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そして、誰もいなくなった(キャンプブーム終焉とさらなる格差社会)

5/18.19の土日と、息子2人を連れてキャンプに行ってきました。

5月は、キャンパーにとってはすごく良い季節です。
気候もいいし(流石に朝晩は寒いけど)、虫も少ないし、新緑が楽しめる。

さぞかし、人がたくさんいるんだろうな、と思いきや。

「今日はウッドデッキサイトは、うたのんさんとこだけです」

えっ!?

確かに去年までは、1ヶ月前にはネットに貼り付いて予約をして。

ひどい時は、人と人との隙間をぬってテントを張る。

あの喧騒はどこへ行ったのか。

管理人さんに聞いてみても、

土日は今のところ6月までせいぜい2.3組の予約で、あとは団体さんがポツポツと入ってる、という感じらしい。

つまり、キャンプ場には閑古鳥が鳴いている。

キャンプブームの終焉

少し前に、キャンプブームの終焉でスノーピークの決算がかなり落ち込んだ、なんてニュースもあったが、まさかここまでとは。

スノーピーク純利益99.9%減 23年12月期、キャンプ苦戦「日本経済新聞

コロナ禍でみな
アホみたいに、キャンプギアを買い
ネットで競うように、情報を漁り

戦禍から逃れてきた難民たちのように、びっしりと隙間なくテントを張ってすごし、つかの間の開放感を謳歌していた

我々を駆り立てたものは、一体なんだったのだろうか?

ぶっちゃけキャンプってめんどくさいよね

まあ、ぶっちゃけめんどくさいんですよね、キャンプって。

道具の準備から始まって、買い出し。
荷物の詰め込み、車も必須。

確かにバーベキューとか、焚き火とか、楽しいですけど。
煙のにおいはつくし
お風呂がないキャンプ場だってある。

しかも、よく眠れん(涙
マットを工夫したり、寝袋をもっと良いものにしたりしましたが、朝は明るいし、外は川のせせらぎや鳥の声や人の声もするし

帰ってきたら、疲労感をかかえながらキャンプ道具をしまって(モノによっては洗って)。

週末がそれだけで終わってしまう。

ブームに乗っかってやってみたけど、思ったより大変だった。

っていうのが多くの人の感想なのでは。
僕も実は、そのひとりです。

子どもの世界の格差社会

それでも、親が少々めんどくさいと思おうが、お金がかかるなあと思おうが、キャンプや旅行に連れて行ってもらえる子どもたちは、まだマシな方です。

小学校の教諭をしている知人から聞いた話だと、学校現場ではもうずいぶん前から

「この間のゴールデンウィーク(あるいは長期休暇)にどんな過ごし方をしましたか?」

という質問を子どもにするのはタブー、という風潮があるらしい。

ましてや、作文の課題にするなんて、もってのほか。

なぜなら、家庭の貧困などでどこにも連れて行ってもらえない子どもが一定数存在するから。

すでに10年以上前から言われている言葉ではあるが、「格差社会」。

日本はもっと貧しくなる?

僕は20代の頃になんちゃってバックパッカーをしてタイに行ったことがある。

ドミトリーで働いている現地の少女と少しだけ話したことがあるが、
生まれてからずっと同じ街に住んでいて、ほとんど外に出たこともないらしい。旅行なんて一生ムリ、ましてや海外なんて。

日本はどんどん安くなっていく。
すでに先進国を名乗れるのかすらあやしい。

もしかしたら、僕たちの子どもや孫世代も、
「生まれてから一度もこの街を出たことがない、ましてや旅行なんてぜいたくはできない」

なんて時代がやってくるのだろうか?

じゃあ、そのならないためにこの情報商材を買ってね。
なんてこと、ありませんけど(苦笑)

例えば、外貨を獲得するにはどうすればいいか?
稼ぐチカラとはなんなのか?
そのために、どんな行動を取ればいいのか?

我々は、もっと真剣に考える必要がある。

リーマンの中でも、持つものと持たざるもの。すでにかなりの格差が生まれている。

1億全て中流階級の時代は、とっくに終わっているのである。

僕たちの世代が今何もしなければ、子どもたちが直面する未来は、想像以上に厳しいものになるかもしれません。


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