何故に地唄三味線か

ネットで中古三味線を探してると、メジャー度で言えば津軽三味線や細棹でやる小唄端唄長唄なのかしら?民謡もか?と思う。流れで見つけた中には落語の出囃子教室なんてのもあった。地唄三味線て、一番お堅そうかも?よりによって自分がそれに引っかかったわけは何だろう。

歌舞伎はちょくちょく観るから、そこに使われている琴や三味線、笛や鼓や太鼓なんかにはずっと興味はあった。琴はしゃんと座って優雅に鳴らしてる印象で、雅なものだから縁がないと感じて遠目に眺めてる。三味線は芝居の背景でも鳴るし、出てる人が鳴らすこともあるし、一番馴染みはあるのかな。でもあれは常磐津とかだし、地唄三味線はまた別だろう。

三味線てことで言えば、津軽三味線を聴くのは好き。あの激しさは気持ちいい。でも、自分でやろうと思ったことはない。あれは聴くのが好きなんだな。民謡も声と音のマッチングが良くて気持ちいいけど、やはり聴くだけでいいか。
細棹の曲や唄は面白そうで、教室も多そうで、将来的にはやってみたいか。ちょっとズレるかもだけど三線もなかなか楽しそう。なのにやり始めたのは地唄三味線。うーん。ほんとに偶然の出会いだな。

たまたま近所で、体験に行ってみたら音が心地よくて。うん。音が鳴る、その音を自分で鳴らしてみたいと思う音だった。うん。始まりなんてそんなもんか。

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