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20201011:舞台「BIRTH」の率直な感想

 やった! やった! 推しの舞台がある日常が帰って来たよ! 帰って来たよ!!!!!!
 まぢ、本当に長かった……。ただでさえ、一年の出演本数がそんなに多くない推しを抱えているのに、それで舞台中止されたら、全然、舞台ねえじゃん。まぢかよ!? 今年は、これで終わり、あん?
(個人的には、幕末行って、FGO行って、サイコパス行きたいので、忙しいんですけれどもももももも)


1.とりあえずの感想。

 ざっくりあらすじは公式サイト見てほしいんですけど

 オレオレ詐欺の話で、まあまあテーマとしては重め。
 10年も演じられている本なので、絶対に面白いに違いない、とは思った。

 案の定、ストレートの舞台としては、ストレートらしくストレートとしていい舞台だった!
 いや、推しが配信で、「玉さんはすごい」って言い続けてたんだけど、なるほどすごかった。すごすぎてすごごだった。(語彙)

 多分、そのオレオレ詐欺の主犯? に当たる人物が玉様演じるユウジだったんですけど、ユウジがまじでただのサイコパスで本当に話通じなくて、「どうしよう? 同じ日本語を喋っているはずなのにどうしよう、通じない……」っていうまぢのまぢのサイコパスでやばかった!

 いやまじで、私の推しのことは綺麗に忘れていいから、玉様のガチのサイコパスを見に来てくれ!
 いや本当にあんなチンピラいる! 話通じない人いる! って絶望感に襲われるから! すごい! やばい。好き!←
 そして、それと対称的に、争うのが嫌いな前ちゃん演じるダイゴ。
 多分、彼は争うのが嫌いすぎて、喧嘩はすぐに仲裁しちゃうし、強く出られると拳を引っ込めちゃうタイプなんだな……っていうバランス型。
 彼にとっては「融和」が第一優先なので、その行為が善か悪かなんて、どうでもいいんだよね、というタイプ。
 この前ちゃんのダイゴが、サイコパスなユウジとぶつかり合ったときが、本当にすごい。
 実力ないと、このやり取りできないよねって、言いたくなる本気のやりとりで、これこそが、ストレートの真髄だなと思います。

 どうしても2.5次元だと、キャラの持つ力っていうのが必要不可欠な要素になってしまうのだけれど、これがストレートになると、見る側にキャラクターに対する先入観がなくなるので、一つ、フィルターが減った状態で、役者さんの力が伝わってくるの本当にいい! 最高!

 いや、やっぱストレート好き❤️ってなりました。 


 後は日替わり状態のオザワが章平さんだったのも、厚みのある影のある芝居を見せていただいて、本当に良かった!
 あの飄々としつつ、影のある感じは、経験のある役者さんにしかできない芝居で、本当に良かったです!

 私、これから、北園さんと陳内さんの芝居を1回ずつ見る予定なので、それも、オザワが違うことによってどう違ってくるのかを見せていただけると思うと、本当に涙しかない。ありがとうofありがとう!


 で? 推しの話します⁇
 私の推しは、マモル役の佐藤祐吾くんなんですけど……
 えーっと、正直、微妙だった。
 というか、他の面子の実力がありすぎて、「浮いてない!?」っていうのが、正直な感想だった。
 まあ、そもそもにして、サイコパスが行きすぎちゃって、人の感情を理解しないサイコパスと
 そのサイコパスの昔馴染みで、人との和を最優先していたはずの男の良心芽生えちゃった系の主演
 というキャラが立ちすぎる2人に対して、キャラが弱すぎたというのもあるんだと思うんですけど。
 なんだろうな……おぼこすぎて無理だった←
 いや、ここから先はちょっとしたネタバレなので、スルーしてもらいたいんですけど。
 マモルは実は、ダイゴのことが好き❤️ という設定なんですけど……
 その好きの表現がすっごく中途半端で。
 ダイゴに向かって「口でしてあげようか」ってセリフがあるんですけど、あまりにもさらっと言われすぎて、何を言われたのかわからないくらい 色気がない (バッサリ)
 しかもその後、いろいろやりとりした後、「うおおおおおおおやらせろ」って襲いかかるシーンがあるんですけど、単純にパワープレイすぎて、怖いわ!笑 ゴリ味が凄すぎて、色っぽいシーンに全然見えなかった。
 さらっと逃げたダイゴ、やっぱり男子だな……ってなった。あれ、女子にやってたら、ただ単純に怖いやつやからやめてやれ! ってなった。いいかも、なんて思わせる隙が全くなかった。
 もうちょっと思い詰めた挙句の行動なら、もうちょっと必死感出して欲しいし、そうでなくて冗談要素を残しつつの行動にしてはちょっと軽さが足りない! それはお前の恋愛経験の少なさが為せる素だろう! って言いたい←

 とても挑戦的な役だから、すごい魅力的だと思うんだけど、やるならもうちょっと色気が欲しかったなあああああああ

 お前が今できる範囲にその役を持ってくるんじゃねえよ! 枠を飛び出せ!!!!!! って思いました。

 そのミスマッチさが、多分、君にその役が来た理由だと思うんだけど、残念ながらその枠内で収まってしまった。

 そういう意味では、後藤大くんの方が、そもそもにしてマモルに求められる要素を全部持っている役者だと思うので、後藤大でみたかったなあ……と思ってしまう、推しに対する背信行為←

 でも、残念ながら盲目的には推せないんだよ! 祐吾さんだから全てOK! みたいな推し方はできないんだよ!
 悪いところも、いいところも、ちゃんと言いたい! 悪いところは超えていってもっと素敵な俳優さんになって欲しい!
 玉様見て「すごい」って言うんじゃなくて、「俺が食ってやる」くらい思って欲しい。そういう役者になって欲しい! って思うし、慣れるって思ってる! なので! なので!!!! 頑張ってください!

2.最後に

 推しの出来はさておき、舞台としては満点回答なので、時間とお金に余裕のあるオタクは見てください。
 よろしくお願いします。

配信もあるから、チケット買ってくれ。


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