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藤の花が咲く頃に

先日鬼滅の刃の漫画をレンタルしました。
ついさっき読み終えました。

すげ〜〜な………という感想しか出てこなかったので、もうちょい言語化したいなって書き始めました。

高校3年生?の時にクラスメイトが鬼滅のことを話している記憶が朧げにあるから、きっとそこが鬼滅と私の一方的な最古の思い出。
アニメが放送されて社会現象にもなって、全然詳しくない私でも緑の黒の市松模様をみたら「鬼滅じゃん!」って思うくらいには大きなコンテンツになっていったのだと思うけど、だからこそ触れたいと思う気持ちにはならなくて。
流行りに乗ってるって思われるの嫌だな〜って。
これくらいの時期に知っていた知識としては、
・花江さんがいらっしゃる
・炭治郎と禰󠄀豆子は恋仲ではなく兄妹である
・善逸はいい子らしい
・伊之助のお顔はすこぶるいいらしい
・煉獄さんはよく食べる人
・なかなかにグロい
程度のものでした〜〜

それから正式に触れ始めたのは、アニメにて遊郭編が始まった頃でした。そのちょっと前に、無限列車編がテレビ放送されてた時に何気なくぼーーーっと眺めていたら、煉獄さんの姿に胸を締め付けられて「これは見てみたいな」って秒で考えが変わる単純な人間。

「宇髄さんの顔がいい!」っていうお花畑思考だったし、さほどキャラクターのお名前や関係を把握しているわけでもなかったけど、画が綺麗だし戦闘シーンはドキドキハラハラで、人気な理由がわかるなって遠くから見ていたつもりだったのだけど。
なのに、妓夫太郎との戦闘での「譜面が完成した」のところでしっかりやられてしまった〜
めっちゃかっこいいじゃん……って掴まれていた心がむしろ握り潰されました。

割愛しますがそこから色々嗜むようになって、さらに鬼滅に惹かれていく日々を過ごす中で、刀鍛冶編が放送されて、も〜〜〜ダメでした。ちゃんと見始めてしまって、無一郎くんかわいいし蜜璃ちゃんかわいいし玄弥くんと実弥お兄ちゃんのことを思うと胸が苦しいし。
禰󠄀豆子………😭😭と思いながら、鬼殺隊士である炭治郎の誇り高き姿に、漫画読もうってレンタルをして冒頭の話題に戻ります。

鬼殺隊へ入る前や、入ったあと無限列車を降りるまでの話を把握していない(知らないわけではない)私からしたら、生い立ちは面白くて、だけど同時に読み始めてしまったことで終わりをひと足先に迎えてしまうことが悲しくて。
ページを捲る指先のスピードがどんどん早くなっていくのが自分でもわかるし、だけど頭の整理は追いつかなくて、でも読みたいし……であっという間に遊郭編まで終えてしまって。

その先は私の知らない世界が広がっていて、終始たのしかったなぁ。

無惨を滅するという強い気持ちがひとつになって、私も「頑張れ」って心の中で念じてしまうほどバトルシーンは熱が入ったし、そもそも目標に向かって研磨する姿って素敵だなぁって。後者はカッコつけた感想ではあるけど、普通に羨ましいとは思う。
信用できる仲間がいて、自分の身を挺してでも達したいと思う目標に向かって剣を振るうから応援してしまうし、守りたいものがある炭治郎は本当にかっこいいよ………。
本当に鬼にならなくてよかったよ。

このシーンのここが好き、この場面のここが苦しかったきつかった、言い出したらきっと数えきれないくらい素敵な場面があるし、今回は流れるように読んでしまったけど大切にしたい言葉たちがいくつも存在するんだろうな。また出会いたい。
ひとりひとりの気持ちはとても重たくて、だからこそ尊重したいと思うし丁寧に大切に守っていきたいな。漫画では読み取れなかった部分もきっとあるだろうから、いずれ放送されるアニメでその核心に触れたいと思うし受け取りたいと思う。

生き残ることが全てとはいえないし、大切にしたいキャラクター達が血を流し命を落とす瞬間はとても胸が痛くて、今も苦しいし悲しいけれど、鬼がいない世界になったことがとても嬉しいなぁ。
みんながいたからこそなんだよねぇ。
きっとみんな幸せな人生を過ごしていったのだと思うけど、それでもみんなの幸せを願わずにはいられない。
本当に本当に、どうか幸せになってほしい。
みんな、全員が幸せになってくれたらいいな。

きめハラという言葉が存在してしまうのも納得してしまうほど、できることなら色んな人に一度は触れてもらいたい作品でした。本当に楽しかった。


パッションで書いたものなのでもし読んでる方がいたらパッションで受け取ってください😌