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帰国しました!

9ヶ月間のパリ留学を終え、6月中旬に帰国し空港でのPCR検査は陰性、東京の家族のところで過ごしていて今日は14日間の自宅待機の最終日です。このまま体調に変化が無ければ、明日7月1日からはようやく、自由の身となります。
パリでの一人きりのロックダウンを経験してからの、この自宅待機のなんと平和なことか…。本当にあの時よく頑張ったと自分を褒めてあげたいです。今は家族を身近に感じることができ、美味しい和食に加え、テレビをつければとても面白い。とても穏やかな日々を過ごすことが出来ています。

穏やかで平和である反面、自分の感情の幅がパリにいた時とは全然違うということを感じています。
これはパリにいた時から思っていたことなのですが、あちらではロックダウンをはじめ本当に沢山のドラマ(トラブル?笑)があって、それによって悲喜こもごも、あらゆる感情を自分の中に見つけることが出来ました。それもとても激しい感情です。ものすごく嬉しかったり興奮したり、泣いたり怒ったり。
日本で穏やかに暮らしているだけでは、私はそれに気づかなかったと思います。そしてその感情というものが音楽にとっていかに大切かということも、学びました。

人生をかけて挑んだ9ヶ月間の留学は、予定とは全く異なるものになりましたが、この時期での留学ついて全く後悔はありませんし、予測不可能な人生を楽しんでいます!

今後はオーケストラ奏者としてだけでなく、一人の演奏家としても活動の範囲を広げていけるように前進したいと思っています。また教えることもとても好きなので、レッスンを再開して新たな生徒さんと出会うことがとても楽しみです。

7月からは所属する仙台フィルも活動を再開する予定ですし、明るいニュースが増えてきて嬉しいです。引き続き状況に気をつけながら、でも未来への希望を忘れずに過ごしていきたいと思います。

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