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特撮オタクが『劇場版刀剣乱舞-黎明-』を観た。

公開されてから結構経ちましたが、今更ながらに好き勝手にポロポロと感想でも。
あ、流石に今回ちょこちょこネタバレしますのでご注意くださいね。

あ…当方、特撮オタク兼カルデアのマスター兼審神者です。
そんな私がこの映画を観賞後の一言。

「Fate/刀剣乱舞  平成ジェネレーションズFOREVERじゃん…」

いや途中からジワジワ思ってましたけど…ちょっとメタ的な要素もあった気がするので。

言ってみたらFGOでいうレイシフトみたいなものじゃないですか。
敵と共に消えた仲間、山姥切国広を追って向かった先は2012年の東京。
そこで三日月宗近が、仮の主になる女の子と出会って戦うっていう。

三日月宗近と東京国立博物館行ったり、街を普通に歩いたりカフェに行ってるの面白かったですね。
今回の舞台が2012年の東京だったのも深掘りしていくと興味深かったです。
刀剣乱舞リリース前で、三日月宗近が実際に展示されてた頃でしたしね。

あと、ひょんなことから三日月宗近の仮の主になる女子高生の琴音は軽音楽部なんですけど、その頃って確か「けいおん!」やっててガールズバンドブームなかった…?まさかそこまで考えてらっしゃる…??

敵である時間遡行軍が今まで現代を狙わなかった理由も納得でした。
現代に近づけば近づくほど技術が進歩していって、映像や画像で記録として歴史に残りやすくなる…確かになぁ。

キャスティング的にも個人的にとてもアガりましたね。
中山咲月さんめちゃくちゃ格好よかった。
仮面ライダーゼロワンの時の亡よりも雄みが増してて素敵でした。
膝丸役の山本涼介さんは、仮面ライダースペクターのマコト兄ちゃんでお馴染み。相変わらずアクションもキレッキレでしたし、改めて足の長さを思い知りました。
あと、ギャル審神者!最初ジュウオウシャークことセラを演じてた柳美稀さんと気付かなかったです…変わるもんだなぁ…。
このギャル審神者は映画観る前から気になってましたけど、映画観てから「いやこっちサイドの話も見たいんだが??」って思っちゃいました。良いキャラ。
それ言い出したらそれぞれの刀剣男士&仮の主の話エピソード見たいですよね。どの組も良いバランスでした。

映画の刀剣乱舞は舞台やミュージカルでのキャスティングが多い中、映画キャストとして入るのってめちゃくちゃプレッシャーあると思うんですよね。
勿論、今までの舞台・ミュージカルで演じておられる俳優の皆さんの安定・安心感も凄いんだけど、そこに加わる俳優陣の皆さんも負けず劣らず素晴らしかったです。

冒頭に平成ジェネレーションズFOREVERと書きましたが、最後のシーンとかマジでその展開を思い出して激熱でした。
様々な刀剣男士が続々と登場するサプライズシーンはファン大歓喜の展開じゃないでしょうか。
私は子供たちが「フォーゼ~!!」「ファイズ!!」って叫んで歴代の平成ライダーが戦いの終盤に出てきたあのシーンを思い出しました。

刀剣男士が戦ってたあの中にオジンオズボーン篠宮さん居ないかな、居たらクウガ召喚してそうだな…)

なんて脳裏に浮かびつつ、アツいシーンくると泣いちゃう私は例に漏れず今回も泣きました。

あの群衆の中に未来の審神者になるであろう人間が居るんだとしたら、刀剣男士たちが渋谷で戦ったことも何かに繋がるかもしれない。
記憶は消えるけれど、映画館で見た私達はこの先も覚えている。
覚えている限り、歴史と共に物は語られ生き続ける。
この映画を初めて観たことで、もしかしたら審神者になる人もいるかもしれないですしね。

前作『継承』と今作『黎明』、どちらも楽しんで見ていましたが…。
今作のアクションまぁまぁ激しくてビックリしました。
そしてカメラワークなど、映像ならではのアクションの魅せ方が凄かったですね。
渋谷の街がまさかのセットとは思わなかった。これは一番ビックリしました。

最近やたら聞くじゃないですか、VFX。
やたら名前は聞くんだけど、まだちゃんと理解できてないんですよね…勉強します。

あと、私は今作の『黎明』を鑑賞後に『継承』も改めて見直しました。
ニチアサで例えると『継承』はスーパー戦隊、『黎明』は仮面ライダーって感じでした。
脚本や監督も違いますし、それぞれ別の本丸のお話。
なので、改めて前作を見てみると同じ刀剣男士でも違いを比べることが出来て楽しいかもしれませんね。

活劇エンターテイメントとして、とても面白い映画でした。
やってないゲーム溜まりすぎててスルーしてた刀剣乱舞無双、そろそろ買おうかなぁ…。

今日はこのあたりでお開きです。



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