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飲むおにぎりからは実験室の科学物質な香りがする

ネットで話題になってた時は素通りしてきましたが、近所のド〇キで買ってきました。
そしてよくよく見たら、ネットで見たのとちょっと違う。
『減塩』と書いてありましたが、前作の評判もネットで把握済み、税抜き38円で売ってた事を想定すると、これはかなり面白い味なのではないかと思い、コロナのご時世エンタメを味わえる回数が少なくなっているので、ここは1つ、自分自身を使ってエンタメをチャレンジしましょうと購入してみました。
始めの一口は、ちゃんと揉まなかったためか、濃い塩分がいきなり喉に直撃。
次の一口に入る前に、良くもんで再挑戦。
なんだか、科学的何かの香りと、駄菓子の甘い梅の味が口の中で広がった後に、β化デンプンと化した米粒が細かくカットされた昆布と共に襲ってくるんですけど。
科学的香りの正体はさっぱりわからなかったので、材料を確認してみると、ベースにあるのは、マルトデキストリン。
デンプンとブドウ糖の中間体の炭水化物だそうです。
へー……匂いはほとんどしないんだ……。
科学的香りの正体はこれじゃないかと思ってたので、意外でした。
あと疑いがあるのはβ化デンプンと化した米粒(もち米)ですね。
香料は疑いたくない。香料だけは。
他の人の感想を巡ってみると、減塩ではない方の記事がたくさんあったのですが、減塩のWordを足したとたんに、公式の文章以外が見当たらなくなる状態になるんですよね。
公式の発表https://www.atpress.ne.jp/news/179007によると、この飲むおにぎり、従来品に比べて塩分が梅カツオは75%、梅昆布は78%カットされてるのがわかりました。
そして、この記事を書きながら、まだ食しているのですが、一口による愉快な味と香りによる満腹中枢の刺激により、エネルギー摂取が全然足りてないのに満腹感バロメーターだけが満タンになって警報を鳴らしているような心境になっています。
口の中をβ化デンプン米がいまだに舞っていますし。
β化デンプンって、温めるとα化デンプンになるんですよね?

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冷めてた時は耐えることができた甘みの香りが活性化したことにより、鼻をえぐる、息を止めないと精神的にくる香りが攻撃してきますが、もち米に関しては、人間が食べてお腹を壊す事が無いα化のごはんに変化してました。

結論1:これはダイエットに最適な食品だ。

通常版の方の感想でいろんな人が、これは介護食以外に使い道無いんじゃないかな話を見かけたのですが、今回自分が食べた減塩版に関しては、

結論2:これは嚥下の落ちた老人に食べさせてはいけないし、直接食べなくても、胃ろうの人にも絶対提供してはいけない味と香り。

と、断言できます。
嚥下に関しては心配のし過ぎ程度だと思うのでここでは語りませんが、胃ろう(鼻ろう)の場合も、胃に入った食べ物の香りが上に上がっていくことで、鼻で香りを感じることができるんですよ。
私が当事者だったらグレそうな香りがします。
温めてしまったので、盗んだバイクで走りだしたくなる香りになってます。
ここまでくると愉快です。
税抜き38円でここまで長時間楽しめる経験が出来るとは思っていませんでした。
刺激が無くて最近疲れてる方は、ぜひ一度、この商品を探して体験してみてください。

私はもう買わないし食べないと思います!

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