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3939日の軌跡

2022年7月17日、推しメンが卒業しました。

そのお知らせを知ったのが、同年6月13日。
たった一ヶ月で心の整理をしろと……!?とそれなりに衝撃を受け、ラジオで彼女の言葉を聞いて涙を流して、お手紙を書きながら思い出を振り返って。

それはもう楽しかったよ。
振り返ると、苦しかったこととか悩んだことも、全部全部楽しかった。大好きだったなぁ。

大切な節目だから、少し振り返りを。

きっかけ

目を奪われたのは『風船は生きている』のMV。
メガネをかけている怜奈ちゃんがあまりにも可愛かった!!

それまでの彼女の印象は、
①似顔絵を描くことが上手なこと
②大学進学をきめたこと
③ボーダー組であること
④あざとい
という超基本情報のみ。
多分ブログは読んでいたけど、本当に読んでいただけ。

メガネならシンメにいる絢音ちゃんもかけている。
だけど、私の心を掴んだのは怜奈ちゃんただ一人だった。これは運命だったのかもね。

そこから奇跡的に、東京体育館で開催されたアンダーライブの千秋楽に参加することができた。
それが山崎怜奈ちゃん推しの一歩目だったと思う。

滑走路

とはいえ、その時は私には大好きな推しメンがいたから、ちゃんと「推し」って言うことはほぼなくて。
二期生の中で一番好き、って言ってたのかなぁ。

それから神宮でのライブも経て、8月6日、私の推しが卒業発表をした。彼女もラジオでの発表だった。
めちゃくちゃ泣いた。すーーごい泣いた。

人間、辛いだけでは生きていない。
だから私は怜奈ちゃんを頼るようになっていった。
ブログを読みコメントをして、写真を保存して、モバメも取るようになった。
そこから段々と彼女の真っ直ぐさに惹かれて「もういっそ怜奈ちゃんだけを推していければいいのに」なんて思ってしまうくらい怜奈ちゃんに救われていた。

ドームの事後通販で購入した推しタオルは本当に大切で、ライブのお供は98%がこのタオルだった。

平行線の日々

成人式を迎えた怜奈ちゃんは髪をバッサリ切った。
私はまだその時怜奈ちゃんの本質を知りきれていなかったから、ほんの少しの寂しさを抱えて写真を眺めた。
(女の子全般の好みでいうと圧倒的ロングヘア派。でも推しメンは何しても可愛いので……)

ただ怜奈ちゃんのことをよく知る人たちからすれば
「そっちの方が"らしい"」
ということだった。

私は手を貸せなかったが、アンダーアルバムの個別握手会も全完売した。
個人でのお仕事も少しずつ増えていった。

だけど選抜メンバーとして名前は呼ばれない。
とても悲しかったし、何もできない自分も嫌だった。
ごめんねとか、そういうのじゃないけど、ただのファンである私は結局見てることしかできなかった。

美談にしたくないがこの時期を経験できたからこそ、今の怜奈ちゃんを楽しく応援できているような気もする。

夜明け

2018〜2019の記憶、あんまりない。
私個人が乃木坂から離れようかな、心が苦しいなって実際距離を置いてたからね。
でも無理だった。結局戻ってきてしまう。
私には乃木坂46しかないんだなって諦めた。

個人でのお仕事、増えたねぇ。
怜奈ちゃんだけの武器を身につけていく姿をみるのは本当に楽しかったし嬉しかった。

「選抜だけが全てじゃないんだよ」
って示してくれる子はたくさんいたけど、怜奈ちゃんはその考えを更に大きく大きくしてくれた気がする。

いつからか、諦めではなく吹っ切れたように思えた。
アイドルの怜奈ちゃんが好きだから最初は寂しくて。
でも怜奈ちゃんの姿を見ていたら、そんなのどうでもよくなった。
新しい道を切り開いてどんどん先に進む背中を追いかけるのが楽しくなったのは、案外最近のこと。

希望

2020年10月にはじまった
『山崎怜奈の誰かに話したかったこと。』

ラジオに詳しくない私は「やったー!」っていう感想だったけど、本当にすごいことだった。

怜奈ちゃんの声が耳に馴染む、実家のような安心感。
私にとって新しい居場所ができて、頼ることができる人がまた増えた喜び。

メールを送るようになったのもダレハナだったからだし、やさしくてあたたかいtfm及びダレハナチームが大好きです。どうぞ末永くよろしくお願いします。

君だけの光、

真っ直ぐで嘘がない人。
前例のない道を進み続ける人。

そんな怜奈ちゃんのためだけに生まれたかのような
錆びたコンパス

この曲が発表された時はびっくりした。怜奈ちゃんの活動が全て肯定されたって嬉しかったし、私はもちろんだけど怜奈ちゃんがこの曲に出会えて良かったと思った。

と、同時に卒業を恐れた。
それまでも何度か怖いと感じたことがあったけど、この時に比べたら全然そんなことはなくて。
何年もアンダーを支え続けたご褒美的なセンターだろうって推測した人がいるのも知っていたし、二期生が次々に卒業していくのをみて私自身怖くなっていた。

だがそんな心配は杞憂だった。
明らかに忙しいはずなのに、曲数を絞りこそすれど、ライブには出演しで勇気を与えてくれた。その限られたパフォーマンスは力強く、時には儚く、大好きな怜奈ちゃんの歌声とダンスだった。

劣等生なんかじゃない。
私にとって怜奈ちゃんは乃木坂46のメンバーとしても優等生だったよ。

失いたくないから

彼女が卒業して一週間、変わったことってなんだろう。

メッセージアプリの自動更新が終了した
乃木坂46の公式ツイッターで彼女の告知がなくなった
私が通知ONにしているツイッターアカウントが増えた

もしかしたら案外少ないかもしれない。
とはいえこれからどんどん実感していくのだろう。
たとえばライブで彼女の姿を見つけられなかったり、
グッズ一覧に名前がなかったり、歌声を探したりして。

今はまだ曖昧で狭間にいるような感覚だ。
だってついこの前まで彼女は乃木坂46だったから。

日々を重ねて、ふと何かに気づいた時、
ようやく怜奈ちゃんの卒業を実感して、悲しむことになるんだろう。

いつかアイドル時代を応援していたことをふいに思い出す日がくるのだと思います。今が思い出になってしまうのは寂しいことだけど、新しい思い出は増えていくばかりでしょうし、それは楽しみだし嬉しいことですね。

手紙にかいたものなんだけど、本当にこの通りで。

人生でみたら、9年半ってあまりにも短いもの。
でも言い換えると、その貴重な時間に出会えたってすごくないですか?


年齢を重ねることが楽しみだと言う彼女のたった数年間のアイドル時代。
悩んだり、悲しんだり。みんなで喜びを共有もしたり。
振り返ると、良い思い出ばかりで。大切な宝物です。


私の人生に関わってくれてありがとうございました🧭
大好きだよ。これからも末永くよろしくね☺︎


やっぱり彼女に出会えて幸せだったな。

最後に、
お互い幸せになろうね🤞💫