌うだろう( ̄∀ ̄)……そーいう女だ💦

ちなみに彼女、私より先にK-POPにハマり、一人でぶらり韓国への旅ができる程度には韓国語もマスターした強者なので、動画も韓国語バージョンにしてみた(≧▽≦)♪

おっと、今宵ももうこんな時間だ。めっちゃギリやん(*´Д`)

そんなこんなで、
明日も、なるべく多くの人が、
騙すよりは騙される方がいい、とはいうが
やっぱり騙されないに越したことはない――そゆこと👆



■ おまけ

今回の画像しりとり列車 (168両目) の前の車両です。タイトル「初心者」と下のネタ画像で、なにこれ?て引っかかりを覚えた方がおられましたら、時間が許すような時にでも、覗いてみてやってください。


この記事が参加している募集

#X日間やってみた

5,597件

こんなダラダラと長ったらしい記事に最後まで目を通していただき、その忍耐強さと博愛の御心にひたすら感謝☆です ありがとうございます ご覧いただけただけで幸甚この上なっしんぐなので サポートは、私なんかではなくぜひぜひ他の優れたnoteクリエイターさんへプリーズ\(^o^)/♪